Total Pageviews

8/31/2012

six って シックス?

そういえば、2つ前のポストのシャドウイングの発表者は、

シックス (six)  シックス を連呼していた。

英語教育学会の発表者の中に

six は シックス だと思い込んだまま何十年も来ているのがいる

という現実をなんと形容したらいいかわからん。


シッティング...てさあ。。。

パラリンピック (発音きちんとしましょうね)

のからみで、障害者スポーツのひとつとして、

sitting volleyball

というのがある、という紹介はいいのだが、日本語表記が、

シッティング・バレーボール

というのは何とかならないのかねぇ。。。

今の日本なら

スィティング・...

としても大きな問題はないと思うのだが。

shitting volleyball

はひどいでしょ。


シャドウイング、やっぱりくだらない。

今日は学会で、purportedly 「シャドウイングがプロソディの改善に効果があった」とする研究発表を見たが、

だったら自分のプロソディをシャドウイングで改善してみろよ!

と言いたくなるようなプロソディのレベルだった。

8/25/2012

movementの発音が難しいの?

そういえば、学生で movement の発音に悩んでいるのがいた。

なにかというと、v の発音をした後に、m に移るのがしんどい、どうしたらいいですか、というものであった。

なるほど。そういうのが難しいのか。。。。 と思った。

v の発音をした後に m に移るのがしんどい、という人は、例外なく、 v の発音の後に、「開放」(とは閉鎖音/破裂音ではないから言えないが)している、つまり一旦、歯と唇をデフォルトの状態にしてから、改めて、よっこらしょ、とばかり、m に移っている。

正解は、 v で下唇と歯を接触させたら、その接触を解かず、そのまま下唇と上唇を動かして接触させて m に移る。

アバの名曲で、

Give me, give me, give me a man after midnight.

というのがあるが、あれが、

ギミ、ギミ、ギミ ....


になっているのと同じこと。


8/23/2012

I'm を1拍で言うには...

今日、免許更新講習で、Born This Way をやった。

で、I'm beautiful in my way. がなかなかできない人がいた。

OOOOOOO

で、

I'm は、一拍。

で、その人はどうしてできなかったかと言うと、

I'm beautiful ...の、'm で、mを開放してしまうからなのである。

開放するとどうしても、

I'mu beautiful..

になるので、一音節増えてしまう。

意識してはいなかったが、

I'm beautiful

の、m と b  は、homo-organic (調音器官が同一。この場合は、両方共、両唇を使う)

なので、mで閉鎖したら開放せず、そのままbに移ることが必要である。

もうひとつ。

Sukiyaki で、

You've gone away ...

を言うのに、You'vu のように、vの後に母音をつける、とまではいかなくとも、veで開放してしまうので、やはり余分な音が増えてしまう、人がいた。

この場合は、've で唇を歯につけたら、そのままの状態を保ったまま直接 g に移行する必要があるのである。

おなじようなことで、

something で、 meで開放する人がいる。そうすると、someを1音節でいうことができなくなる。 m で閉鎖したら、そのままthに移らないと無理である。それをして初めて、

something を Oo で言うことができる。




8/21/2012

単位がなくとも

単位は関係なしに、学生が聴講にきてくれるのは嬉しい。

8/20/2012

メダリストのパレード

あともう少しで、ロンドン五輪のメダリストのパレードが始まる。とテレビのアナウンサーが言っている。

メ「ダリスト の 「パレード


が始まる、と。


どうせなら、

「メダリスト の パ「レード

にしてくれないかな。

それだけでだいぶこちらの手間は省けるのだが。

外来語のアクセントについて、もうすこし英語学習に利するようなルールに改定してはどうだろうか、この際。


発音判定ソフトの波形、にだまされないこと

発音の良し悪しを判定するソフトウェアがいくつか市販されている。

それらの評価はさておき、思うことは、ああいうソフトを生徒の発音指導に有効に使うには、自分で生徒の発音指導ができる教師でないと無理ではないか、ということだ。

最悪、どういう発音(方法)の結果でてくる発音(音自体)がよくて、悪いのか、がわからないような教師だと、能力のない自分の代わりをソフトウェアにしてもらう、ということになってまう。

で、能力のある教師の指導力はもちろん、判定力の代わりを師範代として任せられると私が考えるソフトは、まだ私の知る範囲では、ない。

あったとしても、それは哀しい状況だ。先生が指導・判定できないから、機械にやってもらうのである。(そうでなくて、一斉に効率的にやるためだ、というなら一定の価値はあるが。)

それから、一般の教師は、音声波形が示されると、それだけで、「お! 科学的だ!」 となってしまう、という点はないだろうか。

スペクトログラムのない音声波形から得られる発音指導に役立つ情報は非常に限られているのにも拘わらず、だ。

音声波形の波の振れ幅は単なる音圧、つまり個々の音ごとの声のでかさである。あるいはマイクと口の近さ、である。

(かといってスペクトログラムを出すと一般人にはまったく何のことやらわからないから、音声波形を出している、のだろうか。)

単なる音のでかさをグラフにしたものであるにもかかわらず、モデルの音声波形と録音者の音声波形を並べて表示して、その形の異同を問題にする、といった趣のソフトが多い。

表現は悪いが、あれはコケオドシのように感じてしまう。ユーザー(英語教師!)の無知につけこんで、波形の全体の形をあわせることがあたかも意味があるかのように思わせる、のだ。

つけこまれないように、きちんと(音響)音声学の知識くらいはすべての英語教師がもっているべきだ。


8/19/2012

教科調査官、破擦音できず。

ときどき英語で話していたが、破擦音は摩擦音だった。

もちろん有声破擦音で、語中や語末の話。

誤りは減らない。ゆえに、放っておくべし!!

今回聞いた「とんでも発表」その1

研究結果:

中1から高2まで追跡してみたら、スピーキング中の、冠詞とか、数とかの誤りは減らない、ということがわかった。


英語教育への示唆:

だから、スピーキングにおけるそういう誤りには厳しくすべきではない。

だそうな。

やれやれ。。。

質問: 生徒の誤りが減らなくていいんですか?

回答: はい。

(ええええ???)

もっと追跡調査したら、大学生どころか、大学卒業して英語教員になっても、そういう誤りは減らないのかもしれない。何もしなければ。

じっさいに教員になっても、単数複数や時制や冠詞が使えない英語教員はたくさんいる。

だからこそ、もっときちんと on-line で、real-time で介入して指導しなければならない、という方向になぜ発想できないのかまったく理解できない。

まあいつまでたってもきちんと喋れなくてもいい、という立場であれば最後まで並行線だが。








三省堂クラウンイングリッシュの愚か者!?

英語教育学会のシンポジウムで、英語教員の司会者が、パネリストを紹介するなかで、

「◯◯先生は、Sanseido Crown English Sillies の著者で.....」

と。

もちろん series のつもり。

いや、実際は、sillies というきちんとした / l / の音ではなく、たんなる日本語ラ行の弾音であったが。

いつもながら情けない話。

8/15/2012

relentlesslyって言えます?

前のポストの wrestling が言えるのが少数派、は言い過ぎではないかもしれないが、あまり難しくはなかったかもしれない。

では、relentlessly は?

relentressry

にならないように。

渡鬼ならぬワタニセ

渡る世間はニセモノばかり。

(うちの業界だけかどうかは不明。ほかの業界のことは判断できない。)

ニセモノがニセモノと分かられないでやっていけるのだから、結局は、その選挙民のレベルに応じた政治家しかでない、のとパラレルか。

つうか、ニセモノは自分がニセモノとは思っていないね。

だからニセモノという用語は考えてみれば当たってないか。

じゃあ

渡る世間は低級ばかり。

語呂が悪いな。。。


8/13/2012

Wrestlingって言えます?

ところで、会話の中ではもちろん、単独の語としてでさえ、

wrestling

という語をきちんと発音できる英語教師はかなり少数派だと思われる。

もちろん、焦点は、 /sl/ だが。

8/12/2012

レスリングの、「チャレンジ」

challenge という単語は、日本ではほとんどの場合、誤って使われている。

それがロンドン五輪でレスリングの試合を見て、いったんくだされた判定に異議をとなえる、という意味で challenge が使われているのを見た。

あれが広まればいい。

「英語嫌いを作らない」が英語嫌いを作る

きょう届いた、小学校の先生の名言:

「前任校の英語嫌いの年配の先生が、『文科省もあっさり英語教えろ、ていえばいいのに。』といってましたが、ほんとにそれだけで状況はずいぶん変わる気がします。今の「子どもを英語嫌いにさせない外国語活動」のほうがよっぽど子どもを英語嫌いにさせてる気がしてなりません。」

勝つと思うな、思えば負けよ~♪

好かれようとするな。するから好かれない。

だろ。

ゴミみたいな英語を喋らせておいて、英語が好きになるわけがない。

「好きになろうがどうだろうが、きちんと喋ることができるようにする」という姿勢で教えると、結果としては好きになるのだ。

8/10/2012

Be professional! はこんな感じ。

ジャパンライムからオンデマンド配信するプログラムのタイトルが決定しました。

Be professional!!
靜流英語授業道

こんな感じです。

最初にご挨拶し、

『心技体』を紹介し、

『心技体」の書評を引用し、

15戒を解説し、

ボクシング音読テクニックを実演し、

音読ダメ出し指導を実演し

音声学を専門的かつ実践的に解説し

その他、いろいろ、80回に分けて、熱く語ります。


是非、ご覧になって、ご自分の授業に
役立てていただければ幸いです。

深い、深い、誤解でしょうかねぇ

なんとなく楽しくしていれば、いつかうまくなる、と本気で思っているのだろうか。

それとも、どういう状態がうまくて、どういう状態がうまくない状態か、が自分の目で見て、耳で聞いても、わからないのだろうか。

それともうまくなってもならなくても、どうでもいいと思っているのだろうか。

どうして世の中の教員の9割がそうなのか、ほんとうに、まったく、どうしても、理解できない。

太鼓腹 vs. 大きなベリー

L vs. R

B  vs.  V

TH  vs. S

は、言い分け聞き分けジェスチャーゲームをしました。



言う方が、自分の言う単語を表すジェスチャーをし、聞く方は、聞くだけで同じジェスチャーができれば、成功、というもの。

よくできました! ◯。

I like red very much で花いちもんめ






これは、2チームに分かれて、花いちもんめ、をやりました。

よくできました。◯!

What sport do you like to play/watch?

What sport do you like to play?

I like to play ______.

What sport do you like to watch?

I like to watch ______.




では、それぞれ、卓球ラケットでピンポン玉をリフティング(?)したり、ボールを床についたりしながら、4ビートリズムでやった。

とてもよくできました。◯。

浦島太郎の気分

終わってしまった。

たったの4日間しかいなかったのに、まるで竜宮城にいたような気分で、帰ってきたら4年間留守していたかのごとく、日常生活復帰にしばらく時間がかかりそうである。

フラフープ、ボールつき、ピンポン、でんぐり返り、ポータブル木魚、タンバリン etc etc

I've just had the best four days in the year.  Feels like Urashima Taro, who was away for three hundred years in the underwater paradise.

あさましきもの English is fun! の押し売り

英語教師の、

「何をそんなにおとなしくしてるの!?英語は楽しいでしょ! ヘイヘイ レッツエンジョイイングリッシュ!」 

を声高に言い立てたる、いとあさまし

(そういう教師に教わっていて実際にまともな英語が話せている生徒には、ただの一度もお目にかかったことがない。)

楽しさはおしつけるものでない。結果として感じさせるものだ。それはできなかったことができるようになったことからくる、内発的な楽しさであって、外から押し売りされるものではない。

English teachers who say to their students things like....

Hey! You had a good time, right?

English is fun!

Why are you so quiet?

Hey, let's enjoy it!!!

gives me a real creep.

That English-is-fun doctrine ... is SOOOOOOO vain.

I have never met a single student who can speak English properly (in the real sense of the word) who has been or is being taught by that kind of vain teacher.

It takes much much more that just giving them superficially fun time to actually get your students better at English, which will give them REEEEEEAAAL fun that comes from a sense of accomplishment.

8/09/2012

Lは身についていませんねぇ

生徒じゃないですよ。

英語の先生ですよ。

語頭がLで始まるよう単語は、「Lだぞ」というので身構えているのか意識しているのか、ミスらない人も、ネイティブとのやりとりのなかで、とっさに、

Really?

なんていう場合は、Rearry?  になっている場合が、本当に多いですね。

多い、というか、ほとんどそうだな。

それがまた、横で聞いていても、別に聞き耳を立てていなくても、聞こえてしまうんだな、これが。

むむむ。情けないなあ。


この現象をもって、

Lとはことほどさように身に付き難い音なのである → だから生徒にも寛容にしよう

とはならないのであって、

Lはことほどさように英語教師になっても身についていないほど、クセモノなのである → だからそういう大人を生み出さないよう、自分の生徒は徹底的に「しつけ」てやろう

となる。

8/08/2012

L と R の3レベル

こどもには、/ l / と / r / に関して、おおむね3レベルいる。

一番上: Rはいつもできる。しかしLはできたりできなかったり、というか、したりしなかったり。「ほら!そこ!」というメッセージを込めてモデルを示すと、訂正できる。

次: Rはできたりできなかったり。「ほら、こうするんだよ」というメッセージを込めて、唇を大げさに丸めてみせると、訂正できる。

次: ほうっておくとRができない。「ちがう、ちがう。ゆっくりこうやってね」というメッセージを込めて、なんどかやってみせると、なんとか訂正できる。

この3レベルのどの子どもも、これから引き続き、「ほら!」というメッセージを送り続けることができれば、いつか自動化するだろう。

しかし、これで終わりにして、メッセージを送らなければ、成長は most likely 止まるだろう。

意味の分かった文を正しい音声で何度も繰り返す

小学生に教えるときに目指すことは、

意味がわかった文を(英語として)正しい発音と(英語として)正しいリズムで、できる限り多くの種類、言わせること

である。

その際、必ず、文字を見せながら、文字を音声化する、という形でやるのが、記憶にも残るし、定着もいい。(当たり前である)

たしかにアテンションスパンは長くはないので、顔色を見ながら、飽きないように早め早めに言語材料の種類を変えながら、ステップを踏んだり、ボールをついたり、歌ったりしながら、グルグルをするのである。

(ちなみに3時間である。)

グルグルで ◯(これも100均で、◯と☓のかいたボール紙をゲットした)をもらうと、テーブルに置いてある色とりどりのシールの中から自分で選んでグルグルシートに貼る、というシステムである。

派手なシールや可愛いシールを用意してあげると本当に大歓声を上げて喜んでくれるので、ついつい街に出て可愛いシールあさりにも力が入ってしまう、というところだ。

この手の実践をしている、といったら以前、教え子に、「靜流で、そういう楽しさで釣る、ようなことでいいんですか?」と質問されたが、誤解、というか浅薄な理解である。

べつに、楽しい授業をするな、とは誰もいっていない。楽しいだけで英語力がつかないような授業をするな、といっているのである。

望ましいパフォーマンスが出来た時の喜びと達成感をより強めるためにシールを利用しているのであって、小学生には小学生なりの、発達段階にあった厳しさできちんと駄目だししてやるのが、とても大切なことなのである。

そのダメ出しがあるからこそ、シールがゲットできる喜びがより大きくなるのだ。

何色が好き? でドリブル

What color? What color? What color do you like?

I like blue very much because I like the sky.

は、ドリブルメソッドがうまく機能した。文ストレスを置かせたいピンポイントでボールをつかせる。

放っておくとどうしても、WHAT COLor DO you LIKE と 4回つきがちだが、do は機能語なので、つかないほうが望ましいと判断しているので、

WHAT COLor do you LIKE  と3回に修正する。

また、

I LIKE BLUE.. と、Iでもつきがちなので、それを i  LIKE BLUE と、1拍目を本動詞の like でつくように修正する。

やっぱり stress-timed rhythm の練習にはドリブルがとてもよいようだ。

ちなみに、本当のボールでは携帯性も悪いし、危険なので、100均で入手した。小さめのソフトなラバーボールを使っている。

発音をきびしくすると...というのはやはり自己防衛か...

(生徒に)発音を厳しくすると◯◯だから(厳しくするのはやめましょう)

ということを英語教師が言う場合、結局のところ、厳しくしたくてもできない、というか、自分も大してきちんとできていないことを認識しているから、厳しく判定するどころではない、という場合が圧倒的に多い、ということがだんだんわかってきた。

ブルータスよお前もか..(というのは使い方が違うのはわかるが、どうしてもそう言いたくなる)

状況は暗澹としている。

カタカナ教師、カタカナ生徒を養成す。

かくして負の連鎖が止まらず、マイナスが永遠にマイナスを再生産しつづける。

何色が好き? 空が好きだから青が好き。

□ What color? What color?
What color do you like?
□ I like blue very much
because I like the sky!
□ I like red very much
                               because I like apples!

各行4拍、各文8拍マイナス1

8/07/2012

この世のものと思われぬほど楽しい

初対面の小学4年生に英語を教えるというのは、もう、この世のものとも思われぬほど、楽しいです。

8/05/2012

学習指導要領と校則のアナロジー

先生、どうして◯◯しては(あるいは、しなくては)いけないんですか?

と生徒に言われて

どうして? それは校則で決まっているからだ。

というのは教員として最低の受け答えである。自信のなさと無責任の裏返しだ。なぜそう決まっているかをきちんと言えないなら指導なんかしないほうがいい。

というか、きちんと言えるように納得できる校則に変えたほうがいい。

おなじように、

どうして◯◯のようにしなくてはいけないんですか?

と若い教師に言われて

そう学習指導要領に書いてあるからだ、というのは教育行政にたずさわる人間として最低の受け答えである。

最低限、自分の頭で考えた理由を自分の言葉で吐けよ。

そうすれば最低限、議論ができる。

問答無用だ。指導要領に書いてある。しか言わない、というのが、つべこべ言うな。校則に書いてる、と同じだけ愚劣な受け答えだ、とわからないのだろうか。

だったらそのポストはオウムに譲って退職したほうがいい。

指導主事はロボットか。それなら使いよう、だが。

若い高校教師が一生懸命考えたことを、「学習指導要領の概念が入っていない」と言ってダメをだす指導主事、の話をまた聞いてしまった。

指導主事というのは上意下達しか能のないロボットのような連中なのか。

いいや、素晴らしい指導主事も個人的に知っている。

ロボットのような連中が多い、のか。

英語は英語で教えることを基本とする、から、とにかく英語オンリーの使用を押し付ける、のだそうだ。

そうじゃなくてもいいですよ、という明らかにあとづけの言い訳を文科省は繰り返しているが、地方に行けば行くほど、杓子定規に押し付ける傾向がある、と聞いていたが、本当らしい。

ロボットならロボットでもいいが、ロボットを動かす命令を出す行政のトップが本当に賢くないと、こういう悲喜劇が起こる。

小学校英語を謳う大学教師の英語ベタ

学会発表で、小学校英語はこうすればいいですよ、ああすればいいですよ、とトウトウと語る大学教員が、

friends を flends と言い、

eraser を elaser と言う。

spoken の n を ン と言う。

複合語である T-shirts  (Oo) を、oO と発音する。

ABCの歌を歌っても、Wの発音もアブナッカシイ...

イタイタイタイタイタイタタタッタタタタタタタア......

8/04/2012

楽しいから得意、でなく、得意だから楽しい、に。

英語科指導法Aを受講した学生の感想より抜粋:


■私は、「何かの能力を伸ばすには、まず先生を好きになること」が重要だと考え、また、私が先生になったら「好きになってもらおう。多くの生徒が楽しめるような授業がしたい」と考えていました。しかし、指導法Aを受けて、私の考えは変わりました。「楽しいから得意」ではなくて「得意だから楽しい」と思うようにならなければなりません。そしてそのためには厳しいことも絶対に必要です。靜先生は厳しく私たちの指導をしてくださいましたが、とても愛情を感じました。「厳しくとも愛情がある先生には着いていきたいと思うのだな」と身をもって実感しました。


■私は生徒に好かれるような教師になりたいとばかり考えて、自分自身の英語の力が未熟なのに自分の生徒に英語の力をつけさせてやれるわけがないなと思いました。また心・技・体の最後の静流英語授業道十五戒はとてもためになると思いました。今まで中学校や高校で英語の授業の中でも、メリハリを感じなかったりする授業はいくつかありました。静先生の言った通り、生徒にいかにプレッシャーやストレスを与え、生徒に忙しく考えさせらるような教師を目指していきたいと思います。


■先生の授業を受けてから英語を口にするのが楽しくなって、街中にあふれている「Now on  sale!」「summer bargain☆」などという英語を探してついつい読みたくなってしまいます。そしてそれとともに、これまで自分が使っていた英語に違和感を覚えるようになりました。昨夜もなかなか寝付けなかったので羊の数を数えようと思ってOne sheep,two sheep・・・と数えることにしました。(日本語でなくて英語でないと効果がないと知ったので)けれど、「ん、threeのthがうまくできてなかった。もう一回、three sheep・・・thirteen・・・今度はnが言えてなかった。thirteeenヌ sheep・・・」などと気になってしまい、結局眠れそうにないので途中でやめてしまいましたが。私は帰国子女でもないし留学経験もないし、と発音に関してあきらめている部分がありましたが、それでもできることがあると教えてもらえた気がし、大きな自信になりました。これをもっと確かなものにするべく、今後も学びに貪欲に励んでまいりたいと思います。



全員の感想は→こちら



英語で教える英語の授業と、シャドウイングのパラレル

ふと思ったこと。

英語だけで教えられる英語の授業についてくる学生は、英語力はある。(=英語で教える英語の授業は、英語力のテストにはなる)

しかし、英語だけで教えられる英語の授業を実施しても、英語力のない学生の英語力を、すぐに上げることはできない。

これとのパラレルに、

シャドウイングができる学生は、英語力はある。(=シャドウイングは英語力のテストにはなる)

しかし、シャドウイングを実施しても、英語力のない学生の英語力を、すぐに上げることはできない。

名テスト、かならずしも名教師ならず、ってやつ?

建築家と大工

昨日、某所で高校の先生方に講演/ワークショプをしたが、終了後に主催者側が謝辞の中で、私のdescriptionとして、

「優れた建築家でもあり、かつ大工でもあって、つねに自分の手でもハンマーを振るう。でも、いつも考えているのは、住人にとって住みやすい家を生み出す、ことだ」

といった表現をしてくださった。

本人としてはいつも大工であるつもりでいて、建築家という意識はないのだが、そう捉えていただけているならば、大変光栄なことで、嬉しい。

I am most flattered  by the compliment that I am a good architect and carpenter, a theoretician and a practitioner made into one, who is always thinking about how to construct a house comfortable to live in.

8/02/2012

Be professional! 配信開始します。

このたび、

Be professional!
靜流英語授業道
~教師としての心技体~
(仮題)


として、ジャパンライム社から、私の考えをオンデマンド配信してもらう運びになり、昨日第一次収録を終えました。

5~20分の講話(というか、語り プラス 実演) が現在で80近くあります。

『英語授業の心技体』をベースにしていますが、それに加えて、次のような「斬り捨て御免、言いたい放題、御意見無用」コーナーもあります。



9 よくやっているが是非やめたい、こんな行動、あんな言動

9.1 「bとdの区別ができない」生徒を嘆くな
9.2 フラッシュカードをフラッシュさせるな
9.3 学生と一緒に教員が発音するな
9.4 教案を書くのに時間をかけるな
9.5 CDプレーヤーに丸投げするな
9.6 予習で和訳などさせるな 
9.7 むやみに暗唱させるな
9.8 むやみに大きな声で読ませるな
9.9 むやみに何度も読ませるな
9.10 むやみに速く音読させようとするな
9.11 むやみに速く黙読させるな
9.12 間違いを恐れずに、と言うな
9.13 「世界中でブロークンイングリッシュを使っている」と言うな
9.14 いつまでも生徒を「さん」づけするな
9.15 内容理解と言語活動を分け(過ぎ)るな
9.16 テストで日本語を書かせるな
9.17 学習指導要領を相手にするな
9.18 真面目な生徒をだますな
9.19 英語のできない英語教師で終わるな

乞うご期待!

オンデマンド会員になるには、こちら。