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9/20/2023

10/1 (日) 発音ワークショップ行います。よろしければどうぞ!

https://www.irlt.or.jp/modules/survey/event.php?eid=263

アラカルト講座⑤ (オンライン)英語教師のためのリアル発音トレーニング


日時:10月1日(日)10:00~11:30
(申込締切:9月28日(木))

講師:靜 哲人(大東文化大学) 


内容紹介文
教員になってしまうと発音の矯正を受けるのは難しいと思います。このWSではZoomを「ビデオオフ&名前も場合によっては非実名」に設定して心理的ハードルを下げたうえで、TEDトークおよび歌を題材にして、お一人ずつ実際に発話/歌唱していただき、音声クオリティ(個別音およびプロソディ)をさらに上げるための率直なアドバイスをいたします。「正直自分は発音に自信がない。しかし生徒のために是非なんちゃって英語から抜け出したい!」と思っている方がいれば是非参加していただきたいです。

講師プロフィール
靜 哲人(しずか てつひと)
15年間、中・高・高専で教えた後、大学に移って26年目。大東文化大学で英語教員養成にあたっています。主に音声技能の向上のさせ方に関心があり、一斉授業内の個別指導方法としての「グルグルメソッド」、実際に英語の歌を歌わせることでの発音練習、のふたつを提唱しています。主著は『英語授業の心・技・体』(研究社)、『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる発音の教科書』(テイエス企画)。2年前からランを始め、最近初フルマラソン完走。

参加費:会員 1,000 円 非会員3,000円 (学生は各半額)

9/01/2023

2024 年度新刊(金星堂)Reading in More Action 靜哲人編著

なかなか良い出来だと思っています。マークアップした英文による音読練習タスク、チャートを見ながらのリテリングタスク、など、新機軸も満載!



8/29/2023

「コーラス」リーディングはやめましょう?!

(以下、今書いている論文から抜粋です)

ここで日本の英語授業におけるひとつのカルチャーが、英語リズムの習得の障害になっている可能性を指摘しておきたい。それは「一斉音読においては、周囲と声をひとつにしてテンポを揃えて読むものだ」という暗黙のカルチャーである。今回の授業でも実習生が「せ〜の」という声掛けでタイミングをとり、それに合わせて生徒が一斉に声を出すという場面が3回あった。

理論的には強勢リズムを保ちながらも周囲とテンポを合わせて読むことは不可能ではない。しかし音節リズムで読むのに比べて格段に難易度が上がることは否めない。実際には無意識に周囲とテンポを合わせようとすることで、集団の中で最も望ましくないリズムで読む生徒に、全員のリズムが合ってしまう、というのが現実のように思われる。

「一斉」音読、「コーラス」リーディング と呼ばれることの多い活動ではあるが、以上の点に鑑みて発想を転換し、教師のモデルをリピートする際には「Repeat after me. でもその際、周囲と声を合わせる必要はありません。周囲はまったく気にしなくてよいから、先生を真似して、先生と全く同じリズム、全く同じスピードで、英語らしく読んでみてください」と指示することを提案したい。


8/26/2023

『単語の教科書』ついに完成!予約受付中です。

 単語の教科書――日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる(テイエス企画)靜哲人









★日常生活に必須の2000語を「通じる発音」で覚える

 本書は単なる単語集ではなく単語の「教科書」です。一般の単語集と同様に単語とその例文を収録してはいますが、すべてを英語の「音とリズム」という視点から構成するというアプローチをとっています。「話す」「聞く」機会の多い基本的な単語だからこそ、「通じる」「聞こえる」という面から単語力を再構築することに大きな意義があります。

――本書の構成――
序章 英単語学習10のポイント
 効果的な単語学習をするために押さえておきたい重要ポイントを解説します。
 ・存在しない単語を覚えないこと
 ・アクセントの位置が大切
 ・子音の発音では「四角四面」であることが大切
 ・母音の発音では柔軟性が大切
 ・音節の大切さ
 ・実は発音はアクセントに支配されている
  など

第1章 英単語の発音強化36のポイント
 英単語の全重要発音を、それぞれ3つの単語を例に解説します。これをマスターすれば基礎はできたと言えますので、あとは単語を増やしていくだけです。
 ・シじゃないスィ
 ・チじゃないティ・ツじゃないトゥ
 ・rの音の基本
 ・母音にはさまれたr
 ・lの音の基本
 ・母音にはさまれたl
 ・ちょっと暗いl
 ・澄んだthの音
 ・濁ったthの音
 ・fの音の基本
 ・vの音の基本
 ・語末のnは「ン」じゃない
 ・子音連結の中のl
 ・子音連結の中のr
 ・アの種類の数を増やす
 ・アーの種類を増やす
 ・オウとオーを区別する
 ・語尾などの「ヂ」をきちんと
 ・ズとヅの区別をつける
 ・長いイーと短いイは音が違う
 ・長いウーと短いウは長さの違いじゃない
 ・「長い」母音の長さの違い
 ・「閉鎖音」が連続するとき
 ・飲み込まれるtとd
 ・キレッキレッのp・t・k
 ・語頭・語中のw
 ・語頭のy
 ・音節パターン

第2章 通じる発音でマスターする英単語450
 第1章に対応した実践編[その1]です。第1章で学んだ発音強化のポイントごとに単語力を増強していきます。

第3章 リズムでマスターする英単語1200
 第1章と対応した実践編[その2]です。個々の音とともに重要なのがリズムです。第1章で学んだ「音節パターン」ごとに単語力を増強していきます。
 ・音節パターン❶[O型]
 ・音節パターン❷[Oo型]
 ・音節パターン❸[oO型]
 ・音節パターン❹[oOo型]
 ・音節パターン❺[Ooo型]
 ・音節パターン❻[Oooo型]
 ・音節パターン❼[oOoo型]
 ・音節パターン❽[oOooo型]

第4章 その他の重要ポイントでマスターする英単語360
 存在に気づいてはいるけれど意識して学習する機会がない、でも重要な3つのテーマごとに単語力を増強していきます。  ・第2アクセントを含む単語
 ・つづりは同じでも複数の発音やアクセントがある語
 ・黙字を含む単語

第5章 必修句動詞200
 厳選した200の句動詞を学習します。句動詞は比較的基本的な動詞と前置詞あるいは副詞で成り立っているフレーズです。口語表現として非常に頻繁に使用され、コミュニケーションにはとても重要で役に立ちます。
 句動詞の学習にあたっては、機械的に丸暗記するのではなく、構成要素である動詞と前置詞あるいは副詞の基本的な意味・イメージの「足し算」として考えます。


6/03/2023

中1を教えるにも結構専門的な音声学的知識が要ると痛感した件

教育実習生を訪問した際、対話文に Ms. Cookという人名が出てきた。ところがその部分の音読練習を聞いていると、実習生本人も、そして当然それをリピートする生徒たちも思い切り、[mis] Cook と発音していたのだ。おいおい。。。

事後の講評でそのことを指摘すると、「でも音源では [mis]って言っているんです。。。」と実習生。

なるほどね。後で音源を確認したがもちろんそんなことはなく、ナレーターはちゃんと Ms. と言っている。しかし、直後の [k]の影響もあり、[miz]の[z]はほぼ無声化しており、たしかに物理的には[s]に聞こえないこともない。しかしMs.はあくまでMs.なので、直前の[ i ]は、Miss の場合よりもやや長めに発音されるのである。あれが実際のMs.の音なのだ。zが無声化するときもあり、それにはきちんとした理由がある。しかしこれは結構、専門的な知識と言ってよいだろう。

こういう音源に接した時はどうしたらよいか。日本語ネイティブ学習者の最大の落とし穴の一つ、母音挿入をさせないための、絶好の教材だと私は思う。

「Ms.は、カタカナ的には ミズですが、ズの部分は zuではなくほとんどsみたいに聞こえますよね。だからみなさんもごく軽く発音しましょう。 2拍の「ミズ」(水)じゃなくて、1泊の「ミz 」ですよ。」

「同じように、isも、2拍の「イズ」(伊豆)じゃなくて、1拍の「イz」ですよ。」

違い感じながら、対比して言ってみましょう:

水 / Ms.

伊豆  /  is

一途(イット) / it 

4/15/2023

3月30日の日米会話学院・オンライン発音セミナー(TEDとアナ雪)の感想をいただきました。

楽しくかつ充実した学びのお手伝いができたようで良かったです。 

英語らしい発音で語りましょう(TED)


英語らしい発音で歌いましょう(アナ雪)




3/22/2023

3/18 立命館高校でのワークショップの感想をいただきました。

 楽しんでもらえたようで良かったと思います。

  • 今までは単語や文のどこを強く読むのかをあまり意識せずに読むことが多かったのですがこれからはしっかりと強弱をつけて話していきたいと思いました。また、英語の歌もノリで歌っていたので歌詞を見ながらどのように繋がっているのかを注意して聞いてちゃんと歌えるようにしたいと思いました。普段の授業では重点的に習うところではないですが英語でコミュニケーションをとる上でとても大切なことなので今回の講座に参加してとても良かったです。
  • 前までは発音の仕方が曖昧な感じで英語を話す時に自信がなかったのですが、この講座を受けて意識して発音しなければならないことが理解できたので少し自信を持って話せるようになると思いました。特にearとyear が難しだったのですが、閉鎖音や破裂音、破裂しない時など詳しく知らなかったことを学ぶことができ、新しい学年になる前に知識をつけたことができて良かったです。
  • 英語を話す時、日本語を話すみたいな抑揚になってしまうのを直したかったので今日参加出来て本当に良かったです。また、ミニテスト?の様なのもあってより自分に定着させることが出来ました。講座を受ける前は150分長いなと思っていたけれど、テストを受けたり、歌を歌ったりしたらあっという間でとても楽しかったです。
  • 今日は講座に参加させていただきありがとうございました。発音の知識自体はある程度持っていましたが全く使うことは出来ず、2002に関しても受講前は全然歌えない状態でした。しかし今日参加して「練習したら自分でもそれっぽく歌えるんだ」と、自信を持てました。さらに、SSGクラスの人のノリの良さや雰囲気を知れてとても良かったです。
  • 単語と単語のつながりの部分の読み方がかなり詳しくわかりました。特に開放されない閉鎖音を意識しながら文を読んでいくと、単語のイントネーションが読め、文全体のテンポが掴めるようになりました。また、読んでいてわからないところは文全体の舌の動かし方を教えていただきなぜその発音になるのか、どう舌を動かせば良いのか教えていただきました。今はまだスムーズに話せませんが今日の文章から練習していきます
  • 150分という長い授業だったけど、新しいことを沢山学べてあっという間でした!Wordで文字の大きさを変えたりアンダーバーを付けるだけでとても読みやすくて分かりやすかったです。歌で学ぶ方は知っている歌だったのでとても楽しく学べました。一人一人先生に確認してもらう時間があることで、どこが間違っているかを知れて良かったです。また講座があったら参加したいです!
  • 歌を通して英語の発音を学ぶということはなんとなく聞いたことがあるぐらいの認識だったけど音節とかで考えられていることを初めて知った。今まで洋楽は適当に歌ったり聴いたりしていたが、これからはもっと考えて洋楽を使っていこうと思った。
  • とても楽しく発音を学ぶことができました。リスニングが苦手でラジオ英会話の時もthatとかが聞き取れないところがが多かったけど、どのように単語と単語が繋がっているのか、どのような発音するのか理解できてとてもよかったです。また、プレゼンの時に使えるような音の強弱やリズムが学べて実践してみようと思いました。そして、文章だけでなく、歌で教えてもらうことでより楽しくわかりやすく繋がりや話し方がわかりました。
  • 初めはどんな講座かとても緊張していましたが、明るい雰囲気で、とても楽しい講座を受けることができました。tの発音やリンキングなどは今までの自分の発音の仕方と結びつけることができ、wouldやYearなどは発音の未熟さを感じました。個人で発音を見てもらう際はそれまでに講座で学んだことを意識して発音するとOKを貰えたので、少しだけ自信がつきました。また、発音の綺麗な生徒が沢山いて、刺激をもらいました。2時間半の講座を受けて、自分の発音は少し変わったと思うし、何より発音に対する姿勢が、今までは生ぬるかったけど綺麗な発音になることを意識して話すようになりました。またこのような講座があったら受講したいなと感じました。
  • この講座だけで発音が完璧になったという訳ではないけれど英文を読む時にこういうところに気をつければいいなどの知識が増えて参加して良かったと思う。また洋楽を使った発音練習があって親しみやすく楽しかった。

3/16/2023

3月30日(木) 10:00〜12:00 と 13:30〜15:30 発音セミナー行います。

54730 英語らしい発音で語りましょう!〜TEDで上達、英語発音〜

日時:3/30(木)10:00〜12:00

  授業実施形態: オンライン    会議システムアプリのZoomを使用し、オンラインにて実施します。  

YouTubeに公開されている心理学者Dan Gilbert氏によるTED talk “The psychology of your future self”を題材にして、英語の発音をコーチいたします。
https://www.ted.com/talks/dan_gilbert_the_psychology_of_your_future_self/transcript?language=en
題材内容のメッセージは「人間は思いの外、変化し続けるものだ」というものです。参加者の状況に応じて、題材について英語で話してみる練習も取り入れてみます。

54731 英語らしい発音で歌いましょう!〜"アナ雪"で上達、英語発音〜

日時:3/30(木)13:30〜15:30

  授業実施形態: オンライン    会議システムアプリのZoomを使用し、オンラインにて実施します。  

YouTubeに公開されている英語の歌(曲名:Let It Go (from Frozen) 歌手名:Idina Menzel)のオフィシャルビデオを題材にして、英語の発音をコーチいたします(実際に歌っていただいて、良い発音で気持ちよく歌えるよう、導きます)。
https://www.youtube.com/watch?v=YVVTZgwYwVo

Zoom上でビデオオフ、匿名で参加していただきますので、他の参加者の目を気にすることなく、思い切ってコーチングを受けていただけます。大人になってしまうと、発音のダメ出しはなかなか受ける機会がないのではありませんか?この機会に是非!また他の参加者の発音に対する私のコメントを聞くと、どういう音が良くてどういう音がダメなのかを聞き分ける力もつくでしょう。当日やってみて時間的に余裕があるようなら、あともう一曲とりあげたいと思います。

お申し込みは↓

https://www.nichibei.ac.jp/news_archive/short/32.html