以下はある高校検定教科書の新出語欄である。苦手な生徒をターゲットとしているようですべてカタカナで発音を表記している。
どうせカタカナ表記するなら、もうすこしなんとかしたほうがよい。所詮カタカナでは正確な音は表せないのは承知の上であるが、tionを「ション」 cal を「カル」 filmを「フィルム」はダメでしょ。(ただし、magicalの gi を ジ でなく ヂ にしているのはよいですね)
location ロウケイション → ロウケイシュン
magical マァヂカル → メァヂコウ
film フィルム → フィオム
を提案します。
もとの表記には、すこしでもこの本を使う生徒たちに、英語らしい英語で読ませてあげたい、という愛情が感じられない。やる気がない、というか。
あとに母音が来ないLを、「ル」だと本気に思い込んでいる学習者は大学生になっても多い。教科書がこういう表記をしているようでは無理もない、ということになってしまう。