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11/08/2020

カナカナふるならもう少し工夫して

以下はある高校検定教科書の新出語欄である。苦手な生徒をターゲットとしているようですべてカタカナで発音を表記している。



 

どうせカタカナ表記するなら、もうすこしなんとかしたほうがよい。所詮カタカナでは正確な音は表せないのは承知の上であるが、tionを「ション」  cal を「カル」 filmを「フィルム」はダメでしょ。(ただし、magicalの  gi を  ジ でなく  ヂ にしているのはよいですね)

location   ロウケイション  →  ロウケイシュン

magical    マァヂカル   →  メァヂコウ

film     フィルム    →  フィオム


を提案します。

もとの表記には、すこしでもこの本を使う生徒たちに、英語らしい英語で読ませてあげたい、という愛情が感じられない。やる気がない、というか。

あとに母音が来ないLを、「ル」だと本気に思い込んでいる学習者は大学生になっても多い。教科書がこういう表記をしているようでは無理もない、ということになってしまう。