第1特集「新学期・まずは目の前の生徒を把握したい」の最初の記事を標記のタイトルで書かせていただきました。
中学でも高校でも使える、インフォーマルで時間を取らず、そのまま授業活動になるような「生徒の現状把握方法」を具体的に7種類提案しています。
学年が始まる前に、是非、お読みください。
発音ザムライ、ジャパリッシュ英語教師を斬る! 寄るな触るな、触れなば斬らん! 斬り捨て御免で御意見無用! (Part of the Caption by Courtesy of Madame Satoh)
Total Pageviews
3/12/2014
3/11/2014
イヌ・ネコ・ボンゴ メソッド 開発しました
イヌ・ネコメソッド (Yamagata, 2014) とは、日本語の高低アクセントをモデルとして英単語を適切に発音する方法。
ボンゴ (Bongos)とは、口径のことなる2つの打楽器をつなぎあわせたものである。口径が異なるので音色は高低となる。
そこで、ボンゴの高低が日本語アクセントの高低と重なるのだ。
そう、イヌ・ネコ・ボンゴ・メソッドとは、ボンゴによって英語の文ストレスを表現することで、より英語らしい発話を産出させるための画期的な方法なのである。
今度、アルクの English Journal の特集でこのイヌ・ネコ・ボンゴメソッドによる発音練習を紹介する(予定な)ので、乞うご期待。
ボンゴ (Bongos)とは、口径のことなる2つの打楽器をつなぎあわせたものである。口径が異なるので音色は高低となる。
そこで、ボンゴの高低が日本語アクセントの高低と重なるのだ。
そう、イヌ・ネコ・ボンゴ・メソッドとは、ボンゴによって英語の文ストレスを表現することで、より英語らしい発話を産出させるための画期的な方法なのである。
今度、アルクの English Journal の特集でこのイヌ・ネコ・ボンゴメソッドによる発音練習を紹介する(予定な)ので、乞うご期待。
グルグルされてみたい
福岡でのアルクセミナーに参加された方の感想です。お疲れさまでした。グルグルはよほど緊張するものなのですね。やっている側には本当の気持ちはわからないので、私も一度グルグルされてみたい(^^) 名古屋もよろしくお願いします。
・自分の発音がいい加減だということを自覚した
・音声学は大学1年生以来。それからずっと無視してきたことを反省した
・発音はリスニングやシャドーイングでなんとなく身に付いた気でいたことを実感した
・「the climb」が難しく、予習が大変だった
・発音の細かい違いにまで意識を向けることが、良い発音とリスニング力につながることを実感した
・音声学のゼミ所属していたことや、留学経験があったこともあり、自分の発音があやふやだったことを痛感し、ショックを受けた
・教師として恥ずかしくない発音を身に付けて生徒に指導できるよう、研鑚に努めたい
・「グルグルメソッド」はビデオ等で知ってはいたが、実際に体験するとここまで緊張するものかと、驚いた
・生徒と教師、両方の立場における新たな気付きを得られた
・歌の利用方法について大変勉強になった
・普段、自分の発音をチェックする機会がなく、今まで「なんとなく」でやっていた。このような機会があるのは本当に貴重だと思う
・自分の発音がいい加減だということを自覚した
・音声学は大学1年生以来。それからずっと無視してきたことを反省した
・発音はリスニングやシャドーイングでなんとなく身に付いた気でいたことを実感した
・「the climb」が難しく、予習が大変だった
・発音の細かい違いにまで意識を向けることが、良い発音とリスニング力につながることを実感した
・音声学のゼミ所属していたことや、留学経験があったこともあり、自分の発音があやふやだったことを痛感し、ショックを受けた
・教師として恥ずかしくない発音を身に付けて生徒に指導できるよう、研鑚に努めたい
・「グルグルメソッド」はビデオ等で知ってはいたが、実際に体験するとここまで緊張するものかと、驚いた
・生徒と教師、両方の立場における新たな気付きを得られた
・歌の利用方法について大変勉強になった
・普段、自分の発音をチェックする機会がなく、今まで「なんとなく」でやっていた。このような機会があるのは本当に貴重だと思う
3/10/2014
mmmmmm . . .
the climb の中の
that dream I'm dreaming
で、dream の m と I'm の m
が言えない英語の先生が結構いますね。学生にいるのも不思議におもっていましたが、日々英語を教えている教員もあまり変わりませんね。。。
どうしてかな。 m(む) と唇を合わせるのがそんなに難しいとは思えませんが、
that drea I'm dreaming
になったり、
that dream I dreaming
になったりしますね。
なぜだろうか。
むしろ母音挿入して、dreamu I'mu と言うならまだ理解はできるのですが。。。?
スターフライヤー忍者は炒めものが好きか?
Starflyer で飛んで、初めて Starflyer Ninja なるものを見た。
む。。なかなかおもしろい。
日本語のナレーションにかぶせて英語字幕がでるのだが、何度か読み終わらないうちに画面が変わってしまうので、challenging である。ファンになってしまった。
ところで、「スターフライヤー」と書くと、stir-fryer かもしれないので、炒めもの好き忍者、かな。。と。
む。。なかなかおもしろい。
日本語のナレーションにかぶせて英語字幕がでるのだが、何度か読み終わらないうちに画面が変わってしまうので、challenging である。ファンになってしまった。
ところで、「スターフライヤー」と書くと、stir-fryer かもしれないので、炒めもの好き忍者、かな。。と。
3/09/2014
ドロドロを知らずして語るな
3年前に中学生を教えた時は、キレイ事では済まなかった。女子は真面目で一生懸命だったが、男子は後から聞くと「近年まれに見る大変な」学年だったということで、なかなかしんどかった。本当に暴れだすので。
授業道の「家元」などと名乗っているに拘らず、なかなか(紳士的な手段では)コントロールできず、場合によってはいい歳をして凄んだり、怒鳴ったりせざるを得なかった。
大学で英語科教育法を講じているだけでは体験できない、とてもとても貴重な体験をさせてもらった。ああいう体験を数年にいっぺんでもしないと、英語教師の「授業力」というか「人間力」は錆びつく。
国立大学で、こちらが何も言わなくてもよく勉強する学生、欠席は一回もしない学生、提出物を出さないことはありえない学生だけを教えていると、さまざまな生徒・学生に対応する「教師力」が鈍る。
授業だけではない。家庭がしんどい生徒がいて保護者面談をする。授業どころではない生徒がいても、それを何とか励ます。部活では土日をすべて取られるけれども、それでも自分の根幹は英語教師なのだと思って、歯をくいしばって教材研究をする。そうして何事もないような顔をして熱のこもった授業を展開する。
そういう現実の中高の現場(というのはトートロジーか)のドロドロを知らない、大学→修士→博士→大学 みたいな、「世間」に一度も出ずにアカデミズムの世界で完結してしまった輩が、(自分の研究について語るならともかく)中高の授業について上から目線でjudgmental に語るのを聞くと、本当に◯◯◯◯したくなる。その修士、博士と取ったのが海外の大学だったりすると、even worse.
(自分の研究についてだけ語ってろ! 抽象の世界にいつまでも生きてろ! ただし具象の世界に迷惑をかけるな! 具象の世界は忙しいんだから、屁理屈につきあってる暇はない!)
若い時は、ストレートマスター(修士)が、海外のTESOL/TEFL理論やSLA文献をかじって、学会発表で「今の日本の英語教育は◯◯が足らないと思います」のような発言をするのを聞くと、現場教師くすれだという誇りのある自分をどうしても抑えられず、その瞬間に跳びかかって、袈裟懸けにぶった斬るようなことが何度となくあった。
そういうストレートマスターとは30年ちかく歳がはなれた今は、さすがにそういう大人げない振る舞いはなくなったが、気持ちは変わっていない。
first person でやったことがないことがらについて、権威づらして語る輩が大手をふってまかりとおっているようではアカン。高校の運営指導委員に高校経験がない人間がなっているのってどうなの?
だからダメなんだ。
. . . ということを再々再確認した中洲の夜。(注:中洲で事件があったわけではなく、中洲の屋台で志を同じくする友とそう熱く語り合った、の意。念のため)
授業道の「家元」などと名乗っているに拘らず、なかなか(紳士的な手段では)コントロールできず、場合によってはいい歳をして凄んだり、怒鳴ったりせざるを得なかった。
大学で英語科教育法を講じているだけでは体験できない、とてもとても貴重な体験をさせてもらった。ああいう体験を数年にいっぺんでもしないと、英語教師の「授業力」というか「人間力」は錆びつく。
国立大学で、こちらが何も言わなくてもよく勉強する学生、欠席は一回もしない学生、提出物を出さないことはありえない学生だけを教えていると、さまざまな生徒・学生に対応する「教師力」が鈍る。
授業だけではない。家庭がしんどい生徒がいて保護者面談をする。授業どころではない生徒がいても、それを何とか励ます。部活では土日をすべて取られるけれども、それでも自分の根幹は英語教師なのだと思って、歯をくいしばって教材研究をする。そうして何事もないような顔をして熱のこもった授業を展開する。
そういう現実の中高の現場(というのはトートロジーか)のドロドロを知らない、大学→修士→博士→大学 みたいな、「世間」に一度も出ずにアカデミズムの世界で完結してしまった輩が、(自分の研究について語るならともかく)中高の授業について上から目線でjudgmental に語るのを聞くと、本当に◯◯◯◯したくなる。その修士、博士と取ったのが海外の大学だったりすると、even worse.
(自分の研究についてだけ語ってろ! 抽象の世界にいつまでも生きてろ! ただし具象の世界に迷惑をかけるな! 具象の世界は忙しいんだから、屁理屈につきあってる暇はない!)
若い時は、ストレートマスター(修士)が、海外のTESOL/TEFL理論やSLA文献をかじって、学会発表で「今の日本の英語教育は◯◯が足らないと思います」のような発言をするのを聞くと、現場教師くすれだという誇りのある自分をどうしても抑えられず、その瞬間に跳びかかって、袈裟懸けにぶった斬るようなことが何度となくあった。
そういうストレートマスターとは30年ちかく歳がはなれた今は、さすがにそういう大人げない振る舞いはなくなったが、気持ちは変わっていない。
first person でやったことがないことがらについて、権威づらして語る輩が大手をふってまかりとおっているようではアカン。高校の運営指導委員に高校経験がない人間がなっているのってどうなの?
だからダメなんだ。
. . . ということを再々再確認した中洲の夜。(注:中洲で事件があったわけではなく、中洲の屋台で志を同じくする友とそう熱く語り合った、の意。念のため)
文法用語の利点と欠点
昨日、[SETC&ASTEK] 2014年03年例会 に参加させてもらった。話題提供者の二人目は、
学習英文法[用語]を見直したい
というテーマで話をしてくれた。どこまで文法用語は必要なのか、という古くて新しい問題だが、配られた文法用語リストを見て(話題提供者の意図とは別に)思ったことが2つある。
(1)これだけ学校現場で使われる文法用語があり、これらの用語が必要だとか不要だとか議論を呼ぶのにくらべて、次のよな「発音用語」「『音法』?用語」はまったく使われないし、もちろん議論のネタにすらならないなあ。。
声帯・調音点・調音方法・両唇音・唇歯音・閉鎖音・摩擦音・接近音・継続音・帯気音・VOT・同化・順行同化・逆行同化 etc.
(2) (1)は、そういう発音用語をもっと教えろ、と言っているのではない。むしろこういう用語をまったく使わなくとも発音は効果的に教えることは可能だ。しかし使っても別に構わない。大切なのは発音ができるようにすることでである。
それとまったく同じように文法教育の目的は、英語のルールに則った英文が産出でき、英文が理解できるようになることであり、文法用語はそのための手段にすぎない。使ってもいいし、使わなくてもいい。目的は文法を describe できる学習者を育てることではなく、文法を使える学習者を育てることだということがきちんと認識できているならば、文法(用語)に対する教師の態度もおのずと変わってくるのではないかと思われる。
第二言語であっても、効果的な文法ユーザーになるためには、文法用語や文法現象にかんする宣言的な知識、系統だった知識は必ずしも必要ではないと私は考えている。
学習英文法[用語]を見直したい
というテーマで話をしてくれた。どこまで文法用語は必要なのか、という古くて新しい問題だが、配られた文法用語リストを見て(話題提供者の意図とは別に)思ったことが2つある。
(1)これだけ学校現場で使われる文法用語があり、これらの用語が必要だとか不要だとか議論を呼ぶのにくらべて、次のよな「発音用語」「『音法』?用語」はまったく使われないし、もちろん議論のネタにすらならないなあ。。
声帯・調音点・調音方法・両唇音・唇歯音・閉鎖音・摩擦音・接近音・継続音・帯気音・VOT・同化・順行同化・逆行同化 etc.
(2) (1)は、そういう発音用語をもっと教えろ、と言っているのではない。むしろこういう用語をまったく使わなくとも発音は効果的に教えることは可能だ。しかし使っても別に構わない。大切なのは発音ができるようにすることでである。
それとまったく同じように文法教育の目的は、英語のルールに則った英文が産出でき、英文が理解できるようになることであり、文法用語はそのための手段にすぎない。使ってもいいし、使わなくてもいい。目的は文法を describe できる学習者を育てることではなく、文法を使える学習者を育てることだということがきちんと認識できているならば、文法(用語)に対する教師の態度もおのずと変わってくるのではないかと思われる。
第二言語であっても、効果的な文法ユーザーになるためには、文法用語や文法現象にかんする宣言的な知識、系統だった知識は必ずしも必要ではないと私は考えている。
Subscribe to:
Posts (Atom)