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10/25/2023

11月11日(土)金星堂新刊セミナー(2024年度新刊案内)にて、拙著 Reading in More Action 説明をさせていただきます。

参加無料ですので、奮ってお申し込み下さい。 

2024年度英語新刊案内 


日時:2023年11月11日(土) 14:00〜16:00

1.Debate to Go―Essential Methods and Practice for Debating and Discussion
『大学生のためのディベート基本演習』
三島雅一 先生

2.CLIMB HIGH TO THE TOEIC® L&R TEST
『TOEIC® L&Rテスト 高みへのステップ』
安丸雅子 先生

3.SHOOT UP TO THE TOEIC® TEST LISTENING
『解法のコツを極めるTOEIC®テストリスニング演習』
塚田幸光 先生

4.Reading in More Action
『発信型英語リーディング』
靜 哲人 先生

【申込ページ】
https://www.kinsei-do.co.jp/events/
※参加無料ですが事前登録が必要です

9/20/2023

10/1 (日) 発音ワークショップ行います。よろしければどうぞ!

https://www.irlt.or.jp/modules/survey/event.php?eid=263

アラカルト講座⑤ (オンライン)英語教師のためのリアル発音トレーニング


日時:10月1日(日)10:00~11:30
(申込締切:9月28日(木))

講師:靜 哲人(大東文化大学) 


内容紹介文
教員になってしまうと発音の矯正を受けるのは難しいと思います。このWSではZoomを「ビデオオフ&名前も場合によっては非実名」に設定して心理的ハードルを下げたうえで、TEDトークおよび歌を題材にして、お一人ずつ実際に発話/歌唱していただき、音声クオリティ(個別音およびプロソディ)をさらに上げるための率直なアドバイスをいたします。「正直自分は発音に自信がない。しかし生徒のために是非なんちゃって英語から抜け出したい!」と思っている方がいれば是非参加していただきたいです。

講師プロフィール
靜 哲人(しずか てつひと)
15年間、中・高・高専で教えた後、大学に移って26年目。大東文化大学で英語教員養成にあたっています。主に音声技能の向上のさせ方に関心があり、一斉授業内の個別指導方法としての「グルグルメソッド」、実際に英語の歌を歌わせることでの発音練習、のふたつを提唱しています。主著は『英語授業の心・技・体』(研究社)、『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる発音の教科書』(テイエス企画)。2年前からランを始め、最近初フルマラソン完走。

参加費:会員 1,000 円 非会員3,000円 (学生は各半額)

9/01/2023

2024 年度新刊(金星堂)Reading in More Action 靜哲人編著

なかなか良い出来だと思っています。マークアップした英文による音読練習タスク、チャートを見ながらのリテリングタスク、など、新機軸も満載!



8/29/2023

「コーラス」リーディングはやめましょう?!

(以下、今書いている論文から抜粋です)

ここで日本の英語授業におけるひとつのカルチャーが、英語リズムの習得の障害になっている可能性を指摘しておきたい。それは「一斉音読においては、周囲と声をひとつにしてテンポを揃えて読むものだ」という暗黙のカルチャーである。今回の授業でも実習生が「せ〜の」という声掛けでタイミングをとり、それに合わせて生徒が一斉に声を出すという場面が3回あった。

理論的には強勢リズムを保ちながらも周囲とテンポを合わせて読むことは不可能ではない。しかし音節リズムで読むのに比べて格段に難易度が上がることは否めない。実際には無意識に周囲とテンポを合わせようとすることで、集団の中で最も望ましくないリズムで読む生徒に、全員のリズムが合ってしまう、というのが現実のように思われる。

「一斉」音読、「コーラス」リーディング と呼ばれることの多い活動ではあるが、以上の点に鑑みて発想を転換し、教師のモデルをリピートする際には「Repeat after me. でもその際、周囲と声を合わせる必要はありません。周囲はまったく気にしなくてよいから、先生を真似して、先生と全く同じリズム、全く同じスピードで、英語らしく読んでみてください」と指示することを提案したい。


8/26/2023

『単語の教科書』ついに完成!予約受付中です。

 単語の教科書――日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる(テイエス企画)靜哲人









★日常生活に必須の2000語を「通じる発音」で覚える

 本書は単なる単語集ではなく単語の「教科書」です。一般の単語集と同様に単語とその例文を収録してはいますが、すべてを英語の「音とリズム」という視点から構成するというアプローチをとっています。「話す」「聞く」機会の多い基本的な単語だからこそ、「通じる」「聞こえる」という面から単語力を再構築することに大きな意義があります。

――本書の構成――
序章 英単語学習10のポイント
 効果的な単語学習をするために押さえておきたい重要ポイントを解説します。
 ・存在しない単語を覚えないこと
 ・アクセントの位置が大切
 ・子音の発音では「四角四面」であることが大切
 ・母音の発音では柔軟性が大切
 ・音節の大切さ
 ・実は発音はアクセントに支配されている
  など

第1章 英単語の発音強化36のポイント
 英単語の全重要発音を、それぞれ3つの単語を例に解説します。これをマスターすれば基礎はできたと言えますので、あとは単語を増やしていくだけです。
 ・シじゃないスィ
 ・チじゃないティ・ツじゃないトゥ
 ・rの音の基本
 ・母音にはさまれたr
 ・lの音の基本
 ・母音にはさまれたl
 ・ちょっと暗いl
 ・澄んだthの音
 ・濁ったthの音
 ・fの音の基本
 ・vの音の基本
 ・語末のnは「ン」じゃない
 ・子音連結の中のl
 ・子音連結の中のr
 ・アの種類の数を増やす
 ・アーの種類を増やす
 ・オウとオーを区別する
 ・語尾などの「ヂ」をきちんと
 ・ズとヅの区別をつける
 ・長いイーと短いイは音が違う
 ・長いウーと短いウは長さの違いじゃない
 ・「長い」母音の長さの違い
 ・「閉鎖音」が連続するとき
 ・飲み込まれるtとd
 ・キレッキレッのp・t・k
 ・語頭・語中のw
 ・語頭のy
 ・音節パターン

第2章 通じる発音でマスターする英単語450
 第1章に対応した実践編[その1]です。第1章で学んだ発音強化のポイントごとに単語力を増強していきます。

第3章 リズムでマスターする英単語1200
 第1章と対応した実践編[その2]です。個々の音とともに重要なのがリズムです。第1章で学んだ「音節パターン」ごとに単語力を増強していきます。
 ・音節パターン❶[O型]
 ・音節パターン❷[Oo型]
 ・音節パターン❸[oO型]
 ・音節パターン❹[oOo型]
 ・音節パターン❺[Ooo型]
 ・音節パターン❻[Oooo型]
 ・音節パターン❼[oOoo型]
 ・音節パターン❽[oOooo型]

第4章 その他の重要ポイントでマスターする英単語360
 存在に気づいてはいるけれど意識して学習する機会がない、でも重要な3つのテーマごとに単語力を増強していきます。  ・第2アクセントを含む単語
 ・つづりは同じでも複数の発音やアクセントがある語
 ・黙字を含む単語

第5章 必修句動詞200
 厳選した200の句動詞を学習します。句動詞は比較的基本的な動詞と前置詞あるいは副詞で成り立っているフレーズです。口語表現として非常に頻繁に使用され、コミュニケーションにはとても重要で役に立ちます。
 句動詞の学習にあたっては、機械的に丸暗記するのではなく、構成要素である動詞と前置詞あるいは副詞の基本的な意味・イメージの「足し算」として考えます。


6/03/2023

中1を教えるにも結構専門的な音声学的知識が要ると痛感した件

教育実習生を訪問した際、対話文に Ms. Cookという人名が出てきた。ところがその部分の音読練習を聞いていると、実習生本人も、そして当然それをリピートする生徒たちも思い切り、[mis] Cook と発音していたのだ。おいおい。。。

事後の講評でそのことを指摘すると、「でも音源では [mis]って言っているんです。。。」と実習生。

なるほどね。後で音源を確認したがもちろんそんなことはなく、ナレーターはちゃんと Ms. と言っている。しかし、直後の [k]の影響もあり、[miz]の[z]はほぼ無声化しており、たしかに物理的には[s]に聞こえないこともない。しかしMs.はあくまでMs.なので、直前の[ i ]は、Miss の場合よりもやや長めに発音されるのである。あれが実際のMs.の音なのだ。zが無声化するときもあり、それにはきちんとした理由がある。しかしこれは結構、専門的な知識と言ってよいだろう。

こういう音源に接した時はどうしたらよいか。日本語ネイティブ学習者の最大の落とし穴の一つ、母音挿入をさせないための、絶好の教材だと私は思う。

「Ms.は、カタカナ的には ミズですが、ズの部分は zuではなくほとんどsみたいに聞こえますよね。だからみなさんもごく軽く発音しましょう。 2拍の「ミズ」(水)じゃなくて、1泊の「ミz 」ですよ。」

「同じように、isも、2拍の「イズ」(伊豆)じゃなくて、1拍の「イz」ですよ。」

違い感じながら、対比して言ってみましょう:

水 / Ms.

伊豆  /  is

一途(イット) / it 

4/15/2023

3月30日の日米会話学院・オンライン発音セミナー(TEDとアナ雪)の感想をいただきました。

楽しくかつ充実した学びのお手伝いができたようで良かったです。 

英語らしい発音で語りましょう(TED)


英語らしい発音で歌いましょう(アナ雪)