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7/04/2019

発表中に発音直すとダメ?

実習生が、生徒に発表させて、終わったあとに発音上のアドバイスをしてたのにたいし、「アドバイスをしたのは偉い。が、終わったあとでなくその場で止めてアドバイスをしたらもったよかった」と講評した。

その同じ実習生が指導教諭とその話題になり、指導教諭からは「その場で直すと、手を挙げて発表しようとする生徒がいなくなるからやめたほうがいい」という指導があったと聞いた。

絵に描いたような本末転倒である。手をあげて自分から発表させるのが目標なのか、生徒の英語をうまくするのが目標なのか。

そもそもボランテイアで手を挙げさせるという習慣はいいこと(ばかり)ではない。発表する生徒も偏るし、したがって個人指導をいれる生徒も偏ってしまう。

教師がバランスやいろいろなことを考えて指名し、きちんと指導する。そのほうがずっと効果的である。


マザリーフ、教員控室から1枚譲ってもらいました!

6/22/2019

教育実習訪問、今季はこれで終了なり

はい。本日で今季の教育実習訪問は終了しました。ふ〜。。。

今日の授業は、ある意味ではほぼ完璧。別の意味では大きな改善の余地がありました。が実習生としては90点はつけたいと思います。

昨年までは淡路先生と分担してそれぞれおおよそ5校程度でしたが、今回はひとりなのでほぼ倍の10校まわりました。青森だ鹿児島だがあった昨年と異なり、今年はたまたま遠方がおらずそれほど大変ではなかったとも言えますし、小旅行の楽しみがなく(笑)物足りなかったとも言えます。

本学の名物「大東まんじゅう」を2箱ずつ都合20箱、手に下げていったことになります。実は自分ではまだ賞味したことがないので来週あたり自宅用に買ってみようと思っています。

実習校は基本的に学生の出身校ですから、そこを訪問するということは学生の出身地を訪問するということです。電車を乗り継いで初めての土地を訪れるとき、当該学生はこういうところで中学生・高校生時代を過ごし、そこから縁あって大東文化大学の英語学科に入ってきてくれたのか、ということを強く感じます。その縁を幸せと感じてもらえるように、今まで以上によい授業・よい教育で応えねばならないな、という気持ちを毎回新たにします。

今回見て回った10名の学生は10名ともそれぞれ頑張り、大学の教室に学生としているときとは全く違う「先生」としての顔を見せてくれました。大学で学んだことを精一杯生かして果敢に挑んでいるなという部分(グルグル実施率、歌使用率ともに高い!)もありましたし、共通して足らない部分も少し見えてきました。以前にも書きましたが、教育実習で学生に足らない部分とは、すなわち私たちの英語科教育法の授業が不十分な部分です。

今季の訪問で得た知見をもとに、今の4年生の教職実践演習、そして3年生の教科教育法応用、2年生の教科教育法基礎の授業をさらに良いものできるよう、精進して参ります。



6/21/2019

中間発表と最終発表で劇的ビフォア&アフター

今日見に行った授業もなかなかに意欲的な授業であった。これまで私が教えたことに加えて昨年、一昨年の実習生のビデオ、およびそれに対する私のコメント、今年の実習生の授業を見てきて私が配信するメールでのコメントなどを取り入れて、よく頑張っていたといえる。

なかで特筆すべきだったのは、ありがちな、授業の最後に複数組を「発表」させ、そおのクオリティは不問にして拍手して終わりというパターンを、実習生としてはおそらく史上はじめて打ち破ったということである。授業の中頃で一組発表させ、それについて褒めたうえで、「こうすればもっと良くなる」という1ポイントアドバイスをし、そこに気をつけて全員もういちどペアワークにもどし、その後にもういちど先程と同一のペアを指名して発表させ、さきほどのフォアパフォーマンスと今回のアフターパフォーマンスの違いを指摘し、本当の意味で拍手して終わった。一歩踏み出した、その勇気を讃えたい。

惜しかったのは、「こうするともっとよかった」というコメントのタイミングである。ペアで発表させ、とりあえず褒め、自分の座席にもどらせてから、コメントしていた。気持ちはわかるが、効果がある・ない、でいうならば、そういう事後コメントでは効果はおそらく半減する。なにに比べて半減するかと言うと、ペアで発表の最中、指導すべきポイントが判明した瞬間に遠慮なく発表をとめ、修正点を指摘してその場で修正し、ちょっともどった時点から発表を続けさせる、というリアルタイムコメントと比べて、である。

生徒との人間関係が浅い教育実習ではそこまで難しいかもしれないが、是非それができる教師になってほしい。なぜならそのほうが生徒が変わるから。


6/19/2019

自らの過ちを悔い改めよ。

リスニングでディクテーションをさせて、書き取れなかったところは、単に正解がこうだった、と認識するだけでは不十分である。多くの場合、間違いの原因は耳ではなく音声イメージを溜め込んでいる頭のほうだ。つまり耳は音声をきちんと認識しているのに、こういう単語はこう聞こえるはずだ、こういうフレーズはこう聞こえるはずだ、という誤った思い込みのせいでその音声が当該の言語形式と結びつかないのだ。

で、書き取りをさせ、正解を提示したあと、自分が間違ったところをすべて列挙させ、ひとつひとつについて、その誤りはなぜ起きたのか、音声イメージが間違っていたのか、文法知識から正解は導けなかったのか、文脈からトップダウン的に正解にたどり着けなかったのか、正解をしって改めて聞いてみたら、そのように聞こえたのか、どうなのか、についてのレポートを、

「私の過ち」

というファイル名で提出させている。たとえば以下のような感じ:

Two years later, I moved the way to university in another city. (→I moved away to university in another city. the way では全く意味が通じていない。文脈からどういう語が出てくるかは予想できたはず。聞き直すmovedから繋がって発音されていただけでしっかりとawayと聞こえた。 ) I couldn’t have taken Clipper with me anyway.

こうやって徐々に過ちを減らしていけるはずだと考えている。

リスニングテストはあってもリスニング指導はない、と言われて久しい。こういう過ちを見つめさせることがリスニング指導の根幹になるはずだ。

6/17/2019

ウエストとは何の会社?

「日本ウエスト」って何の会社だろう、とおもってふと左をみると英文名はなんと

Japan Waste 

でした! それならおそらく廃棄物関係の会社だろうとわかります。



個人的にものすごく違和感がありましたが、考えてみれば同音の waist も日本語なら「ウエスト」だから同じですね。む。。。

片道2時間以上かけて

本日の教育実習視察はいろいろな線を乗り継ぎ乗り継ぎ、片道2時間半かかった。最後はワンマンの2両でローカルムードたっぷり。

なんて遠いんだ。。。しかしこの学生は4年間この遠方から毎日通ってきているのだ!

片道2時間以上かけてやってくる時間とエネルギーに見合った授業を我々は提供できていただろうか、いやできているだろうか、という soberingな自問がめばえる。頑張らねば。

さて肝心の授業はというと、これまたよかった。特に良かった点をあげるなら、生徒にリピートを促すタイミングが絶妙にうまい、ということ。授業のテンポを生み出すうえでそれは大変に重要なものなのである。あれだけできれば言うことない。とくに最初の歌の指導は完璧である。

そのあとのターゲット文法事項のタスクの運びに関しては、まだまだ改善の余地があったが、そのことは指摘される前から本人も気づいていたようなので、経験を積むにつれてうまくなってゆくに違いない。



6/16/2019

なんと新宿のど真ん中で大麻を販売する店を発見!しかも安い。。。




 学生向け解説: grass(葉っぱ)には、俗語で、「マリファナ、大麻」の意味あり。