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11/29/2019

何が椅子を戻すの? どこに? 誰に?

松屋でふと湧いてきた疑問。。。


Occupied. かな。

手島先生講演会を行いました!

昨日の講演はとてもよい、うちの学生たちにとってもドンピシャリな内容でした。足し書き法のきめ細かな実際を知り、私自身も大変勉強になりました。

公式レポートは→こちら

お隣の西台中学からも現職の先生が参加してくださり、ポスターを持っていった甲斐がありました。

手島先生、お忙しい中、ありがとうございました。

11/20/2019

メールは3秒で返信しろ

<学生向け>
メールを見たら、3秒以内に返信しろ。3秒以内に答えが出ない内容なら、承知しました。改めて返信します、と3秒以内に返信しろ。


11/17/2019

森だけでなく木を見よう

<教員養成コロキアムでの開会挨拶:要旨>


(前略)

さて昨今のニュースで教育に関係するものを見ていると、「木を見て森を見ず」ということわざを思い出します。もちろんこれは目の前の枝葉末節にとらわれて大局を見ないことを戒めていることがですが、いまはむしろ「森を見て木を見ず」という状況が問題になっているようように思います。

たとえば、延期が決まった大学入試英語4技能試験の問題があります。日本人は概ね英語を話す能力が弱いことが多い。よってテストで話す力を測れば、話す能力の養成にも少しは目が向くのではないか。ここまでは「森」で、この「森」は一般論としてはおそらくあたっているのだろうと思います。

しかし、その「木」が、
  • 6つも7つも異なる試験の結果を無理に同一のものさしに換算する
  • しかもその試験は民間業者の開発によるものである
  • その民間業者は試験もするし、その対策本も売ってお金儲けもする
  • しかもその制度の導入を決める委員会に、当の民間業者の関係者が入っていた
  • その民間業者に、文科省から複数の天下りがあったことが判明し
  • 試験会場は都市部に集中し、それ以外に居住する高校生は不利である

ということであれば、その木は腐っている、と言わざるを得ません。

同様の問題が、未だに実施が画策されている国語と数学の記述式の試験にも言えるかと思います。多肢選択式だけでは、自分で表現する能力、発表する能力が測れない。よって記述式を入れれば、その能力の養成にも目がむくのではないか。ここまでの「森」はおそらくあたっています。しかし

  • 1万人の採点者が50万人の答案を短期間で採点し、
  • しかもその採点者にはアルバイトもいる
  • この事業はある民間会社が61億円で請け負っている
  • 自己採点と実際の採点が一致しない

という「木」はどうでしょうか。私は以前、約30人の教員で、約9000枚の答案の記述式の採点をする現場にいたことがあります。もちろん採点基準のすり合わせはします。しかし現実にはすり合わせしきれるものではありません。となりの人の採点を横目で見ると、自分のとは60点満点中で20点くらい違うことも珍しくありませんでした。30人で9000枚でを採点してその程度です。1万人で50万人の採点はどうなるか、火を見るよりも明らかでしょう。

先般、台風15号が千葉県を襲った際、倒木の異常な多さが停電の復旧を遅らせましたが、その倒木の多さは、林業政策に誤りによって多くの杉が病気にかかっていたのを放置していたからだ、と言われております。一本一本の木が腐っていれば、当然、森も腐っているのです。

これからはひとりひとりの教員が、学校の管理職や教育委員会や文部科学省が提示してくる「森」を、目の前のひとりひとりの生徒たちという「木」に照らしてどうなのか、森を見て木をみずになっていないか、考えていかねばならないでしょう。

今日はそんな、これは森の話なのか、木の話なのか、そんな視点も頭のスミに置きながら、みなさんの話に耳を傾けられれば、そんなふうに思います。

UpDATES 2019 秋の会 開催しました!

毎年、教員養成コロキアムにあわせて開催している大東卒英語教員ネットワーク UpDATESの秋の会を開催しました。

昼間の教員養成コロキアムでは埼玉県で教壇に立つことが決まっている4年生が教育実習や教員採用試験の体験談を、東京の私学で教えて3年目になる卒業生が教員としての喜びや課題を語ってくれました。いずれも頼もしさを感じさせる語り口と考えさせられる内容で大いに参加者の在校生をインスパイアしたようです。




夜の部には総勢16名が集まり、鍋をつつきながら懇親・情報交換を行いました。卒業生は泊りがけで、また部活や校務が忙しいなか遅刻しながらも駆けつけてくれた人も多く、これから教壇に立つ在校生にとっても大変有意義な会になったのはないかと思います。


11/09/2019

11月28日(木)手島良先生の講演会を開催します!

大東文化大学の英語学科教員志望学生を対象とした特別講演会を下記の要領で開催します。会場のキャパには余裕がありますので、学外の方を含めてどなたでもご参加いただけます。どうぞお越しください。


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2019年度 英語教員志望者対象特別講演会

日時: 2019年11月28日(木) 18:30 – 20:00
場所: 大東文化大学 板橋校舎 1号館 1−0101教室


生徒に“自力で”単語を読ませる法 

武蔵高等学校中学校教諭 手島 良 先生




概要
 単語の発音練習というと「教師のモデルのあとに、生徒が繰り返す」のが一般的でしょう。先生がよく言うRepeat after me.が象徴的な言葉ですね。ところで、このとき、生徒はどんなことをしているか、考えたことがありますか?
 授業中はちゃんと単語を音読できた生徒が、家に帰って復習しようとしたら読めなくなっている、ということがあります。これは、その生徒の記憶力の問題なのでしょうか。そうではなく、語のどの部分をどう発音しているかを意識しないまま、Repeat after me.という指示に素直に従って、ただオウム返しに声を出していたのが原因だという気がします。
 単語を読ませるのに、オウム返しをさせずに、生徒の力に委ねる方法があります。単語の綴りの一部から始めて、少しずつ文字や綴りを書き足しながら音読させていく方法です。こうすることで、生徒は文字・綴りと発音の関係を意識しながら、“自力で”単語を音読できるようになります。
 もちろん、家に帰ってからもちゃんと読めますし、綴りを覚えるには(ひたすら繰り返し書くのではなく)正確な発音をするのが近道だということも理解します。また、特別な発音指導をしなくても、子音連続の間に母音が入らず滑らかに言えるようになるというメリットもあります。
 そんな、不思議な(?)単語の読ませ方を紹介します。

講師紹介
 東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。英国レディング大学大学院(応用言語学)修士課程修了〈ロータリー財団奨学生〉。大学非常勤講師(兼任)。NHKラジオ『新基礎英語3』講師(20022004年度)。ブログ〈英語教育あれこれ「どれ?」「それ!」〉。
 著書に『これからの英語の文字指導〜書きやすく読みやすく〜』(2019、研究社)、『通じる英語の発音ドリル〜逆発想でマスターする強勢・アクセント〜』(2006、研究社)、『英語の発音・ルールブック』(2004NHK出版)など。共著に検定教科書〈英語表現1〉EXPRESSWAYS2014、開隆堂)など。また、編者として『英語は「教わったように教えるな」』(若林俊輔著、2016、研究社)。

学外の方で参加希望の方は事前にメールしてください→ 靜 哲人(shizukaアットic.daito.ac.jp

11/08/2019

『音トレーニングドリル』を使うとスピーチコンテスト入賞!

先日のスピーチコンテスト終了直後、入賞したひとりの高校生とそのお母さんが私のもとにいらっしゃって、「一緒に写真を撮っていただいていいですか?」とおっしゃるのです。どういうことなんだろう、と訝りながら写真撮影に応じていると、

「先生の本を読んで勉強しました。」

え?どの本ですか?

「あのピンクの発音の本です。面白いですね、ヌルヌルとか。。。」

ああ!『音トレーニングドリル』ですね!

ということは学校で採択してくださっているのですね。ありがとうございます。それは嬉しいな。

アルク『発音入門 音トレーニングドリル』監修・執筆 靜哲人

ちなみに、ヌルヌルというのは、「ヌルヌルのオクラも入れたとろろ汁」をRで言う、ってやつですね。

『音トレーニングドリル』を使うとスピーチコンテストで入賞できます(笑)。
さあ、学校の先生にお願いして、学校採択で!