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4/04/2011

リハビリと英語教育

腕相撲で骨折した右腕のリハビリを先週から始めた。初期状態としては、6週間の固定のせいで、(1)肩関節は腕が水平まで上がらず、(2)腕が伸びず(160度までが最大伸長)、(3)曲げられない(90度までが最大屈曲)、というものだった。

ウェブで調べたりしながら自分なりに5日間ほどやり、その上で今日はじめて理学療法士の指導を受けた。感じたことが二つある。

(1)今までできなかったことができるようになった!という「上達」「改善」感覚が、もっとも心強いし、さらに努力をしようという最大の動機付けになる。

(肘が曲がらないから)昨日まで親指で鼻を触るのが限界だったのが、今日は日本の指で口元まで触れた、とか、3日前まではシャツのボタンの下から3つめまでしか留められなかったのが、今では下から4つ目が楽に留められる、といった、確かに前進している、という感覚は何ものにも代えがたく嬉しい。それがあるからこそ、基本的にはある程度の痛みをワザと感じる所作を一定時間持続する、というのを繰り返す営みであるリハビリテーションという作業を1時間以上も続ける気になる。

(2)先生・指導者の言うとおりにやったら、自分では超えられなかった壁を超えられた!という体験は、プロの指導者に対する絶大な信頼感を生むし、逆にそういうアドバイス・指導ができてこそのプロフェッショナルであろう。

肘が屈曲できないほうは、自分なりに少しずつ曲げ角度を大きくできていたのだが、伸長できないほうは感覚としてもまったく変化がなかった。それが今日M先生にもらったアドバイスを半日実行しただけで、いままで何週間もずっと伸びなかった肘が、明らかに少し175度くらいにまで伸びたのである。

英語教育でもまったく同じで、生徒にはこういう思いをさせてやれる指導者でありたい。