いつからだろうか。
猫も杓子も二言目には「自己表現」、「自己表現」、と。
だいたい、自己表現って何だ。たんに
talk/write about yourself
talk/write about what you feel/think/believe
ということである。
非常に、ごくごく普通の言語活動である。
さらに実体をいうならば、何が好きだ、このまえ何をした、ぼくはこう思う、という程度の話しである。
それをあたかも特別な、最も大切なエレメントであるかのごとく、特別視し、「自己表現」がなければ授業でないかのような戯言を。
しかもそんなことを言う教員が英語で「自己表現」できるかというと、ほとんどできない。あるいは非非常に低レベルのことしかできない。
自分ができないことを生徒にさせようさせよう、という話か。
で、結果は、非常に低レベルの、英語とはいえないようなプロソディと分節音のシロモノを引き出して、それを大げさに誉めて、はい、おしまい。
ゴミを誉めていれば、いつのまにかゴミが自然にダイアモンドに変身するとでも思っているのか。
かくして負の再生産が永遠に続く。
ゴミのような自作英文を言わせている暇に、ダイアモンドの他作英文を言わせるほうがずっとよい。そして、ダイアモンドの他作英文を言わせていると、ダイアモンドの自作英文が言えるようになるのだ。
発音ザムライ、ジャパリッシュ英語教師を斬る! 寄るな触るな、触れなば斬らん! 斬り捨て御免で御意見無用! (Part of the Caption by Courtesy of Madame Satoh)
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9/28/2012
中学授業を50点満点で評価する簡単チェック
◆あいさつで
授業のしょっぱなで、Good morning/afternoon, Mr. XXXX. と言わせて、生徒が無邪気に、
ミスター
といっているのを放っておいて、
MISter Oo
という英語リズムを教える格好の機会を逃している授業で、まともだったためしはない。
たかがミスターだがされどミスターで、 mister の mis の音節を長く強く高く、 ter を短く曖昧に、というのは、英語のすべてに通じる基本原則。
それをおろそかにしていて、あとの49分がまともだったためしはかつてない。一発で分かる。ああ、この授業は「英語」を教えてない。
A. 生徒が MISterと言っている。日頃から指導されている →10点
B. 生徒が MISTAR と言ったのを、MISter に直す → 7点
C. たんに流す →0点
◆新出単語の導入で(1)
単語の発音をして生徒の繰り返させる時、生徒のコーラスを聞いて
A. 逐一発音に関するフィードバックを、対象を名指してする 「◯◯!! おまえVで上唇使ってるぞ! 下唇を歯!!」 →10点
B 逐一発音に関するフィードバックを全体に、ばくぜんとする 「Vに気をつけましょう」 →7点
C. いっさいしない。声がでてればよい。 →0点
◆進出単語の導入で(2)
新出単語の発音の時、
A ひとつひとつの文字に注意を喚起する → 10点
B やたら勢いでコーラスさせるのみ → 0点
◆コーラス音読で
A 先生の英語はまともで、生徒の英語をそれに近づけるように逐一アドバイスをする →10点
B 先生の英語はまともだが、生徒の英語にはアドバイスはゼロなので、生徒の英語はひどい→3点
C 先生の英語がひどい。もちろん生徒も。→0点
◆授業最後の発表で、
A. それまでに指導されていて生徒の音声はまともであり、それを心からほめる →10点
B. 生徒の発音がひどいので、それを指導して、まともにする機会として活用する → 7点
C 生徒の発音もリズムもひどいが、笑って拍手し、Okay! Thank you!! という。評価シートには、英語自体とういよりも、コミュニケーションができているとか、意味不明のどうでもいい美辞麗句ばかりが並んでいる → 0点
--
以上で合計して、
27点以上 ぎりぎり合格
0点 根本的に心を入れ替えてくれ。そのつもりがないなら、子どもたちのために是非、是非、転職してくれ。
結局、手順や活動や小道具は二の次三の次なのである。モデルを示して、それを模倣させて、close enough になるまで持っていく。それだけである。ちなみに、このモデルというのは、「自己表現」させて生徒からでてきた英語の、望ましい音声モデル、という意味も包含している。
小学生から中学生から高校生から大学生から大学院生まで一緒。
その姿勢さえあれば、スキットをやったり実物の写真をつかったりパワポをつかったりゲームをしたりすると、より面白い授業になるが、それがないと、ほかのすべては徒労、労多くして益なしだ。
どうしてそんなシンプルなことができないか意味がわからない。
授業のしょっぱなで、Good morning/afternoon, Mr. XXXX. と言わせて、生徒が無邪気に、
ミスター
といっているのを放っておいて、
MISter Oo
という英語リズムを教える格好の機会を逃している授業で、まともだったためしはない。
たかがミスターだがされどミスターで、 mister の mis の音節を長く強く高く、 ter を短く曖昧に、というのは、英語のすべてに通じる基本原則。
それをおろそかにしていて、あとの49分がまともだったためしはかつてない。一発で分かる。ああ、この授業は「英語」を教えてない。
A. 生徒が MISterと言っている。日頃から指導されている →10点
B. 生徒が MISTAR と言ったのを、MISter に直す → 7点
C. たんに流す →0点
◆新出単語の導入で(1)
単語の発音をして生徒の繰り返させる時、生徒のコーラスを聞いて
A. 逐一発音に関するフィードバックを、対象を名指してする 「◯◯!! おまえVで上唇使ってるぞ! 下唇を歯!!」 →10点
B 逐一発音に関するフィードバックを全体に、ばくぜんとする 「Vに気をつけましょう」 →7点
C. いっさいしない。声がでてればよい。 →0点
◆進出単語の導入で(2)
新出単語の発音の時、
A ひとつひとつの文字に注意を喚起する → 10点
B やたら勢いでコーラスさせるのみ → 0点
◆コーラス音読で
A 先生の英語はまともで、生徒の英語をそれに近づけるように逐一アドバイスをする →10点
B 先生の英語はまともだが、生徒の英語にはアドバイスはゼロなので、生徒の英語はひどい→3点
C 先生の英語がひどい。もちろん生徒も。→0点
◆授業最後の発表で、
A. それまでに指導されていて生徒の音声はまともであり、それを心からほめる →10点
B. 生徒の発音がひどいので、それを指導して、まともにする機会として活用する → 7点
C 生徒の発音もリズムもひどいが、笑って拍手し、Okay! Thank you!! という。評価シートには、英語自体とういよりも、コミュニケーションができているとか、意味不明のどうでもいい美辞麗句ばかりが並んでいる → 0点
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以上で合計して、
27点以上 ぎりぎり合格
0点 根本的に心を入れ替えてくれ。そのつもりがないなら、子どもたちのために是非、是非、転職してくれ。
結局、手順や活動や小道具は二の次三の次なのである。モデルを示して、それを模倣させて、close enough になるまで持っていく。それだけである。ちなみに、このモデルというのは、「自己表現」させて生徒からでてきた英語の、望ましい音声モデル、という意味も包含している。
小学生から中学生から高校生から大学生から大学院生まで一緒。
その姿勢さえあれば、スキットをやったり実物の写真をつかったりパワポをつかったりゲームをしたりすると、より面白い授業になるが、それがないと、ほかのすべては徒労、労多くして益なしだ。
どうしてそんなシンプルなことができないか意味がわからない。
9/27/2012
120% の共鳴が起こった相手は
大学で教えている「研究者」様は言うに及ばず、中学教師でも高校教師でも、「カリスマ教師」でも「授業の達人」でも、授業についての話が私と合う人というのは、(ほぼ)いない。
その孤独であるという認識、one and only という感覚から2004年に
靜流授業道 家元
を冗談半分に名乗りだし、共感する人間はいないだろうし、べつに共感してくれる必要はねーよ、という意味で
つづけて 「ただし弟子はとりません」
というサブヘディングをしばらく掲げていた。
大学院で教員志望者を教えるようになって、弟子はとりません、のほうは下ろしたが、認識は基本的には変わっていない。
直接の教え子関係以外では、自分の考えを100%出して、同じレベルで共鳴しあえる相手は、まあ、いないと思っていれば間違いない。だから考えはあまり外では出さない。
言うことは立派でも、その人の英語自体が。。。だとか、英語は上手いけど、考えは浮世離れしてるとか、言うことは立派で英語も上手いが、実際の授業を見ると。。。だとか。。。
ところが、100%共感しあって、それが120%の共鳴になってグルーブ(groove)に発展する、という相手に思いがけず出会った。
-今の英語教師は事なかれ主義で、生徒に嫌われないよう、同僚に嫌われないよう、親に嫌われないよう、とばかりして、自分を出さないのが多い。
-文部科学省がどうの、学習指導要領がどうの、じゃない。ひとりひとりの教師が人間として、受け持つ子どもたちにとっての「星」になってなければ、教育なんかできるはずがない。
-指導者が率先垂範で、高いスキルを目の前で見せてやれないようでは、子どもが憧れて努力する気になるはずがない。
-練習をあとで振り返っても遅い。プレーはその場でとめて、フィードバックし、その数秒前の状態までもどして再開する。とにかく大切なのは、ダメなパフォーマンスが出現したその瞬間にそれを止めることである。(それを Freeze と言う、のだそうな)
-こどもに対するのが怖い、と思っている教師が多い。だったらヤメロよ、と思う。
-教材は極論すればなんでもいい。どんな教材でも指導者次第だ。指導者が120%重要だ。
-説明は最小限にして実際にプレーさせるのが大切。(彼の業界ではDoの確保というそうだが、これは和製英語の匂いがプンプンだが、言いたいことは分かる)
-指導者が自分に自信がないのでは話にならない。
-自分とこどものあいだの30センチに世界ができるのだ。
-教師というのは本当に本当にすばらしい、他にない仕事なんだ。
こういう認識でバッチンバッチン共鳴し合ったのは、行間からわかるように、教師ではない。が、ひとりでもそういう人がいる、ということを知った昨日は one of the best days in my life になった。
その孤独であるという認識、one and only という感覚から2004年に
靜流授業道 家元
を冗談半分に名乗りだし、共感する人間はいないだろうし、べつに共感してくれる必要はねーよ、という意味で
つづけて 「ただし弟子はとりません」
というサブヘディングをしばらく掲げていた。
大学院で教員志望者を教えるようになって、弟子はとりません、のほうは下ろしたが、認識は基本的には変わっていない。
直接の教え子関係以外では、自分の考えを100%出して、同じレベルで共鳴しあえる相手は、まあ、いないと思っていれば間違いない。だから考えはあまり外では出さない。
言うことは立派でも、その人の英語自体が。。。だとか、英語は上手いけど、考えは浮世離れしてるとか、言うことは立派で英語も上手いが、実際の授業を見ると。。。だとか。。。
ところが、100%共感しあって、それが120%の共鳴になってグルーブ(groove)に発展する、という相手に思いがけず出会った。
-今の英語教師は事なかれ主義で、生徒に嫌われないよう、同僚に嫌われないよう、親に嫌われないよう、とばかりして、自分を出さないのが多い。
-文部科学省がどうの、学習指導要領がどうの、じゃない。ひとりひとりの教師が人間として、受け持つ子どもたちにとっての「星」になってなければ、教育なんかできるはずがない。
-指導者が率先垂範で、高いスキルを目の前で見せてやれないようでは、子どもが憧れて努力する気になるはずがない。
-練習をあとで振り返っても遅い。プレーはその場でとめて、フィードバックし、その数秒前の状態までもどして再開する。とにかく大切なのは、ダメなパフォーマンスが出現したその瞬間にそれを止めることである。(それを Freeze と言う、のだそうな)
-こどもに対するのが怖い、と思っている教師が多い。だったらヤメロよ、と思う。
-教材は極論すればなんでもいい。どんな教材でも指導者次第だ。指導者が120%重要だ。
-説明は最小限にして実際にプレーさせるのが大切。(彼の業界ではDoの確保というそうだが、これは和製英語の匂いがプンプンだが、言いたいことは分かる)
-指導者が自分に自信がないのでは話にならない。
-自分とこどものあいだの30センチに世界ができるのだ。
-教師というのは本当に本当にすばらしい、他にない仕事なんだ。
こういう認識でバッチンバッチン共鳴し合ったのは、行間からわかるように、教師ではない。が、ひとりでもそういう人がいる、ということを知った昨日は one of the best days in my life になった。
9/26/2012
生徒との「キャッチボール」ができない人が
授業で生徒と(コトバと心の)キャッチボールが日本語でもできていない教員が、授業を無理に英語でやると、さらにそれができなくなって、さらに状況は悪化する、と確認した。
If you cannot relate to your students even in your L1, how can you expect to do that in a language that you are not comfortable with?
どの言語でやる云々より、まずはキャッチボールをしないとあとはすべてダメになる。
What matters is not which language you use but whether or not you are really communicating-- interacting with your students in a flexible, adaptive manner. Without that, whatever else you do will be of no avail.
If you cannot relate to your students even in your L1, how can you expect to do that in a language that you are not comfortable with?
どの言語でやる云々より、まずはキャッチボールをしないとあとはすべてダメになる。
What matters is not which language you use but whether or not you are really communicating-- interacting with your students in a flexible, adaptive manner. Without that, whatever else you do will be of no avail.
高校授業のDo's and Dont's
ざわついている状態で授業を始めるな。
目の前で生徒が突っ伏していたらそのままにして授業を進めず、 それに対処しろ。
いんちきな発音をするな。
シュワをつかえ。
生徒全員の目をきちんと見ろ。 つまらなそうな目をしていたらそれを何とかするように修正しろ。
生徒の行動をきちんとコントロールしろ。 聴かせるなら全員に聴かせるよう、教科書を閉じさせ、 プリントを伏せさせろ。 プリントに記入させるなら全員に記入させろ。
全員の生徒が何をやっているか、常に気にしろ。
生徒が寝てからそれを何とかするのではなく、 寝ないような授業をしろ。
生徒が何か言ったら無視するな。諌めるなら諌め、 とりあげるならとりあげろ。
生徒が適当にちゃかしたようなコメントをしてもOKである雰囲気 をそのままにするな。
パワーポイントで凝ったビジュアルを提示することで生徒の興味を 引こう、とするな。労多くして益少なし。
パワーポイント使うなら、 英語自体が記憶に残るような使い方をしろ。
パワーポイントは、read and look up の代わりに使え。
CDを流しっぱなしにせず、 こまめにとめて音声に関するコメントをしろ。
CDと同じに生徒が言えるようになるように、 教師はじぶんの肉声でサポート(大げさにいったり、 リズムをつけたり、注意点を喚起したりして)しろ。
せめてCDとまずまず同じ、 と思える音声が出せるようになってから、教壇に立て。
ICTというなら自由に音声を流せるPCのプレイヤーなどを使え 。
20歳も年下の生徒をいつまでもおどおどと「君づけ」「 さんづけ」しているな。
バカにしたような発言をする生徒がいたら真剣に怒れ。 怒らないからバカにされる。
無意味に長々と歌を聴かせるな。
歌の穴埋めは穴埋めの箇所を工夫しろ。
歌を使うなら必ず歌えるまで持っていけ。 せめてポイントとなる1行やサビだけでも歌わせろ。
生徒の音読を聞いたら必ず実質的なフィードバックをしろ。「 しっかり読んで」だけではどうしっかり読むのかわからない。
文法用語を英語で、しかも間違った英語を言うな。
30分使うなら、対訳をみながら徹底的に音読すれば、 30回は読める。総花的にチンタラやるよりよほど身になる。
意味をきちんと確認する前に、音読するな。
意味の確認と音読は同時に行なえ。意味は音で表され、 音には意味がある。意味理解と音読を大きく分ける必要はない。
1時間が終わった時点では、その日の教材が何も見ずに言えて、 何も見ずに書ける、という状態をめざせ。
高校の英語授業はつまらないものだ、 という固定観念を裏付けて実証するような授業をするな。
自分が英語で通すのでなく、生徒に英語をたくさん言わせろ。
何より、生徒には真剣に、本気で対峙しろ。怒るべき時は怒れ。「 お前たちが英語が少しでもできるようにしてやりたいのだ」 という気持ちを前面に出せ。そして万一、 その気持ちがないなら仕事を変えろ。生徒は教師を選べない。
目の前で生徒が突っ伏していたらそのままにして授業を進めず、
いんちきな発音をするな。
シュワをつかえ。
生徒全員の目をきちんと見ろ。
生徒の行動をきちんとコントロールしろ。
全員の生徒が何をやっているか、常に気にしろ。
生徒が寝てからそれを何とかするのではなく、
生徒が何か言ったら無視するな。諌めるなら諌め、
生徒が適当にちゃかしたようなコメントをしてもOKである雰囲気
パワーポイントで凝ったビジュアルを提示することで生徒の興味を
パワーポイント使うなら、
パワーポイントは、read and look up の代わりに使え。
CDを流しっぱなしにせず、
CDと同じに生徒が言えるようになるように、
せめてCDとまずまず同じ、
ICTというなら自由に音声を流せるPCのプレイヤーなどを使え
20歳も年下の生徒をいつまでもおどおどと「君づけ」「
バカにしたような発言をする生徒がいたら真剣に怒れ。
無意味に長々と歌を聴かせるな。
歌の穴埋めは穴埋めの箇所を工夫しろ。
歌を使うなら必ず歌えるまで持っていけ。
生徒の音読を聞いたら必ず実質的なフィードバックをしろ。「
文法用語を英語で、しかも間違った英語を言うな。
30分使うなら、対訳をみながら徹底的に音読すれば、
意味をきちんと確認する前に、音読するな。
意味の確認と音読は同時に行なえ。意味は音で表され、
1時間が終わった時点では、その日の教材が何も見ずに言えて、
高校の英語授業はつまらないものだ、
自分が英語で通すのでなく、生徒に英語をたくさん言わせろ。
何より、生徒には真剣に、本気で対峙しろ。怒るべき時は怒れ。「
9/23/2012
だから君は綺麗なんだよ
関大の集中講義で学生のひとりが自由曲として歌った、
What makes you beautiful (One direction)
という曲はいいですよ。
音節・リズムの練習にもなるし、LとRの練習にもなるし、
イケメンだし。
素人の女子が歌っているバージョンもあります。
What makes you beautiful (One direction)
という曲はいいですよ。
音節・リズムの練習にもなるし、LとRの練習にもなるし、
イケメンだし。
素人の女子が歌っているバージョンもあります。
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