間違いを恐れずに、話そう!
とよく言われる。これは、間違いを恐れるあまり萎縮してしまっては元も子もないので、間違いを気にしすぎずに思い切ってやってみよう! でもやってみたあとは、失敗から学ぶんだよ。失敗は成功のもとだから、きっと次に成功するよ。だからどんどん失敗しよう。いつかそれが糧になる。
という意味であって、
間違ってもいいよ。間違いなんてどうでもいいんだよ。間違ったあとも、気にしなくてもいいよ。
というバカな意味では、当然のことながら、絶対に、ない。いつまでも間違っていていいはずがなかろう。
それを誤解している教員が多いんじゃないの、最近?
Don't be afraid of making mistakes.... say a lot of people, without thinking much about what it means. If you think the statement means that there is no need to try to avoid mistakes or that you do not have to make efforts not to make the same mistake again, then you are terribly misguided. Mistakes and errors are to be learned from, not to be disregarded or forgotten.
発音ザムライ、ジャパリッシュ英語教師を斬る! 寄るな触るな、触れなば斬らん! 斬り捨て御免で御意見無用! (Part of the Caption by Courtesy of Madame Satoh)
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7/31/2010
7/30/2010
残念な発言: b とd の区別 再び
bとdの区別ができない生徒がいて云々...という発言をまた聞いた。
でも、bとdはちょうど形が逆なだけだから、そりぁ最初は混同する子もいるでしょよ。無理もないよ。
それがそんなに重大かよ。non-Japaneseが「上」という字を初めて見て、棒を左側につけたりするのと同じでしょ。そのうちだんだん覚えるんじゃないの?
なんでそんなことがそれほど気になるのかわからん。
しかも前にも書いたが、それは「文字の混同」であって、音の混同ではない。 犬を ボッグ と言うことも、買うを ダイ ということもない。つまり、bとdという「音」はちゃんと区別しているわけ。そのほうがよっぽど重要です。
文字のbとdの混同よりも、注意を注がなければいけないのは、bとvの「音」の混同だ。fとhの「音」の混同だ。thとzの「音」の混同だ。
そういう言語の最も大事な点を放って置いて、スペリングのbとdの混同にばかり目が向くのは、目が向く方がおかしい。
Why not stop complaining some of your students write a "b" for a "d" or vice versa? Why do you think it's such a big deal? That's because you pay too much attention to letters, as opposed to sounds. Time will take care of such a minute mistake. Instead of making a fuss about nothing, take good care to see that your students can learn to distinguish between /b/ and /v/, /f/ and /w/, etc, which is far more important.
でも、bとdはちょうど形が逆なだけだから、そりぁ最初は混同する子もいるでしょよ。無理もないよ。
それがそんなに重大かよ。non-Japaneseが「上」という字を初めて見て、棒を左側につけたりするのと同じでしょ。そのうちだんだん覚えるんじゃないの?
なんでそんなことがそれほど気になるのかわからん。
しかも前にも書いたが、それは「文字の混同」であって、音の混同ではない。 犬を ボッグ と言うことも、買うを ダイ ということもない。つまり、bとdという「音」はちゃんと区別しているわけ。そのほうがよっぽど重要です。
文字のbとdの混同よりも、注意を注がなければいけないのは、bとvの「音」の混同だ。fとhの「音」の混同だ。thとzの「音」の混同だ。
そういう言語の最も大事な点を放って置いて、スペリングのbとdの混同にばかり目が向くのは、目が向く方がおかしい。
Why not stop complaining some of your students write a "b" for a "d" or vice versa? Why do you think it's such a big deal? That's because you pay too much attention to letters, as opposed to sounds. Time will take care of such a minute mistake. Instead of making a fuss about nothing, take good care to see that your students can learn to distinguish between /b/ and /v/, /f/ and /w/, etc, which is far more important.
7/29/2010
英語教師はゆっくり話せ
(英語教育学のゼミ生に出したメールの内容)
ゼミ生各位
英語を話す時の心構え:
君たちの英語はほとんどの場合、もちろん「通じる」。
しかし、英語教員としてはそれだけではもちろんダメ。
発音はもちろんだが、加えて、冠詞、数、時制、など文法・語法が正しいのが絶対条件。生徒の前で話しているのだから。
うまく説明できないときに、苦し紛れに例を出したり、ジェスチャーを用いたりして、切り抜けるのは、1ユーザーのサバイバルの技術としては正しいが、それは教師としては失敗なので、あとで時間をかけて、どういう表現を使えばよかったのか、振り返り、次に同じ状況だったらきちんと話せるようにしておくことが必要。
ただしい構文と表現で、ゆっくりした口調で落ち着いて、生徒に聞き取りやすいように、話す、ことを心がけろ。(つっかえ、つっかえ話す、のではもちろんない。よどみなく、しかし
ゆっくり話すのだ)
ゆっくり話せるためには、その瞬間口から出ている単語よりも少なくとも5語先くらいまでは常に先に先に頭に用意してあることが必要だ。先まで言うことが、あたまの中に準備してあるから、おちついて話せる。
アップアップして早口になるのは、余裕がない証拠。
「ゆっくり落ち着いて話す」を目標にせよ。
それから、その裏返しとして、英語教師として他人の英語を聞くときは、内容だけを理解しようとせず、発音は適切か、語法は適切か、文法は適切か、を常に意識せよ。
内容だけを聞こうとするのが、一般人。
内容と形式を同時に聞き、必要があればアドバイスするのが英語教師。
ゼミ生各位
英語を話す時の心構え:
君たちの英語はほとんどの場合、もちろん「通じる」。
しかし、英語教員としてはそれだけではもちろんダメ。
発音はもちろんだが、加えて、冠詞、数、時制、など文法・語法が正しいのが絶対条件。生徒の前で話しているのだから。
うまく説明できないときに、苦し紛れに例を出したり、ジェスチャーを用いたりして、切り抜けるのは、1ユーザーのサバイバルの技術としては正しいが、それは教師としては失敗なので、あとで時間をかけて、どういう表現を使えばよかったのか、振り返り、次に同じ状況だったらきちんと話せるようにしておくことが必要。
ただしい構文と表現で、ゆっくりした口調で落ち着いて、生徒に聞き取りやすいように、話す、ことを心がけろ。(つっかえ、つっかえ話す、のではもちろんない。よどみなく、しかし
ゆっくり話すのだ)
ゆっくり話せるためには、その瞬間口から出ている単語よりも少なくとも5語先くらいまでは常に先に先に頭に用意してあることが必要だ。先まで言うことが、あたまの中に準備してあるから、おちついて話せる。
アップアップして早口になるのは、余裕がない証拠。
「ゆっくり落ち着いて話す」を目標にせよ。
それから、その裏返しとして、英語教師として他人の英語を聞くときは、内容だけを理解しようとせず、発音は適切か、語法は適切か、文法は適切か、を常に意識せよ。
内容だけを聞こうとするのが、一般人。
内容と形式を同時に聞き、必要があればアドバイスするのが英語教師。
As an English teacher, speak fluently but slowly. When you listen to your students speak in English, always pay attention to both form and meaning, and be ready to intervene whenever the form is less than satisfactory. If you just listen to the message, you are no different from someone on the street. You are getting paid to coach your students.
7/26/2010
チャットなんか要らん
グルグルではただ決まった文を言わせて発音指導するだけですか? それではあまり楽しくないのでは? チャットとかはしないのですか? と質問された。
グルグルは単なる「発音指導」ではない。発音とは音を発することで、すなわちスピーキングである。よりよくスピークできる技能と自信を与えてやるのがグルグルなのである。
どこかの相手と「チャット」させる暇があったら、もっともっとうまく言えるように訓練してやったほうがいい。
だいたい、教室の中で本物の「コミュニケーション」をさせよう、という考えが基本的に間違っている。そんなことは教室の外で、各自が勝手に、自由にやることである。そのときによりよくコミュニケーションができるための基礎練習をやってやるのが教室だ。
Never waste your and your students' precious class time by organizing an internet chat session or the like for them in class. They are free to communicate outside the classroom. An English class is not a place for that. It is a place for preparation, not the real thing. You can't coach them in the real thing, can you?
グルグルは単なる「発音指導」ではない。発音とは音を発することで、すなわちスピーキングである。よりよくスピークできる技能と自信を与えてやるのがグルグルなのである。
どこかの相手と「チャット」させる暇があったら、もっともっとうまく言えるように訓練してやったほうがいい。
だいたい、教室の中で本物の「コミュニケーション」をさせよう、という考えが基本的に間違っている。そんなことは教室の外で、各自が勝手に、自由にやることである。そのときによりよくコミュニケーションができるための基礎練習をやってやるのが教室だ。
Never waste your and your students' precious class time by organizing an internet chat session or the like for them in class. They are free to communicate outside the classroom. An English class is not a place for that. It is a place for preparation, not the real thing. You can't coach them in the real thing, can you?
すらすら読むな。ちゃんと読め。
「さあ~秒でこれを読もう」 (timed activity)
「2分間で何回読めるかやってみよう」 (speeded activity)
のようなspeeded/timed activityというのは、正確さを保った状態で、という条件内でスピードを向上させるのだ、ということをすべての生徒が熟知して臨むのでないならば、しないほうがよい。
やるのであれば、教師は40人の生徒に耳をすまし、適宜、ダメ出しをし、「急ぐな! 正確に!」という叱咤を絶えず飛ばす必要がある。ということはつまり、速さを求めるのは原則はやらないほうがよい、ということ。
英語専攻の大学生のような比較的高いレベルでさえ、スピード訓練はよほど気をつけないと、インチキ英語に逆戻りさせるだけである。ということは中高のレベルではスピード訓練は要らない、ということ。そもそも基本的な姿勢として、「これをなるべくすらすら速く読もう」というのは向いている方向が間違っている。
「これを各自のペースで、正確さ、強弱に気をつけながら、平板にならないように、英語らしくうまく読みなさい。」という方向が正しい。
私が自分の学生(学部生、院生)にスピード訓練(含むシャドウイング)をさせるときは、横につきっきりりで、発音をミスったらすぐに中断してその部分を何度でもやりなおさせる、という「つきっきり正確さreminding」をする。あくまで目指すのは、正確に速く英語が話せる人間だからである。
私が自分の学生(学部生、院生)にスピード訓練(含むシャドウイング)をさせるときは、横につきっきりりで、発音をミスったらすぐに中断してその部分を何度でもやりなおさせる、という「つきっきり正確さreminding」をする。あくまで目指すのは、正確に速く英語が話せる人間だからである。
正確に話せるようになった人間が徐々にスピードアップするのは可能だが、インチキ発音で速く話しながら徐々に正確さをアップするのは(考えればすぐ分かることだが)あり得ない。現在教えている大学生にも、中高時代の指導の影響で、
「いままでは極力スラスラ大きな声で読もうとしていました。先生もそう指導していたので、そう思い込んでいました。すらすら読んでいるうちに、発音もうまくなると思っていました。ちょっと考えればそんなはずはないことは分かったはずなのに、自分の愚かさが腹立たしいです。」
という感想を書いた者もいる。罪作りな指導である。「大きな声で読もう。」とか「すらすら読もう」というのは封印したほうがいい。正確に読めれば放っておいても徐々に自信ができて声は出てくるし、すらすらと読める。
英語学習は、早口コンテストや応援団ではないのだ。
At least at junior and senior high schools levels in Japan, timed or speeded activities do more harm than good, and hence should not be attempted in principle. With students lacking automatized articulation skills, what those activities do is make them fail to stick to the barely emerging desirable habit of pronouncing properly and revert to the good (well, bad) old habit of speaking garbage Japalish.
Never pursue fluency prematurely. Fluency will take care of itself, in time, when accuracy is established.
7/25/2010
関係代名詞は弱く言え
英語教師、文アクセント(文の中でどの単語が強く読まれて、どの単語が弱く読まれるのか)を知らなすぎる。大間違いをひとつだけ指摘すると、関係詞を強く音読するひとが多いが、大間違い。
Tom was the one who was lying.
の whoは強く言ってはだめ。
しかし、
I can't tell who is lying.
のwhoは強く言わなくてはダメ。
関係代名詞を導入する中学段階でも教えておかないと、聞いていて誤解(関係代名詞が疑問代名詞に聞こえる)も招くから、極めて重要なポイントだが、「重要事項」だから強調するあまり、強くはっきり読んで導入し、それがそのまま英語人生に定着している、人が多い。
As an EFL teacher, you need to be much more careful about which words in a sentence (or utterance) should be and should not be stressed, which as long as I know is rarely paid attention to. A typical mistake is to pronounce a relative pronoun strongly, like "who" in "Tom was the one who was lying."
Tom was the one who was lying.
の whoは強く言ってはだめ。
しかし、
I can't tell who is lying.
のwhoは強く言わなくてはダメ。
関係代名詞を導入する中学段階でも教えておかないと、聞いていて誤解(関係代名詞が疑問代名詞に聞こえる)も招くから、極めて重要なポイントだが、「重要事項」だから強調するあまり、強くはっきり読んで導入し、それがそのまま英語人生に定着している、人が多い。
As an EFL teacher, you need to be much more careful about which words in a sentence (or utterance) should be and should not be stressed, which as long as I know is rarely paid attention to. A typical mistake is to pronounce a relative pronoun strongly, like "who" in "Tom was the one who was lying."
7/17/2010
ピコピコハンマーの真実
HPに載せてある、学生の落書きした私の肖像が、ハンマーを持っているのを見て、これは何なのか、象徴的な姿なのか、といぶかっている人がいるらしい。
知らない人のために言っておくと、あれは私がどの授業にいくにも持ち歩いている必携アイテムである。何に使うのかというと、学生にペアワークなどをさせているときにアレを片手に歩きまわり、the を za などという不心得者というか不注意者がいた時に、すかさず「ピコーン!」と叩いてやって注意を喚起してやるのである。スピーキングの時には間違いを指摘するな、などという世迷い言には耳を貸さず、愛情をもってすべての間違いを叩きまわってもらいたい。
I always carry around a plastic hammer in class, which I use for banging (or pickon-ing) students on their head the moment they make a careless mistake in pronunciation or grammar or whatever. Never listen to someone who says that you should not correct students' errors when they are speaking. Do correct each and every mistake they make. That's what teachers are for, in the first place.
知らない人のために言っておくと、あれは私がどの授業にいくにも持ち歩いている必携アイテムである。何に使うのかというと、学生にペアワークなどをさせているときにアレを片手に歩きまわり、the を za などという不心得者というか不注意者がいた時に、すかさず「ピコーン!」と叩いてやって注意を喚起してやるのである。スピーキングの時には間違いを指摘するな、などという世迷い言には耳を貸さず、愛情をもってすべての間違いを叩きまわってもらいたい。
I always carry around a plastic hammer in class, which I use for banging (or pickon-ing) students on their head the moment they make a careless mistake in pronunciation or grammar or whatever. Never listen to someone who says that you should not correct students' errors when they are speaking. Do correct each and every mistake they make. That's what teachers are for, in the first place.
7/13/2010
World Englishes 論のアバウトさ
鶴田知佳子・柴田真一『ダボス会議で聞く世界の英語』(コスモピア)を聞いた。聞いた、というのはCDに20数カ国のスピーカーの英語が収録されているからである。この本で著者が何を言いたいか、というと、おきまりの
「世界の人々はこんなにいろいろな、お国なまり丸出しの英語を話している。だから私たち日本人も卑屈になるのをやめて、あまり気にしないで話しましょう」
というWorld Englishes論である。しかし、この本に収録されている英語を聞いて、こういう感想を私はまったくもたない。私の感想は、むしろ正反対で、
「世界の人々は、こんなにいろいろな母語を背景としながら、みなそれぞれきちんと英語を話している。日本人みたいに、LとRを一緒にしたり、THをZで言ったり、VをBで言ったり、fastとfirstが一緒だったり、sit と shit が一緒だったり、というスピーカーはただの一人もいない」
というものだ。(ただのひとりも、は実はウソで、韓国人はLとRがだめで、ロシア人は、thをzで言っていた)。
もちろん、それぞれのリズムとか、R音の特徴とか、母音の特徴で、それぞれの母語を感じるフレーバーはあり、ネイティブの英語とは違っている。しかしそれをもって、「こんなにお国なまりを堂々と使っているのだから」云々はあまりにアバウトな素人レベルの議論だ。主要な子音音素はすべてきちんと、それなりに区別しているのだから。
「だから日本人英語でいいじゃん」とは全然ならない。日本人英語が、
sit = shit
very = berry = belly
first = fast
with = wiz
bought = boat
love = rub
という英語を指すならば。
Listening to "World Englishes" only reinforces my conviction that default Japanese English is not good enough to be counted as one of the legitimate English variants. Japanese and Korean learners of English are in a disadvantageous position to start with because of the fact that their native language lacks the distinction between /r/ and /l/, which means that they need to make efforts that native speakers of the other languages do not have to. That is unfair, to be sure, but life is not fair.
「世界の人々はこんなにいろいろな、お国なまり丸出しの英語を話している。だから私たち日本人も卑屈になるのをやめて、あまり気にしないで話しましょう」
というWorld Englishes論である。しかし、この本に収録されている英語を聞いて、こういう感想を私はまったくもたない。私の感想は、むしろ正反対で、
「世界の人々は、こんなにいろいろな母語を背景としながら、みなそれぞれきちんと英語を話している。日本人みたいに、LとRを一緒にしたり、THをZで言ったり、VをBで言ったり、fastとfirstが一緒だったり、sit と shit が一緒だったり、というスピーカーはただの一人もいない」
というものだ。(ただのひとりも、は実はウソで、韓国人はLとRがだめで、ロシア人は、thをzで言っていた)。
もちろん、それぞれのリズムとか、R音の特徴とか、母音の特徴で、それぞれの母語を感じるフレーバーはあり、ネイティブの英語とは違っている。しかしそれをもって、「こんなにお国なまりを堂々と使っているのだから」云々はあまりにアバウトな素人レベルの議論だ。主要な子音音素はすべてきちんと、それなりに区別しているのだから。
「だから日本人英語でいいじゃん」とは全然ならない。日本人英語が、
sit = shit
very = berry = belly
first = fast
with = wiz
bought = boat
love = rub
という英語を指すならば。
Listening to "World Englishes" only reinforces my conviction that default Japanese English is not good enough to be counted as one of the legitimate English variants. Japanese and Korean learners of English are in a disadvantageous position to start with because of the fact that their native language lacks the distinction between /r/ and /l/, which means that they need to make efforts that native speakers of the other languages do not have to. That is unfair, to be sure, but life is not fair.
7/08/2010
歌の威力
やっぱり、歌はよい。
日本語読みをしている=英語の歌が歌えない
英語読みをする=英語の歌が歌える
ことを実感させることができる。そしてその後に、教科書本文の読みでも同じだよ、ともっていくと、生徒の納得度が違う。
♪ I hate it when a guy doesn't get the door
oOoOoO OoOoO
♪ even though I told him yesterday and the day before
OoOoOoOoO OoOoO
をやってから、教科書の、
I feel that it taught me a lot も、 oOooOooO
で、3つしか文アクセントはないのだ、
という話をすると、納得される。
Making your students sing English songs can convince them that speaking English with the Japanese syllable-timed rhythm is no good and that, with regard to stress-timed rhythm, there is no difference between singing songs and vocalizing written texts.
日本語読みをしている=英語の歌が歌えない
英語読みをする=英語の歌が歌える
ことを実感させることができる。そしてその後に、教科書本文の読みでも同じだよ、ともっていくと、生徒の納得度が違う。
♪ I hate it when a guy doesn't get the door
oOoOoO OoOoO
♪ even though I told him yesterday and the day before
OoOoOoOoO OoOoO
をやってから、教科書の、
I feel that it taught me a lot も、 oOooOooO
で、3つしか文アクセントはないのだ、
という話をすると、納得される。
Making your students sing English songs can convince them that speaking English with the Japanese syllable-timed rhythm is no good and that, with regard to stress-timed rhythm, there is no difference between singing songs and vocalizing written texts.
7/04/2010
The Best Damn Thing
今日の達成感: Avril Lavigne の The best damn thing が完璧に歌えるようになった。
Today I have a sense of achievement from learning to sing "The best damn thing" perfectly.
I'm the best damn thing that your eyes have ever seen!!
Today I have a sense of achievement from learning to sing "The best damn thing" perfectly.
I'm the best damn thing that your eyes have ever seen!!
馬鹿か?(テストは翌日に返却だとよ...)
テストをいつ返そうが、返すまいが、生徒にガタガタいわれるスジはない。そんなことはまったくうどうでもいい。採点に時間がかかるのは、悪いことではないでしょ。テストは授業で授業はテスト。
It's none of your students' business when you return their test papers. Teaching is testing, and testing is teaching. Creating a test that takes some time to mark is nothing to be avoided; rather it can be evidence that the test is tapping some productive ability (like extended writing), which of course is a good thing.
It's none of your students' business when you return their test papers. Teaching is testing, and testing is teaching. Creating a test that takes some time to mark is nothing to be avoided; rather it can be evidence that the test is tapping some productive ability (like extended writing), which of course is a good thing.
馬鹿か?(和訳配布禁止令だとよ...)
またイヤな話を聞いた。高校で和訳のプリント配布は禁止で、授業中に口頭で書き取らせないといけないのだそうな。生徒のノートは左が本文、右が手書きの和訳。
賭けてもいいけど、そういう教師はTOEICで900はないし、英検1級はないし、30分英語で講話することはできないし、エッセイも書いたことはないだろう。
自分が英語ができないから、英語ができるようになるための方法がわからず、そういう愚劣なルールをつくって若い教師の芽をつみ、かつ生徒に益のない努力を強いる。
授業が終わった時には、英文が頭に残るように仕向けなければ英語の運用力がつかない、という素人でも分かることがなぜわからない?
(全くの素人の妻曰く: 馬鹿じゃないの? 意味分からない。)
Another disgusting episode: at a certain high school, distributing translation for the textbook materials is not allowed before, during, or even after class; the teacher is required to orally give out the translation for students to jot down in class.
What a stupid way of spending precious class time! I bet those who set up such nonsensical rules cannot score 900 in TOEIC, pass STEP 1st, give an extended speech in English, or write an essay. In a nutshell, those teachers cannot use the language!!
They prevent promising young teachers to give effective classes and force their students to make futile efforts simply because they do NOT understand themselves what being able to use the language is about. Preposterous! You don't need to be a rocket scientist to see that unless students are encouraged to retain English, not Japanese, in their long-term memory after class, they will never acquire the command of English.
Why are they so, so stupid??
賭けてもいいけど、そういう教師はTOEICで900はないし、英検1級はないし、30分英語で講話することはできないし、エッセイも書いたことはないだろう。
自分が英語ができないから、英語ができるようになるための方法がわからず、そういう愚劣なルールをつくって若い教師の芽をつみ、かつ生徒に益のない努力を強いる。
授業が終わった時には、英文が頭に残るように仕向けなければ英語の運用力がつかない、という素人でも分かることがなぜわからない?
(全くの素人の妻曰く: 馬鹿じゃないの? 意味分からない。)
Another disgusting episode: at a certain high school, distributing translation for the textbook materials is not allowed before, during, or even after class; the teacher is required to orally give out the translation for students to jot down in class.
What a stupid way of spending precious class time! I bet those who set up such nonsensical rules cannot score 900 in TOEIC, pass STEP 1st, give an extended speech in English, or write an essay. In a nutshell, those teachers cannot use the language!!
They prevent promising young teachers to give effective classes and force their students to make futile efforts simply because they do NOT understand themselves what being able to use the language is about. Preposterous! You don't need to be a rocket scientist to see that unless students are encouraged to retain English, not Japanese, in their long-term memory after class, they will never acquire the command of English.
Why are they so, so stupid??
7/03/2010
英語の授業は英語で?
「英語の授業は英語でやるべきでしょうか?」
同じ質問に対する答えも、誰が質問しているかによって変わる。
英語で英語の授業をやる自信がない人に対する答: 「当然です。日本人以外の学習者にも教えられるような英語力がなければ教師とはいえないでしょ。」 (参照 酸っぱいブドウ↓)
英語で英語の授業はとりあえず出来る人に対する答: 「教師だけが英語をいくら喋っていても、生徒の英語力は上がらない。英語の授業では生徒には必ず英語を喋らせるべきだ。またフィードバックは日本語でやったほうが効果的です。」
Should an English class be conducted in English? The answer to this question varys according to who is asking. To those who do not think they are able to conduct a 50-minute session in English, I say to you that your priority is to enhance your speaking skills to the extent that you can comfortably conduct any activity using English, from grammatical explanation to reading between the lines. On the other hand, to those who CAN do everything in English if necessary, I would say that they should think about how to make their students do everything in English, rather than how to do so themselves.
より詳しくは、↓
http://sites.google.com/site/zukeshomepage/publications/practical-papers/eigode_okonau_yori
同じ質問に対する答えも、誰が質問しているかによって変わる。
英語で英語の授業をやる自信がない人に対する答: 「当然です。日本人以外の学習者にも教えられるような英語力がなければ教師とはいえないでしょ。」 (参照 酸っぱいブドウ↓)
英語で英語の授業はとりあえず出来る人に対する答: 「教師だけが英語をいくら喋っていても、生徒の英語力は上がらない。英語の授業では生徒には必ず英語を喋らせるべきだ。またフィードバックは日本語でやったほうが効果的です。」
Should an English class be conducted in English? The answer to this question varys according to who is asking. To those who do not think they are able to conduct a 50-minute session in English, I say to you that your priority is to enhance your speaking skills to the extent that you can comfortably conduct any activity using English, from grammatical explanation to reading between the lines. On the other hand, to those who CAN do everything in English if necessary, I would say that they should think about how to make their students do everything in English, rather than how to do so themselves.
より詳しくは、↓
http://sites.google.com/site/zukeshomepage/publications/practical-papers/eigode_okonau_yori
酸っぱいブドウだろ、そりゃ
"cry sour grapes" = say that something is not good or important simply because you cannot get it
This expression originated from the Aesop's fable "The Fox and the Grapes" (see http://www.bartleby.com/17/1/31.html).
用例1: Taro says having high TOEIC scores doesn't mean anything when teaching English, but I cannot help feeling that's just sour grapes.
用例2: Hanako says there's nothing wrong, in this day and age, with speaking English with heavy Japanese accent, but I suspect she's crying sour grapes.
This expression originated from the Aesop's fable "The Fox and the Grapes" (see http://www.bartleby.com/17/1/31.html).
用例1: Taro says having high TOEIC scores doesn't mean anything when teaching English, but I cannot help feeling that's just sour grapes.
用例2: Hanako says there's nothing wrong, in this day and age, with speaking English with heavy Japanese accent, but I suspect she's crying sour grapes.
音読できない生徒のリーディングは無意味だろ
その気になれば、きちんと音読できるが、いちいち音読せずに、黙読する学習者の「リーディング」には意味があるが、まともに音読できない生徒が、「読解」しても、英語力の向上にはならない。だから音読をしない「リーディング」授業をする学年になる前に、まともに文字を音声化できるスキルをつけてやるのが教師のつとめである。しかし、読解だって、英語によるやりとりによって進めるならば、音声が飛び交うよ。
If a learner cannot read aloud a text properly, there is no point in having him try to read it silently. Silently reading a text that one cannot properly read aloud is not a language behavior but crypt analysis. Therefore, it is your job to provide your students with the ability to read aloud English properly before they take a "reading" class. However, if you conduct your "reading" class in English, checking students comprehension, explaining the meanings of the text, having students making comments, etc., all in English, your "reading" class will not be very different from a speaking class, anyway.
If a learner cannot read aloud a text properly, there is no point in having him try to read it silently. Silently reading a text that one cannot properly read aloud is not a language behavior but crypt analysis. Therefore, it is your job to provide your students with the ability to read aloud English properly before they take a "reading" class. However, if you conduct your "reading" class in English, checking students comprehension, explaining the meanings of the text, having students making comments, etc., all in English, your "reading" class will not be very different from a speaking class, anyway.
7/02/2010
授業は楽しいな
本当にいつも、いつも授業は最高に楽しいな。全員の目がこっちを向いて、必死に何かを身に付けようと口を動かして...
I truly love every minute of teaching students in class. Each and every of them staring at me, watching me, moving their mouth imitating me, desperately trying to acquire new skills ... I'm a lucky guy getting paid for doing what I love the most in my life.
I truly love every minute of teaching students in class. Each and every of them staring at me, watching me, moving their mouth imitating me, desperately trying to acquire new skills ... I'm a lucky guy getting paid for doing what I love the most in my life.
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