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3/22/2014

Frozen vs. アナと雪の女王

ある先生が教えて下さった、Frozen の英語版と日本語版。音節感覚の授業に。


英語版 http://www.youtube.com/watch?v=L0MK7qz13bU




日本語版 http://www.youtube.com/watch?v=cvj3-MZO9Tw


3/19/2014

dilemma of whether to cancel 授業 or to skip 会議

A. 本務校での会議 to which my contribution is not at all critical

vs.

B. 非常勤先での授業 another of which I truly hate to cancel because I have already had to cancel two due to uncontrollable circumstances

このふたつがたまたま clash した場合、現場教師マインドの持ち主としてはどうしても the right thing is to choose option B ではないか、と思ってしまう。

本務校であろうが非常勤先であろうが、授業は授業。

学生から見れば、担当教員がその大学の専任だろうが非常勤だろうが教授だろうが講師だろうが関係ない。関係あるのは、自分にどういう授業をしてくれるか、だけである。

授業を休講にするのは、教師が学生に対してなす最大の害でありかつ罪である。

3月29日、セミナーします

3月29日、午前と午後、たっぷり時間をとって、英語を英語で教えるためのクリアな発音をトレーニングをする、というセミナーをいたします。

是非、いらしてください。

セッション7 英語を英語で教えるときの絶対条件:クリアな発音

http://www.nichibei.ac.jp/preparation/training_teacher.html

全学年グルグルで進学実績UP

うちの高校は全学年にグルグルが浸透し、Reading in Action (金星堂) スタイルのワークシートをつかって授業をしていて、大学進学実績も上がりました!

という喜びの声をいただきました。

大切な文の意味がわかった上で、言えるように、書けるようにする、という授業をやっていて英語力がつかないわけはないと思います。

3/18/2014

FAQ: カタカナで発音を書くのはどうですか?

一概にいいとも、一概に悪いとも言えません。

音声学(または現実の正しい発音)をきちんとわかっている人が、ピンポイント的に使うのはとても効果的です。

わかっていないひとが使うと逆効果です。 ☓ apple アプル   ◯ エァポゥ

また、独立した単語よりも、リンクして発音されるフレーズやチャンクのイメージをつかませるのにカタカナは威力を発揮します。

should have been = シュダベン   not at all  = ナタトー/ ナトゥトー /ナラロ

again and again   = アゲナナゲン / ヌヌ

もちろん限界をわきまえて、生徒にも、「現実の音のイメージを思い出すためのメモだ」とわからせないといけません。現実の音を教えた上で、それを表記したものとしてカタカナを出すのがよいので、音がなしで、最初からカタカナだけ見て発音するのは、どんなに精緻なカタカナ表記でも無理です。

カタカナと英文字を併用するといいです。 stop = スターッp    killed = キオd

カタカナで発音を生徒がメモするのをやみくもに禁止する教師は、弱者の心をわかろうとしない、傲慢な人間だと思います(ヤミクモでなければそうでない場合もあるでしょうが)。あなたは、まったく未知の言語を聞いて、その音をメモするとき、カタカナを使わないですか? IPAで書けますか? 私はもちろん(書くなら)カタカナで書きます。ただし表記を工夫して。

ちなみに、私の最初の著書は、これでした:

『カタカナでやさしくできるリスニング』(研究社)


3/17/2014

アルクセミナー(名古屋)の参加者の声です

参加された方、お疲れ様でした。楽しかったですね(^^)


・自分が普段意識していない発音に気付くことができた
・自分では分かっていたつもりの音ができなくてショックだった
・自分の弱点が再確認できた
・日本語を使う手法は斬新で、学力があまり高くない生徒にも使えそう
・グルグルで「マル!」と言われると生徒のようにうれしかった
・音を理論的に説明してもらえたので、理解がしやすかった
・音声指導・音読指導に対する勇気をもらった
・お話がおもしろく、もっと聞いていたかった

3/16/2014

目の前の「教師」の現状を理解するために

『英語教育』4月号には、目の前の生徒の現状を理解するための1番よい方法はグルグルでしょ、という論を書いたのですが、生徒だけでなくて、先生にも当てはまります。

先生方対象のアルクのセミナーでここ2回ほど、比較的すぐにグルグルにはいって、後半で講義する、という形態をとってみました。

その結果は良いですね。なにがよいかと言うと、講義する段階では、お一人お一人の顔から、すでに個性がある程度わかるのです。

つまりグルグルのなかで、あの先生は th が苦手、あの先生は f が苦手、あの先生はすぐテンパる、 あの先生はすでにかなり上手いけど破擦音はイマイチ、などなどわかり、ひとりひとりと1対1で 50 cm の空間を隔てて向き合うので、ある程度の「素」の顔が見えるからです。

一対多で講義をしているときにはあまり表情が読み取れないものですが、初対面でもグルグルを1時間もすると、かなり親近感がわきます。

そして、すでにある程度、ひとりひとりを識別できるようになった集団に対して講義をするのは、まったく個人を知らないマスを相手にするのとは、まったく違い、気持ち的に大変やりやすくなります。


教職実践演習の様子です

2013年度「教職実践演習」の様子です。どうぞ御覧ください。

https://sites.google.com/site/zukeshomepage/class/4-dbu/2013/db-tefl4

教科教育法(英語)の様子です

2013年度の、「教科教育法(英語)」の感想をまとめてあります。どうぞ御覧ください。

https://sites.google.com/site/zukeshomepage/class/4-dbu/2013/db-tefl3

3/15/2014

英語教育学概論の様子です

2013年度「英語教育学概論」の感想をまとめてあります。どうぞ御覧ください。

https://sites.google.com/site/zukeshomepage/class/4-dbu/2013/db-tefl2

3/14/2014

楽厳(たのきび)しい英語教育ゼミの一コマ

Tokyo DisneySea で、日本人スタッフの英語発音が気になりつつ、Mermaid Lagoon TheatherでArielたちのパフォーマンスを鑑賞。

大東文化大学外国語学部英語学科にどうぞ

実は、このたび、英語学科の主任になることとあいなりました。

つきましては 。。。

■英語が好きな生徒をどうぞ送ってください。もっと英語を好きにさせます。

■英語が得意な生徒をどうぞ送ってください。さらに英語を得意にさせます。

■英語でつまづいた生徒をどうぞ送ってください。逆転のヒットを打たせます。

■伸びしろのある生徒をどうぞ送ってください。伸びしろめいっぱい、英語力を伸ばします。

■発音の苦手な生徒をどうぞ送ってください。本物の発音ができるようにし、スピーキングに自信をつけます。

■留学してみたい生徒をどうぞ送ってください。4年間の中で留学のできる制度がさまざまあります。

■運動部でスポーツに集中力を発揮した生徒をどうぞ送ってください。アスリートは、集中力の矛先を変えれば英語も必ず伸びます。

■フランス語、ドイツ語もやってみたい生徒、ヨーロッパ文化に興味がある生徒もどうぞ送ってください。「ヨーロッパ2言語コース」で多角的に学べます。

■そして、英語教員になりたい生徒がいたら、是非、送ってください。必ず、力のある一流の英語教師に育てて送り出します。埼玉大にも学芸大にも外語大にも負けませんよ(^^)


みなさま、「お誘い合わせの上」是非、勧めてください。「教育の大東」として、学科一丸となって責任指導いたします(^^)



3/12/2014

『英語教育』4月号 新学期・目の前の生徒の現状を理解するために

第1特集「新学期・まずは目の前の生徒を把握したい」の最初の記事を標記のタイトルで書かせていただきました。

中学でも高校でも使える、インフォーマルで時間を取らず、そのまま授業活動になるような「生徒の現状把握方法」を具体的に7種類提案しています。

学年が始まる前に、是非、お読みください。

3/11/2014

イヌ・ネコ・ボンゴ メソッド 開発しました

イヌ・ネコメソッド (Yamagata, 2014) とは、日本語の高低アクセントをモデルとして英単語を適切に発音する方法。

ボンゴ (Bongos)とは、口径のことなる2つの打楽器をつなぎあわせたものである。口径が異なるので音色は高低となる。




そこで、ボンゴの高低が日本語アクセントの高低と重なるのだ。

そう、イヌ・ネコ・ボンゴ・メソッドとは、ボンゴによって英語の文ストレスを表現することで、より英語らしい発話を産出させるための画期的な方法なのである。

今度、アルクの English Journal の特集でこのイヌ・ネコ・ボンゴメソッドによる発音練習を紹介する(予定な)ので、乞うご期待。

グルグルされてみたい

福岡でのアルクセミナーに参加された方の感想です。お疲れさまでした。グルグルはよほど緊張するものなのですね。やっている側には本当の気持ちはわからないので、私も一度グルグルされてみたい(^^) 名古屋もよろしくお願いします。



・自分の発音がいい加減だということを自覚した

・音声学は大学1年生以来。それからずっと無視してきたことを反省した

・発音はリスニングやシャドーイングでなんとなく身に付いた気でいたことを実感した

・「the climb」が難しく、予習が大変だった

・発音の細かい違いにまで意識を向けることが、良い発音とリスニング力につながることを実感した

・音声学のゼミ所属していたことや、留学経験があったこともあり、自分の発音があやふやだったことを痛感し、ショックを受けた

・教師として恥ずかしくない発音を身に付けて生徒に指導できるよう、研鑚に努めたい

・「グルグルメソッド」はビデオ等で知ってはいたが、実際に体験するとここまで緊張するものかと、驚いた

・生徒と教師、両方の立場における新たな気付きを得られた

・歌の利用方法について大変勉強になった

・普段、自分の発音をチェックする機会がなく、今まで「なんとなく」でやっていた。このような機会があるのは本当に貴重だと思う

3/10/2014

mmmmmm . . .



the climb の中の

that dream I'm dreaming

で、dream の m  と I'm の m

が言えない英語の先生が結構いますね。学生にいるのも不思議におもっていましたが、日々英語を教えている教員もあまり変わりませんね。。。

どうしてかな。 m(む) と唇を合わせるのがそんなに難しいとは思えませんが、

that drea I'm dreaming

になったり、

that dream I dreaming

になったりしますね。

なぜだろうか。

むしろ母音挿入して、dreamu I'mu と言うならまだ理解はできるのですが。。。?

スターフライヤー忍者は炒めものが好きか?

Starflyer で飛んで、初めて Starflyer Ninja なるものを見た。



む。。なかなかおもしろい。



日本語のナレーションにかぶせて英語字幕がでるのだが、何度か読み終わらないうちに画面が変わってしまうので、challenging である。ファンになってしまった。

ところで、「スターフライヤー」と書くと、stir-fryer かもしれないので、炒めもの好き忍者、かな。。と。

3/09/2014

ドロドロを知らずして語るな

3年前に中学生を教えた時は、キレイ事では済まなかった。女子は真面目で一生懸命だったが、男子は後から聞くと「近年まれに見る大変な」学年だったということで、なかなかしんどかった。本当に暴れだすので。

授業道の「家元」などと名乗っているに拘らず、なかなか(紳士的な手段では)コントロールできず、場合によってはいい歳をして凄んだり、怒鳴ったりせざるを得なかった。

大学で英語科教育法を講じているだけでは体験できない、とてもとても貴重な体験をさせてもらった。ああいう体験を数年にいっぺんでもしないと、英語教師の「授業力」というか「人間力」は錆びつく。

国立大学で、こちらが何も言わなくてもよく勉強する学生、欠席は一回もしない学生、提出物を出さないことはありえない学生だけを教えていると、さまざまな生徒・学生に対応する「教師力」が鈍る。

授業だけではない。家庭がしんどい生徒がいて保護者面談をする。授業どころではない生徒がいても、それを何とか励ます。部活では土日をすべて取られるけれども、それでも自分の根幹は英語教師なのだと思って、歯をくいしばって教材研究をする。そうして何事もないような顔をして熱のこもった授業を展開する。

そういう現実の中高の現場(というのはトートロジーか)のドロドロを知らない、大学→修士→博士→大学 みたいな、「世間」に一度も出ずにアカデミズムの世界で完結してしまった輩が、(自分の研究について語るならともかく)中高の授業について上から目線でjudgmental に語るのを聞くと、本当に◯◯◯◯したくなる。その修士、博士と取ったのが海外の大学だったりすると、even worse.

(自分の研究についてだけ語ってろ! 抽象の世界にいつまでも生きてろ! ただし具象の世界に迷惑をかけるな! 具象の世界は忙しいんだから、屁理屈につきあってる暇はない!)

若い時は、ストレートマスター(修士)が、海外のTESOL/TEFL理論やSLA文献をかじって、学会発表で「今の日本の英語教育は◯◯が足らないと思います」のような発言をするのを聞くと、現場教師くすれだという誇りのある自分をどうしても抑えられず、その瞬間に跳びかかって、袈裟懸けにぶった斬るようなことが何度となくあった。

そういうストレートマスターとは30年ちかく歳がはなれた今は、さすがにそういう大人げない振る舞いはなくなったが、気持ちは変わっていない。

first person でやったことがないことがらについて、権威づらして語る輩が大手をふってまかりとおっているようではアカン。高校の運営指導委員に高校経験がない人間がなっているのってどうなの?

だからダメなんだ。

. . . ということを再々再確認した中洲の夜。(注:中洲で事件があったわけではなく、中洲の屋台で志を同じくする友とそう熱く語り合った、の意。念のため

文法用語の利点と欠点

昨日、[SETC&ASTEK] 2014年03年例会 に参加させてもらった。話題提供者の二人目は、

学習英文法[用語]を見直したい

というテーマで話をしてくれた。どこまで文法用語は必要なのか、という古くて新しい問題だが、配られた文法用語リストを見て(話題提供者の意図とは別に)思ったことが2つある。

(1)これだけ学校現場で使われる文法用語があり、これらの用語が必要だとか不要だとか議論を呼ぶのにくらべて、次のよな「発音用語」「『音法』?用語」はまったく使われないし、もちろん議論のネタにすらならないなあ。。

声帯・調音点・調音方法・両唇音・唇歯音・閉鎖音・摩擦音・接近音・継続音・帯気音・VOT・同化・順行同化・逆行同化 etc.

(2) (1)は、そういう発音用語をもっと教えろ、と言っているのではない。むしろこういう用語をまったく使わなくとも発音は効果的に教えることは可能だ。しかし使っても別に構わない。大切なのは発音ができるようにすることでである。
 それとまったく同じように文法教育の目的は、英語のルールに則った英文が産出でき、英文が理解できるようになることであり、文法用語はそのための手段にすぎない。使ってもいいし、使わなくてもいい。目的は文法を describe できる学習者を育てることではなく、文法を使える学習者を育てることだということがきちんと認識できているならば、文法(用語)に対する教師の態度もおのずと変わってくるのではないかと思われる。

第二言語であっても、効果的な文法ユーザーになるためには、文法用語や文法現象にかんする宣言的な知識、系統だった知識は必ずしも必要ではないと私は考えている。