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1/19/2019

50語ライティングにもとづくプレゼンテーション授業の試み

(はじめての形式(というかサイクル)で授業を行ってみたので、備忘のためにも書いておきます)

教科書: 靜哲人 Write your ideas in 50 words (50語フリップライティング)松柏社

教科書の内容と構成:

  • 15のテーマで構成。
  • Expressions you can use 使える表現を5つ程度提示。
  • Other People's Ideasとしてそれぞれ5つの50語パラグラフが提示されている。
  • 音声は意味の区切りごとに英語のみ、英語と日本語、日本語のみ、などが収録されている。
  • つぎに、My own ideaとして自分の作品を書くスペースが設けられている。
  • Things you might want to write aboutとして、My own ideaに使えそうな表現やテーマのヒントを提示している。
対象クラス:1年生 (TOIEC 400-500程度)

授業の手順・サイクル

ある Unit(Unit Nとする)をメインとする授業では、学生は準備として:
(1) Unit N の Other people's ideasを予習してくる。具体的には、チャンクごとになっている音声を聞いて、そのチャンクごとにスラッシュを入れながら、本文を手書きで写す。
(2)Unit N の My own idea (自分の作文)を授業前日までに作成する。そのドラフトを授業の前日の22:00までにメールで提出する。
(3)Unit N-1 の My own ideaは1週間前に提出して添削済みのバージョンが返却されているので、それを暗記してくる。
(4)Unit N-2の全員の My own idea(s) が、1週間前の授業後に配信されているので、その中からひとつ(ひとり)を選び、それを三人称に変えた形で暗記してくる。

教師の側から見ると、Unit Nの授業の前夜までに、Unit N の My own ideaが提出されてくるので、メールがくるたびに添削して返信する。My own ideaは50語が目安なので、だいたい30秒程度で添削できるため、それほど負担はない。ちなみにクラスサイズは15名程度。Unit Nの授業が終わったら直ちに、その日に口頭発表のあった Unit N-1の My Own Idea(s)の完成版の全員分をひとつのファイルとして配信する。

そして Unit Nをメインとする授業で起こることは、
(1)すでに約1週間前に添削されて返却されてきている自分の Unit N-1のMy Own Ideaを暗写し、かつ約1週間前に配信された誰か他の1名の Unit N-2の My Own Idea を三人称に変換したものを暗写し、ただちに自己採点する。
(2)たった今暗写して確認した自分の Unit N-1の My Own Ideaを口頭で発表する。発表のあとは2名が質問し、答える。
(3)Unit Nの Other People's Ideasを用いて、一斉音読練習や各種ペアワークをする。
(4)(3)の題材からピックアップしてグルグルをする。