<学生へのLINEのコピー>
きのうの、What if I ....を、What define ..と書き取った人がいます。
これはとても貴重な情報なのですよ。つまり、what if I ...が、自分の耳にどう聞こえたのか、つまりどういう音で発音されたのか、に関する非常にいいヒントです。
(もし自分の生徒が、こういう書取をしたら、たんに「間違い」で片付けてはだめ。)
どういうことか。 What if のtは、アメリカ発音だと、d化することがおおい。 whad if → wha dif
そしてもちろん if i は、 i fi イファイ のようにつながる。
だから、 define のように聞こえたのは、ある意味正解なのです。
そう聞こえた「耳」は正しかった。その耳からの情報を、ただしく What if I ...と解釈する「脳」が足らなかった。
普段から自分でも、 what if I ...を、ワディファイ..と言っていれば、すぐにわかるようになるのです。
それから英語教員志望者向けの話: 一般論として、こういう発音のカタカナ表記は、こうやってピンポイント的に(正しく)使うと、非常に有効です。 とくにリンキング部など。
教育実習で場合によってはプリントで、ところどころ英単語にカタカナを振らせる場合があるのですが、そういうとき、なるべく「よい」カタカナをふりましょう。
私は小学5年生のとき、ラジオの基礎英語をテキストなしで聞いていたとき、 あとから思えば、 Yes, it is. だったのを、音だけから、 イェ〜s ィリエ〜z と聞いていました。
a lot of apples アラーラvエァポウz とかね。
音声学に裏付けされた、「役に立つカタカナ表記」を身に着けましょう。