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8/08/2013

グルグルにおける小学生と高校生の違い

グルグルの基本は1対1の read and look up である。そのレベルの学習者が頑張れば何とかworking memoryに格納しておける程度の長さの文を指定しておいて、教師の前では何もみずにそれを言わせる。

見ながら単に音読するのでは、スピーキングの訓練にならないし、顔も下を向いてしまって、指導がしにくくなるから、必ず read and look up にして、できれば教師の目を見て言う、という条件を課すほうがよい。

小学生の場合は事情が少し違う。まだ文字と音のつながりがあやふやな部分もあるので、まずは文字を目で追いながら、音声化する(あるいはちょっと前に教師が提示したモデル音声を記憶の中から再生する)のが先決であろう。

deer という文字を見ても、ビアと言ったり、ギアと言ったりするので、まず、dの文字 と ドゥ の音を結び付けるのが大切だろう。

それが出来てから今度は覚えさせてソラで言わせる、という手順が良いようだ。

ドレミの歌でも、

(1)まず、1行ずつ、見ながらで良いから歌ってマルを獲得する。

(2)全行(1)方式でクリアしたら、今度は2行ずつまとめて、覚えて歌う。

(3)全行(2)方式でクリアしたら、今度は自分から全文暗記して歌う。

という手順を取ると、全員がすくなくとも(2)まで、一部は(3)まで到達する。