Q:初めてグルグルをやりました。教科書のダイアログの文をいくつか使いました。が、合格を厳しくしたため、男子がひとり「わかんねーよ!」と言って、その後の雰囲気まで悪くなりました。私はキャラとしてニコニコなんでも許すようなイメージの教員だと思うのですが、そういう私がグルグルをやるなら、靜先生のように、真顔でバツ、というのではなく、笑顔で「もう少し」などというアプローチがいいのでしょうか。
A:
(1)グルグルに入る前に、十分、一斉かつ個別に指導して、 どういう音が〇で、どういう音が×なのか、理解させましょう。
(2)グルグルのターゲット題材を絞りましょう。単語ひとつ、 とか、ra ri ru re ro とか、fa fi fu fe fo などの、音だけから始めたこともあります(中学生)
(3)教科書の単語(たとえば10個)を指定して、 それがきちんと言えれば、ひとつずつ〇を上げる、 などはどうでしょうか。
(4)笑顔なのか、真顔なのかは、本質ではありません。また、「 バツ」というか「もう少し」というかも本質ではありません。 本質は、「そのパフォーマンスが、合格なのか、 そこに至っていないのか」をきちんと知らせてやることです。○○スマイルで、にっこり笑って「ダメ」というのも、 いいんじゃない?
(5)わかんねーよ、という反応は、自分の能力不足、 自分ができないという状況に対してきれているのですから、 すこし機嫌をとりながら、徐々に、できる、ように導いて、 できるようになったら大げさにほめてやるといいのでは?
頑張ってみて。
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補足
全ての音が同じ程度に重要なわけではない。 あまりたくさんのことをいっぺんに注意するのは無理。
まずは主要な子音から。
語末のnは次の次くらいだよ。
要求水準は徐々に上げよう。
最初はLは日本語のラ行でokにしておき、 Rが安定してできるようになったらはじめて本当のLをのように、 徐々に。
Start small. が大事。