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5/05/2018

TOKYO RAINBOW PRIDE に行って感じたこといくつか。

性的マイノリティの権利を拡大するための(だと私は理解している)イベントであるTokyo Rainbow Pride 2018 に行ってきました。



さまざまなブースを覗きながら、LGBTのうちのT (transgender) のなかの FtM (Female to Male)つまり、「女性として生を受けた後に男性となった人たち」のブースで、どうみても「男組」のようにしか見えない男前の方の男前さ(「本当にFtMですか?男にしか見えませんね」」と言うと満面の笑みをもって「あざ〜す!最高の褒め言葉です!」とおっしゃってましたが)にうなったり、まったく知らなかった彼らの生々しい悩みとその解決策(男性器がないので、パンツになったときに男ならあるはずの膨らみがないのが恥ずかしく、それをカバーするためだけにパンツのなかに入れる模造男性器を開発し、その模造男性器がパンツの中でずれないように特別なデザインのパンツを開発した!素材を工夫したので、他人にふざけて触られたときにも気づかれなかった!)を知って驚いたり、


シンポジウムで、ゲイとしてカミングアウトして教育活動を続けている現職の小学校の先生はじめ、LGBTの人たちの話にじっくりと耳を傾けたり、


大東教職課程センター同僚の渡辺雅之さんなどがやっている TOKYO NO HATE (注:これは、決して、最初の私のように「トーキョー・ノ・ハテ」と読んではいけない(笑い)... でもなんで、No Hate Tokyo という順番にしなかったかなぁ)のブースに顔を出して、

TOKYO
AGAINST
RACISM

というTシャツを買ったり、



コロナビールを片手に語り合ったりしました。


LGBTの権利推進というと、個人的には比較的わかりやすく、反対する大義名分はなかなか見つからないと思うのですが、同じ少数派、被抑圧者という意味では共通点のある(どころかもっとひどい権利侵害をうけたままになっていると言えるであろう)朝鮮人学校の生徒たちや、在日韓国・朝鮮人の人たちや、旧日本軍の性奴隷だった方々の権利の推進・回復になると、ここまで大勢が一致団結できにくい、という状況があると感じられ、複雑な気持ちになりました。

LGBTの人たちにも理不尽な反中・嫌韓の人たちがいるように思うのですが、それってどうなの?

少し前のある日の新聞の同じ面に、JKビジネスだったかAV強制出演問題だったかに対して取締りを強める動きがある云々という記事と、韓国の慰安婦像に抗議して云々という記事が、たまたま隣り合っていたのを見て、自分たちの国の女子の人権は問題にするけど、他の民族の女子の人権には知らん顔かい、それでいいのか「日本人」。。。と思わずつっこみたくなったのを思い出しました。