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12/21/2018

あなたの英語を劇的に変える「発音の教科書」できました!

じゃ~ん! お待たせいたしました。(と同時に、自分自身も待ちに待ちました!)

「大人のための英語発音レシピ」(仮題)として折りに触れこのブログでも取り上げてきた発音本がようやく完成し、2019年1月21日に 発売される運びとなりましたのでご紹介します。

書名は、以下の通りです。

靜哲人著
日本語ネイティブが苦手な

英語のリズムの作り方がいちばんよくわかる
発音の教科書
(テイエス企画)


少々長〜いタイトルなので、まずは短く『発音の教科書』と覚えてください。





「はじめに」に、以下のように書きました。

これは英語発音の学習書ですが、ほかにはない次のような特長があります。
信頼できる内容  著者の私は、英語教育学、特に発音指導の方法論が専門で、海外の大学で 応用言語学分野の博士号を取得し、今は大学で教鞭をとっています。本書で 述べていることは、これまで研究してきた音声学の知見に裏づけられたもの です。一般の書店に置かれている「発音本」の中には「英語のプロ」の方が素朴な直感・主観で書いたものも見受けられ、役に立つ部分はあるものの、的はずれな部分も多々あるようです。本書はそのような本とは一線を画すものと自負しています。 
わかりやすい表現 だからといって、本書は難しい「英語音声学」の本ではありません。そのような本は、学術的すぎて、ただ発音がうまくなりたいという思いの一般の英語学習者には、ふさわしくありません。またそうした学術書の著者の方々は、主に音声学の現象自体に関心が向いているため、英語学習者の発音を改善することは二の次、という場合もめずらしくありません。本書の著者の関心は、何よりも日本語を母語とする英語学習者の発音を、どうすれば改善できるのか、ということにあります。ですから、専門用語や 発音記号の使用は最小限にとどめ、あらゆるレベルの読者にわかりやすく記 述しています。 
母音・子音だけでなく英語リズムも また、従来の英語発音の本は、個々の母音と子音についてだけ扱って終わっているものがほとんどです。しかし、個々の音だけをいくら改善しても発音が英語らしくはなりません。それは英語の音声イメージを決定する非常に重要な部分が、英語のリズムだからです。本書では、みなさんが発音する英語 を英語らしく聞こえるようにするために、英語リズムの解説にかなりのペー ジを割き、十分なトレーニング素材を音声付きで用意しました。
以上のような本書の特長を十分に活用し、英語らしい発音をぜひ身につけ ていただくことを願ってやみません。

以前、「小学生向きだった『Englishアイウエオ』と、一般向きだった『絶対発音力』の間くらいのボリュームイメージで、というオファーで開始した企画である。何としても前著2冊を超える、多くの人に役に立つ、良い本にしたい。」と書きました。

完成した現在、上の目標は達成されたかと振り返ってみて、私は達成したと感じています。自分が把握している限りの英語音声学・英語発音現象に関するすべての知見から一般英語スピーカーに「これだけはどうしても身につけて欲しい」というエッセンシャルな部分を抽出し、それを一般読者にいかにわかりやすい形で提示できるか、という大きなチャレンジに挑んだ私のベストの解が本書です。

まず、第1章 発音について知っておきたい12のポイント


を説明して、発音技能の4技能に対する重要な影響、そして世界の英語時代における発音の重要性を理解してもらった後に、

第2章 全体イメージを英語らしく(16レッスン)
第3章 主要な音を英語らしく(24レッスン)
第4章 細部の音まで英語らしく(17レッスン)
第5章 文のリズムまで本格的に英語らしく(13レッスン)

という4つの章で、段階的に70レッスンのトレーニングしたあと、最後の 

第6章 これまでの学習の総まとめ 

として私の大好きな映画 Love Actually の冒頭のHugh Grant のナレーション、Steve JobsのStanfordスピーチ、いまやLGBTの応援ソングでもあるOver the Rainbow を使って総仕上げをする、という構成になっています。

英文のナレーターは男女英語ネイティブです。第6章に関しては、ネイティブのナレーターの後に、私自身も日本語ネイティブ英語スピーカーの例として録音しました。Over the Rainbowに関しては、男女英語ネイティブは歌詞の朗読をし、私と大東文化大学の 私のゼミの女子学生がアカペラで歌っています

中学生から高校生、大学生はもちろん、一般社会人、ビジネスマン、 小・中・校・大学・塾・英語学校で教えるで先生まで、いろいろな方に役立つ内容が満載の、楽しい本だと自負しております。是非、ご利用ください。