映画もスピーチも、ネイティブ男性→ネイティブ女性→日本人男性(私)と同一スクリプトを読み上げて録音しています。
Over the Rainbowについては、ネイティブ男性、ネイティブ女性は歌わずに詞を朗読します。彼らはプロのナレーターであって歌手ではない、というのが理由です。その後は私も朗読してもいいのですが、考えた末やはり歌なので歌おう、ということにしました。もちろん歌は素人ですけど発音本の歌なので発音さえしっかりしていればいいか、と。ただ歌うにしても伴奏はないのでアカペラ。私がただアカペラで歌っても色気がないなぁ。。。
ということで、考えた末、女子ゼミ生をひとりスカウトし、彼女に日本人代表(!)として歌ってもらうことにしました。
彼女にはスローバラードとしてソロで切々と歌い上げてもらい、その後で私のほうは打って変わってアップテンポのノリノリテイストにするのですが、ところどころ彼女に合いの手を入れてもらったり、同時に歌ってもらったり、というコントラストをつけることとしました。
こちらにはせめて打楽器(というのは大げさですが)の伴奏をつけることにして、何が使えるか様々試行錯誤しました。お茶の缶、クッキーの缶、結婚式の引出物のマグカップが入っていた桐の箱、フリスビーなどを叩いていろいろ試し、音合わせをしてみた結果決めたのが、彼女はタンバリン、私はネコのカスタネット。(このカスタネットは実は2011.3.11の日に訳有って鎌倉で求めた思い出の品です。)
ということで臨んだ録音。。。 スローバラードは純粋に歌としてもかなりのクオリティになったのではないかと思います!スタジオでの録音は初めてだったはずですが、臆せず堂々と歌いあげてくれました。アップテンポバージョンのほうは時間が押してしまい1テイクしかとれない、という切羽詰まった状況になりましたが、前日の音合わせの甲斐があって、なんとかOK!
まあ音楽に関してはふたりとも専門家ではないので、多少のアラはご愛嬌、ということでお願いします。しかしふたりとも本当に楽しんで歌っている、のは感じ取っていただける仕上がりになったかと思います。もちろん発音のクオリティの方は著者として保証します。
心地よい達成感のあった1日でした。本が発売になりましたら、是非、熱唱をお聞きください!
久々に出番が来た、ネコのカスタネット。。
ん?ま、まさかこれイヌか?
いやいやいやネコに決ってるよ、ネコに!
いやいやいやネコに決ってるよ、ネコに!