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1/11/2020

口頭での文法操作練習:ポイントはワーキングメモリと発音チェック

つまらなくなりがちな文法問題も、ちょっと工夫するだけで、寝る生徒はいなくなります。

<文法問題の例>

(出典:English Grammar in Use  4th Ed.)

問題
次の文を unlessを使って書き換えよ。

You must try a bit harder or you won't pass the exam.
→ ______________________________________________

解答
You won't pass the exam unless you try a bit harder.


問題
次の空欄に unlessとas long as のどちらか適切な方を入れよ。

You can borrow my car (                     ) you promise not to drive too fast.


解答
You can borrow my car as long as you promise not to drive too fast.


<やってはいけないやり方>

この解答を答えさせるとき、手元の答えを見ながらボソボソとしたカタカナイングリッシュで読み上げさせて、合っていさえすればOKにする、という手法だと、普通の暗〜い文法授業になりがちです。

<先日やったやり方>

1)生徒を指名して立たせる
2)指名された生徒、立ち、かつ後ろを向く
3)私がキューを読む。
You must try a bit harder or you won't pass the exam.
4)指名された生徒、後ろを向いた状態でワーキングメモリを使って答える
  You won't pass the exam unless you try a bit harder.
<注> 教室前方には問題を投影しているので、他の生徒は全員、問題を見ることができる。
5)判定する。
fluentに、かつ accurateに言えたらマル。→座って良い。
単語が抜けた、語順が違う、発音をミスった、すべてあっていて発音も良かったが、スラスラ言えなかった → バツ! 立ってなさい。

最後の、「バツ!立ってなさい。」がご愛嬌でできないような先生のキャラとか生徒との人間関係であれば、その部分は無視してもらって構いません。

ポイントは「単純・単調な文法問題でも、ワーキングメモリを使わせて、かつ正誤判定の基準に音声クオリティをちょっとでも入れるだけで、見違えるようにチャレンジングになるし、スピーキングのトレーニングにもなる」ということです。

当然、上のような個人を指名して立たせてチェック、というプレッシャーのかかる段階の前に、ペアワークで同様の練習をさせることが望ましいです。かつ、個人指名で何人かやらせてダメだった場合に、「まだまだダメじゃないか」という印象を強く植え付けて、「ほら練習が足らない!これができるように、もういちどペアワークやりなおせ!」といって、再度ペアワークに入る、のも有効です。

漫然とペアワークさせるより、「自分はまだできていない」という印象を与えてから、それを変えようという気持ちで活動させるのとは全然違うのです。

どうぞお試しください。