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6/30/2015

ヴァ~ヴァヴァヴァ~ヴァヴァ~ヴァ

生まれて初めての試み。

歌のメロディと音符の数(=音節の数)を確認しながら、同時に英語の発音も練習する、

ヴァーヴァーメソッド(仮)

要は、鼻歌の変形ですが、

Smile (Chaplin)の、冒頭、

Smile, though your heart is aching

のメロディで、/v/ を使いながら、

♪ va va va va va va va

と歌いました。


Smile はメロディがとりにくいので思いつきました。

メロディが取りにくい
 → 歌詞の発音どころではない 
 → ではメロディに集中できるように鼻歌にしようか 
 → しかし音楽の授業ではないので、それに時間をとるのは本末転倒だ 
 → それなら英語発音をひとつだけ練習しながら、メロディの確認をすれば時間の有効な使い方と言える。


以下同様に、 /f / / l / /r / TH もやりましたが、なかなかいい感じ。

とくに、

♪ LA LA LA LA LA LA ...

は、

♪ ラ ラ ラ ラ ラ ラ

との違いを実感させるのに効果があったように思いましたね。

歌の料理法の引き出しとしてこれはアリでしょう。

いわゆる「音痴」な生徒はどうするのですか?

「音痴」と「音痴でない」に二分しないというか、あまり気にしない(特別視しない)ことではないかと思います。

歌っていて多少音程が外れる子は確かにいますが、発音を修正するのと同様に、音程も「もうちょっと上」とか、身振りも使ってさりげなく修正します。

それから音楽の授業ではないので、あくまでメインは英語音声だよ、という姿勢を見せていれば良いのではないでしょうか。

6/28/2015

歌が嫌な子はどうしたらいいでしょうか?

これは、きょうの教員対象セミナーでいただいた質問なのですが、私の回答は:

歌が嫌な子というのはいません。かっこよく英語の歌が歌えている自分、というのは100人いれば100人が(なれるものなら)なりたいと思っているはずです。 
歌が嫌なのではなくて、うまく歌えない自分、かっこよくない自分が嫌なのです。ですから、丁寧に教えてやることで、うまく歌えるようにしてやれば解決するのです。 
もちろん単にモデル音源を提示して「さあ歌ってご覧」だけでは、そういう子が歌えるようになるはずはありません。 
先生が、ゆっくり少しずつ、手取り足取り、リンキングはこうなっている、この部分の発音はこうするからこう聞こえる、などなど、目的地まで手を引いて連れて行ってやることが必要です。

6/26/2015

健康診断の判定は、エイズ






少し前に受けた健康診断の結果が来ました。

一昨年はCがひとつあり、昨年はBがひとつあったのですが、今年はなんと、全部の項目において、オールA判定。

やりました。\(^o^)/


節制(。。。はあまりしていませんが)とランニングの賜物でしょうか。


すなわち、

This year, I got "A"s in all the tests!  





ちなみに "A"s と、AIDS は発音が違います。

"A"s は、 [eiz]  AIDS は、 [eidz ]

カタカナであえて表記しわけるなら、"A"s は 「エイズ」、AIDS は 「エイヅ」 ですね。

摩擦音と破擦音の違いです。



以下、同様の区別が必要です。


bees -- beads

rose -- roads

cars -- cards


ほとんどの日本人は皆、左の発音だけしています。(つまり、bees も beads も bees と言っている)




6/24/2015

連帯責任4人組の歌ステップグルグルで教室は蒸し風呂に

今日の授業も天国のように楽しかった。

今日は65人授業でのはじめての試みとして、4人一組にして、4人全員が合格しないとマルにしない、という設定にしてみた。たとえば、グループのメンバーA,B,C,Dの担当を


A. I used to bite my tongue and hold my breath

B. Scared to rock the boat and make a mess

C. So I sat quietly

D. Agreed politely


のようにする。

合わせて、ABCDそれぞれを歌う時に、メロディに合わせて左右にステップを踏まないといけない、
という縛りをかけてみた。

全部で40分くらいグルグルをやったが、設定は大当たりで、教室の中は大騒ぎになり、ほどなく蒸し風呂状態に。

せ~の!の掛け声とともに4人がステップを踏み出し。。。バツでは笑い、叫声、悲鳴、マルでは歓声、嬌声、ガッツポーズ。

4人グループにして、一人でもダメであれば全員がダメ、という設定にしたのは、ダメをくらったひとりを他のメンバーがコーチすることを期待し、それによって the weakest link の強化、底上げを狙ったからである。

何度も同じ学生がダメをくらった場合、ある程度改善されたら「おまけだけど」と断ってマルにする、といったさじ加減の調整は必要ではあったが、完全に改善された例も多く、なんどかバツをくらったあとのマルは喜びもひとしおであったと思う。



6/22/2015

出張授業に行ってきました

今日は、新潟商業高校におじゃまして、東欧からの留学生を含む48人の2年生に対して、大東文化大学の紹介を兼ねて、出張模擬授業をさせていただきました。

ALT、また(おそらく英語科の)先生方も数名、聞いていていてくださいました。私のことを知ってくださっているとおっしゃる先生もいて、恐縮です。

このような機会には毎回思いますが、地方都市のまじめな高校生というのは、やる気がみなぎっていて、とてもいい感じですね。

話をよく聞き、また楽しく活動してくれていたように思います。男子は2割程度でしたが、臆することなく頑張っていました。

参加してくれた生徒のみなさん、お疲れ様でした。

スピーチコンテストにも是非、エントリーしてください。

また大東文化大学にも来て下さいね。


6/20/2015

r の文字があれば r だと思っている

LだRだと言うと、つづり字として l や r があれば、すべて同じlやrで同じように重要なのだ誤解している学生が意外に多いようで、注意が必要のようだ。

park などの r を グルグルでのチェックポイントにするのは、まったくの的外れである。

park などの母音の後の r は イギリス音では通常発音されないのだから、あってもなくてもよいのである。

むしろ変にr を入れてしまって、 perk のような発音をしてしまっているケースが非常に多い。

Lに関しても、all right や milk などの l は必ずしも舌先は歯茎に接触しない場合もあるし、音色も暗いから「オ」や「ウ」で事実上問題ないのだ。こういうLに関して、「舌をしっかり歯茎につけて!」と力説するのも、勘違いの産物である。

とりあえず、次に母音(字)が続く、音声的文脈、すなわち

RA RI RU RE RO

LA LI LU LE LO

のRとLに関してのみ、それぞれ、「舌を絶対つけるな!」「舌をしっかり長めにつけろ!」と力説したい。

なお、That's all. と、Lで終わって次が空白のようなときは、Lは「ウ」のような音で構わないが、同じ all でも次に母音が続く、All is .... のような文脈になると、はっきりとした LI の音が必要だ。