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11/09/2014

野生の「コミュニケーション」

エネオス、サスティナのTVコマーシャルで、水川あさみさんとすみれさんが同じ「コミュニケーション」という単語を、水川さんはカタカナ語としての日本語で、すみれさんは 英語のcommunication で発音しているので、対比が鮮やかだ。



学生のみなさんは何がどうなって、両者の聞こえ方があれほど違うのかを分析的に聞いて分かるようになって欲しい。

水川さんの「コミュニケーション」に比べると、すみれさんの communication は、

(1)「コ」の部分の母音が曖昧である。
(2)「ミュ」でなく「ミュー」とやや長く、かつピッチが高い。
(3)「ニ」の母音の音価もやや曖昧である。
(4)「ケー」ももちろん「ケイ」で、ピッチは高い。
(5)「ション」が曖昧母音を使って、「シュン」的である。

などの特徴がある。盲点は特に(2)だと思われる。ちょこちょこ発音せず、第2アクセントのある音節は、おおらかに長めに発音するのが大切だ。

Japanese
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などの語は(多くの場合)第2アクセントがあるので、その部分は急がず、おおらかに。