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8/15/2015

ニコニコガール エヴァちゃんの「ヘーベルハウス」

以前から私は、普段から笑顔が絶えず、歯が見えているのがデフォルトの表情になっている、つまり「笑顔の多い明るい」人の間に頻繁に見られる、もともと日本語の発音時もバ行もマ行も、両唇を合わせず上の歯と下唇で発音するという現象に気づいていた。

もちろんそういう表情は概して笑顔として好感度が高いので、そういう癖は(日本語を話している限り)人としては好ましいことだと思う。

しかしそのこととは関係なく、そういうグループは、意識しないと、英語発音の時にもそのくせが抜けない。英語は b と v は別音素なので、それは困るのである。

なぜか女性に多いので、「ニコニコガール」という呼称で、折にふれ、授業や、セミナーで注意を喚起してきた。

最近、まさにそのようなニコニコガールの典型的な例がテレビCMに出演している。しかも口元がかなりはっきり見える。





う~ん、たしかにかわいい! 

しかし、まさにこの「エヴァちゃん」の話し方が、私の言うニコニコガール現象なのです。

「ヘーベルハウス」が、明らかに 「ヘーヴェルハウス」になっている。(聞こえる音はそこまではっきりした摩擦音にはなっていないが、口使いは明らかに唇歯音である。)

ちなみに、ヘーベルハウスというのは、HEBEL HAUS (ドイツ語) が語源とのことなので、「べ」の部分はBでなければならないはず。

もしこれが英語の授業だったら、ほらそこ!と指導するべきタイミングを逃してはならない。笑顔の好感度に負けていてはいけないのです。