もちろんそういう表情は概して笑顔として好感度が高いので、そういう癖は(日本語を話している限り)人としては好ましいことだと思う。
しかしそのこととは関係なく、そういうグループは、意識しないと、英語発音の時にもそのくせが抜けない。英語は b と v は別音素なので、それは困るのである。
なぜか女性に多いので、「ニコニコガール」という呼称で、折にふれ、授業や、セミナーで注意を喚起してきた。
最近、まさにそのようなニコニコガールの典型的な例がテレビCMに出演している。しかも口元がかなりはっきり見える。
う~ん、たしかにかわいい!
しかし、まさにこの「エヴァちゃん」の話し方が、私の言うニコニコガール現象なのです。
「ヘーベルハウス」が、明らかに 「ヘーヴェルハウス」になっている。(聞こえる音はそこまではっきりした摩擦音にはなっていないが、口使いは明らかに唇歯音である。)
ちなみに、ヘーベルハウスというのは、HEBEL HAUS (ドイツ語) が語源とのことなので、「べ」の部分はBでなければならないはず。
もしこれが英語の授業だったら、ほらそこ!と指導するべきタイミングを逃してはならない。笑顔の好感度に負けていてはいけないのです。