今回、特定の授業の特定の授業者を取り上げているのは、状況としてそうせざるを得ないからであって、授業者個人を攻撃する意図はありません。罪を憎んで人を憎まずと言いますが、公教育の現場であの英語で授業が行われている、いや正確に言えば、あの日に行われたという事実(そしてその録画が「優れた授業」としてネットで繰り返し視聴されている)自体を問題にしているのであり、面識もない授業者個人を批判したいわけではありません。
こんかい取り上げている授業者にしても、音声の質は低いですが、おそらく同じ程度に質の低い英語を使っている英語教師は、残念ながら全国には大勢いるのだろうと考えています。
当然、それらについて逐一論評することはできませんし、その必要もありません。
ではなぜ今回特定の授業をとりあげて結果的に授業者が特定できる形で、こうして公に論評するに至ったかといえば、
(1)当事者側が公開しているYouTubeに学校名と科目名と担当者名を公表しているからであり、また
(2)公の機関である大分県教育庁が、これが「すぐれた授業」であるとしてPRしているように解釈される
からです。
大分県には国立大学の教育学部があり、地域の教員養成および公教育の質の向上、授業の改善に責任を持って取り組まれていると推察します。この「チャンネル」には県内外の多くの方々が関わっているのだろうと推察しますが、英語授業に関してどなたがどのように関わっているのかを知る由もありません。
しかし結果的になんらかの事情で、大分県の現有の体制では、英語音声の質が担保されない授業を世の中に送り出さざるをえないのであれば、私に改善のお手伝いをさせてください。
依頼をいただければ、できるかぎり都合をつけて出張し、対面で教員のご指導、研修をさせていただきます。向上心さえある受講者であれば、効果は保証いたします。
一人の教員の英語音声の質が向上すれば、県内の、その数百倍の数の生徒たちに益があることは改めて指摘するまでもありません。
連絡をお待ちいたします。