Total Pageviews

6/12/2014

閉鎖音が続くと開放がなくなる

おはようございます。昨日の授業できづいた一部のみなさんの誤解をときます:

p, t, k, b, d, g を、閉鎖音、あるいは 破裂音といいます。

唇や舌で呼気の流れをいったん「閉鎖」して、その後一気に開放することで「破裂」させるので、こう呼ばれます。

つまり、これらの音は、(1)閉鎖、(2)破裂、という2ステップをとる音です。

ところが、ステップ1は必ずありますが、ステップ2はあったりなかったりです。

閉鎖は必ずしますが、開放はしない場合もあります。

ではどういう場合に開放しない(破裂しない)ことがあるかと言うと、2つの閉鎖音が連続した場合、最初の閉鎖音は開放しません。

たとえば、dのあとにbがきて、db となると、dは破裂しません。

例) I should be studying.  の、 should と be のつながりは、db です。よって、shouldのdは開放しません。shouldのdのために舌を歯茎につけたら、それを離さず、そのまま唇を閉じてbに移り、bで開放して be といいます。

I could go. の、could+go などもそうです。

did not の did+not は、 nも鼻音ですが破裂音の一種なので同じ現象です。


Let it go. で、 it+go は、...tg... なので、tは開放しません。なくなるわけではなく、あくまで開放しないだけです。

単語のなかでも、..kt... という連続では、kは開放しません。 

rejected では、cは、/k/という音を表しますが、ctの部分は、cを開放しません。

よって、apt と act は、ほぼ同じ音になる場合があります。

これからいろいろな授業でCD音声を聞く場合、この点に注意してみてください。また自分で発音するときも気をつけると、英語として自然な音になってゆきます。そのほうが、慣れれば発音しやすいのです。