少し前、中村雅俊氏がNHKの朝イチに出演し、自らの半生を振り返って紹介していたエピソードの中に、奈良橋陽子さんに若いころ、
You are something. (あなたって、何かを持ってるわよ、ただ者じゃあないわよ)
と言われて、役者の道に入った、という下りがあったのだが、その
something の発音が本物で良かったねぇ。
もちろん奈良橋陽子さん仕込みなら当然なんだろうが、そのへんの英語教師のオイオイ発音とはまったく違って、本当に、something だった。
英語発音に関しては、きちんとした人にきちんと教わったきちんとした発音をするひとと、そうでない人に二極化しているように思う。
まともな英語を話す人と、インチキな英語を話す人、の二極化だ。
上の雅俊さんの話を受けた私の好きな有働由美子アナは、 somesing と言っていて、典型的な負け組発音だったのは残念だった。
まともな人は、まともじゃない人の発音を聞くと、絶対に「こいつはまともじゃない」と感じるのだが、まともじゃない人は、まともな人とまともじゃない人の区別は、おそらく、つかない。