http://www.daito.ac.jp/class/language/details_24338.html
英語学科では、靜と淡路の二人が中心となり、非常勤講師等他の先生がたの協力もいただきながら、実践的なスキルを重視し、理論面の知識を深め、かつ現在の英語教育を取り巻く諸問題をさまざまな角度から批判的に考察する力を養う、充実した英語教育関係の科目群を提供しています。
これらは、教員免許の取得を目指している学生だけでなく、英語教育学系の学生や、他の系を選択していても自由科目として受講することができます。また、すべて他学部・他学科開放科目ですので、英語教育に興味関心のある学生は、是非受講してください。
まず、2年次では教科教育法(英語)基礎 A/B(靜哲人)が開講されています。これは、英語を教えるための4技能の基礎を養い、とくに発音指導、音声指導のためのスキルを実技 重視で磨く授業で、教職の必修科目になっています。
2年次のもう一つの科目は、英語教育学概論 A/B(淡路佳昌)です。この授業では、英語指導に関する考え方や、現在の日本における英語教育の現状や問題点などについて概観し、英語教育に関して考えたり議論をしたりします。この授業は教職科目にはなっていませんが、教免志望者は受講をお薦めします。
3年次では、教職免許の必修科目である、教科教育法(英語)応用A/B(淡路佳昌)が開講されています。この授業に合格し、実習にふさわしい力がついたというアセスメント結果が出ないと教育実習に行くことができません。この授業では、前期は日本の中学・高校で英語を指導する方法について学び、後期では検定教科書を題材にマイクロティーチング(模擬授業)を行い、実際に英語を効果的に指導するためのスキルを身につけます。
3年次以降ではその他にも、英語教育に関連するいろいろなトピックを扱う授業が用意されています。
英語教育学研究1(小学校英語教育)では、英語学習の基礎となる正しい発音とリズム、フォニックス、絵本の読み聞かせやフラッシュカードの活用法など、小学校での英語指導に必要な知識とスキルを磨きます。 英語教育学研究2(言語評価法)では、言語のテスト理論の基礎を学びます。後期には、中学・高校の英語教科書を題材にしてテストを作成し、その良し悪しについて議論します。英語教育学研究3(ICT&CALL)では、英語教育でも急速に普及しつつある ICT 機器やコンピュータについて、従来の機器も含めて広い視点からクリティカルに検討し、賢く活用するための方法について学びます。英語教育学研究4(第二言語習得論)では、第二言語学習に最適な年齢、語彙の学びかた、文法の役割のような第二言語習得に関するトピックについて学び、英語指導について自分の考えを形成します。
教職課程の総仕上げとして開講されているのが教職実践演習(中高)(靜哲人)です。教育実習を経験した学生だけが受けられる科目で、英語教員免許を取得するための「最後の関門」です。ひとりひとりが「英語教員免許の保有者」の名に恥じない、生徒を幸せにできる英語指導者になれるよう画竜点睛のブラッシュアップを行います。2017年度は中学・高校の検定教科書、スピーチ、TED Talks、英語の歌を題材にして、リズミック音読力、発問力、パラフレーズ力、チャンツ作成力などをさらに鍛えました。
また、卒業単位にはなりませんが、教職採用試験に向けて実践的な準備をするための、教職セミナー(英語)も開講されています。ここでは、教員採用試験の過去問題長文を用いながら単なるテスト対策を超えて、スピーキングまでふくめた総合的英語力を養います。
英語教育学関連の科目群では、教職志望者を中心として、ゼミや授業の枠を越え、いろいろなセミナーの実施や、スキー・スノボ大会などのお楽しみ企画も行っています。英語教員を目指す人も、そうでない人も歓迎しますので、まずは関心のある授業から受講してみてください。
待ってます!