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4/01/2018

教職を夢見る学生を一人でも多く導きたい

あれから4年。英語学科主任の2期目が終わりまして、このたび教職課程センターのほうにより深く関わることとなりました。(もちろん英語学科に籍があるのは変わりません。)高校の先生方、教員志望の学生がいましたら、是非、本学をお勧め下さい。高校生のみなさん、先生になりたければ、是非、うちにどうぞ。万全のバックアップ体制で、夢の実現のお手伝いをいたします。とくに英語の教員になりたいなら、率直に言ってどこの大学よりもうち(大東の英語学科)に来るのが正解です。どこにもない実践的かつ理論的かつアットホームな教員養成、題して「グルグルからスノボまで」をおこなっていますから。

以下は、教職課程センターHPにご挨拶として掲載する予定の、教職というものに対する私の想いです。よろしければお読み下さい。





教職を夢見る学生を一人でも多く導きたい

大東文化大学教職課程センター所長 靜 哲人


大東文化大学教職課程センターは、「教職を夢見る学生を一人でも多く導きたい」を合言葉に、2016年4月に設立されました。その名の通り、教員免許の取得を目指す学生、さらに教員採用試験に合格して教壇に立つことを夢見る学生の後押しをすることを第一の任務とした組織です。教員免許以外にも、図書館司書、司書教諭、学芸員など、本学で取得できるさまざまな資格の取得のサポートも行っています。

教員は特殊な仕事です。自分の仕事がどのくらいうまくいっているのかを、売り上げ高などの明確な数的な基準で示すことができません。例えば模擬試験の平均点がアップすることが必ずしもよいことであるとは限りません。テストに合わせた授業をすることを英語でteaching to the test と言いますが、その結果本当に大切な学力がつかないこともあります。本当に大切なことがらはテストで測れないことがあるからです。

また児童・生徒の問題行動の件数が減ることだって、必ずしもよい兆候であるという保証はありません。問題の根っこはそのままで、納得を伴わない力による指導で単に抑えつけているために減っているように見えているだけであることもあるからです。さらに仕事の成果が、子どもが卒業するまでには現れないこともあります。在学中はわからなかった、先生に指導されたことの価値が、卒業して5年、10年たってから、じわりとわかってくることもあるのです。

そして教員は特別な仕事です。毎年、基本的には同じような年齢層の子どもたちを担当し、同じような内容を教えます。しかし同じような内容を同じように教えても、同じような反応が返ってくるとは限りません。だから毎年勉強を続け、教えるプロとしての引き出しの数を増やし、子どもとともに成長してゆきます。そして年度の終わる3月には、今まで精一杯愛情を注ぎ手塩にかけた子どもたちと涙で別れ、つぎはどんな出会いがあるだろうと心待ちにする素敵な時がやってきます。

結果を数値で測れません。短期では結果がでないこともあります。それでも、いつの日か、「先生、ありがとうございました!先生のおかげで私、こんなに成長できました!」と教え子に言ってもらえることは、何ものにも代えがたい歓びを与えてくれます。そんな日が来ると良いなと密かに願いながら、毎日、「泥臭く」生徒のために努力する、それが教員という特殊で、特別な仕事です。

ほかの職業ではちょっと経験できないそんなワクワク感を味わいたい人、そんな特別な営みを自らのキャリアにしたいと思う人は、まずは教職課程センターを訪ねてみてください。教職に関する専門知識、教科の専門知識、豊富な教育現場経験、教育行政経験をもつ「教えたがり屋」のスタッフが、教員採用試験へのサポートはもちろん、さらにそのもっとずっと後までを見越したお手伝いをしたくてうずうずしながら待っています。