教育実習生が帰ってきて、事後指導というのをやっている。
教育実習生は実習先はもちろん、「教員になります」と言うが、全員が全員すぐ教員採用試験をうけて教員になるわけでは、もちろん、ない。いつの世もそうだった。
それは仕方ないことだ。教員になりたいと思う、それだけの力がある学生のすべてが教員採用試験に受かるわけではもちろんないからだ。
これだけの学生、あるいは卒業生がなぜ、とおもうほど、教員採用試験は通るのがむつかしい場合があり、その反面、そういうむつかしい教員採用試験に近年通ったはずの、新人英語教師の英語が、あるいは英語の教え方が、なんじゃこれ?というのはまったくめずらしくない。
しかし、もろもろの理由、事情で、すぐには教員採用試験を受けなくても、いつかは教員になりたい(かも)と思っている学生、きっといい教員になるだろうな、と思える学生は多い。
そういう学生の一人ときょう、面談した。
教育実習ではグルグルもちゃんとやり、大きな成果を上げ、実習校の先生方の間にもグルグルが始まるきっかけになった、という。
すばらしいね。
いままで教えたことをきちんと生かしてくれたこともとてもうれしい。
とりあえずは別の分野に就職することになるとのことだが、きっといつか、教職につくのじゃないかな。
モノを売る醍醐味とはまったく違う醍醐味が、ヒトを育てるという営みにはあるし、君が教員になれば、その一人分、日本の英語教育は良くなる。
とりあえずは資格試験に向けて、がんばれ!