最近つくづくいろいろな学生を見ていて思うのが、日本語のバ行、パ行、マ行の発音をするときに、両唇の閉鎖が不十分な人が、結構多いということである。
英語のb, p, m の指導をしていて初めて気づくことになる。
これは日本語母語話者の特徴なのだろうか。それとも英語母語話者でもなかにも同じくらいに b, p, m の閉鎖が不十分な場合があるのであろうか。
真剣に研究テーマになりそうである。
いずれにせよ、発音改善の第一歩は、自動化して無意識に行っている調音器官の動きを意識化することだ。
そのためにこのところ手鏡の持参を呼びかけている。
この効果も実証研究のテーマになりそうだ。手鏡で自分の口をみながら発音練習しているのと、音だけで練習しているのと効果のさがあるか、という。
たぶんある。