本日、新潟大学五十嵐キャンパスで行われた関東甲信越英語教育学会で、淡路先生と共同で
小学校教員対象のグルグル発音指導の効果
―音素別、状況別の自己認識と実際のパフォーマンス―
を発表いたしました。スライドが下記からダウンロードできるので、ご利用ください。
http://www.st.daito.ac.jp/~t068421/slides/KATE2017-Awaji-Shizuka.pdf
質疑の中で、「先生方が発音の良し悪しを判定する基準はどういうものだったのですか?発音の評価の基準はよく問題になると思うのですが。」というものがあり、私は正直、すこし気になりました。
「発音の評価の基準が問題になる」というのは私には同意できませんし、理解できません。三単現の-sがあるか、ないかと同じくらい、明らかだと思います。
例えば、/ r / ができているか、いないかは、白か黒、1か0、であって、迷いなく判定できます。
THも dental になっているか、いないかは、やはり、dichotomous です。
/ v/ も、labio-dental になっているか、いないかは、グレーゾーンはありません。
そういうblack or whiteなことがらについて、確信を抱けないでいる英語教員がいる、とすればそれは情けないことです。