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12/27/2014

エレックセミナーの受講者感想です

2014年12月25日(木) 
2014年度ELEC冬期英語教育研修会アンケート集計結果


満足できた 23 名    普通  2 名    満足できなかった  0名  

コメント:

<満足>

1.非常に有益な研修でした。自身の発音の向上のためにもっと日々練習したいと思います。(私立中高 教員歴3年)

2.一人一人の発音を直す過程で音声の理論に基づいて直してもらえた。発音がうまそうに聞こえる人の発音も正しくない音があったり、自分だけができてないわけではないと感じ、思い切って授業内で練習できました。と同時にほとんどの教員が正しく発音できていないまま授業をしていることが日本全体の発音のレベルをあげられない原因となっていることを再認識しました。たった1つの文をこんなに練習したのは初めてだし、誰かにできている、できていないを判断してもらうのも初めてでした。1時間くらいのグルグルで6コOkもらえました。他の人と比べると少ないかもしれませんが、とてもうれしいです。きっと生徒も同じ気持ちになると思いました。できないのではなく、理論に基づいてたくさん意識して練習することで「できる」に近づいたり、できたりするというあたり前のことを教えていただけて、ほんとうに参加してよかったです。(公立中学 13年)

3.自分の発音の弱点を意識することができたと同時に、生徒に発音指導をするときのポイントも学ぶことができた。(公立高校 24年)

4.自分の発音の甘いところもわかったし、教室での発音指導のヒントをたくさん得ました。これから工夫してやってみます。(公立高校 33年)

5.靜先生の本、「心・技・体」を読ませて頂いていたのですが、実際に先生がどのように授業を進めていらっしゃるかを伺いたくて今日参加致しました。発音指導の仕方や英語教員としての姿勢のみならず、教室内の雰囲気作りの大切さを教えて頂きました。ありがとうございました。(私立中高 8ヶ月)

6.靜先生のご指導に感謝申し上げます。自分の弱点がわかってとても有意義でした。また参加したいです。(私立中高 ?年)

7.自分の発音に自信がない中で指導していくのは不安ですが、少しずつ直していけたらと思います。(私立高校 1年)

8.英語発音の弱点を知ることができた。(公立中学 18年)

9.自分の発音、プロソディを見直す良い機会となりました。(私立中高 10年)

10.         とても参考になることを色々教えていただき、勉強になりました。グルグルの助手をすることになり、面白かったです。ありがとうございました。(私立中高 36年)

11.         新しい授業の展望が得られました。ありがとうございました。(私立中高 17年)

12.         なかなか他の人に発音を直してもらえる機会がないので、全体やグルグルメソッドでの発音指導は勉強になりました。できれば実際のテキストを基にした具体的な発音指導方法(評価方法も含めて)も提示していただけると嬉しいです。(公立中学 1年)

13.         参考になる活動がたくさんありました。自分の発音をなんとかしないといけないなと改めて思いました。発音の勉強を一からやり直したいです。(公立中学 18年)

14.         Repeat after me. にまつわる責任の重さを痛感しました。ただ、教員の中にはrepeatのモデルを自分の音声でなくて、すべてCDとかにさせている人もいますが、それは違うのではないかと改めて思いました。それは「良心的」でなくて、「怠慢」なんだなあと思いました。最近、アメリカ英語、イギリス英語、その他のヨーロッパの英語、アジア人の英語とか、色々出てきますが、そういうバリエーションを身につけるような講座もあるといいと思います。アメリカ英語とイギリス英語のちがいがよくわかるようになりたいと思います。(公立中学 23年)

15.         大変勉強になりました。自分の発音を分析的に見直す機会になり、今後も続けて行かなければならないと感じました。どうもありがとうございました。(私立中高 1年)

16.         文法、スピーチなど、何の活動をやらせるときでも、常に発音の問題はついて回るので、英語のあるべき音をクラスで浸透させたい。発音入門、 音トレーニングドリル」や洋楽(We Are Never Ever Getting Back Together)を取り入れた授業をやってみたら、とても良い雰囲気でできました。どうもありがとうございました。(公立高校 9年講師)

17.         大変ためになる内容でした。今日学んだことを帰ってからも忘れず実践して行きたい。苦手意識をもっていた破さつ音やear-yearの区別の手がかりも与えられました。また参加したいです。1日の(午前・午後)内容で通しだったこともよかったです。(私立中高 15年)

18.         グルグルは緊張しましたし、ハードでしたが、良い経験でした。靜先生の発音指導の熱意が感動的でした。何かを教えようと思ったら、先生のようなこだわりや熱心さが必要なのだと思い、自分は甘かったと改めて思いました。(高校 25年)

19.         生徒にどのように発音指導をしていけばよいのか、具体的によくわかった。ただ示すだけではダメだし、私がそこを大事にしているというのを生徒にきちんと伝えて行かなければと思った。(私立中学 3年)

20.         音声指導でターゲットとする音が頭の中で整理された。また自分自身の発音の弱点が体に身にしみてわかった。(私立中高 11年)

21.         生徒の発音を指導する前にまず、自分の発音をどうにかしなければならないと痛感しました。がんばろうと思うよいきっかけになりました。ありがとうございました。(公立高校 15年)

<普通>

1.丁寧なご指導ありがとうございました。 <わかったこと> 自分の発音のエッジがない(なくなっている)こと。(国立中学 19年)

2.自分がいい加減にしていた部分を確認することができ、よかったです。また生徒への指導の仕方も参考になりました。(私立中高 3年)


以上

12/26/2014

昨日のエレックセミナーの「スゴイ」人

昨日のエレックセミナーの受講者の中に、スゴイ方がいらっしゃいました。

発音、完璧なまでに、うまい。

私が直したくなるところはまったくありませんでした。そういうケースは覚えている限り、かつてありません。

口腔開放と鼻腔開放のモデルをやってもらっても、モデルとして完璧。

破擦音と摩擦音の区別も完璧。

なにより驚いたのは、他の受講者の音読発音に私が何かを感じるのと同じタイミングでその方も感じているのがわかったからです。

(タダモノではない。。。)

あとで伺ったところ、地元ではご自分でも発音研修の講師をされている、とのこと。さもありなん。

おそらく私よりも先輩なので、五十代後半とお見受けしましたが、ああいう人が先輩にいる学校の先生、また生徒は幸せですね。

とくに留学したとかではなく、ご本人曰く「我流で」身につけた発音だ、とのこと。そういう「意識的」に学習した発音こそが、教師としては大切なのだと再認識しました。無意識に発音しているネイティブとか、海外経験のなかで「自然に」発音を身につけてしまった人には真似のできない「意識的」な指導ができるはずです。




12/19/2014

23日(火)のセミナー 是非いらしてください

http://kokucheese.com/event/index/237389/


英語授業の心・技・愛 出版記念 クリスマスパーティ も間近になりました。

まだ多少は余裕がありますので、是非お申込みの上、いらしてください。


11/20/2014

『英語授業の心・技・愛』 アマゾンで好調!

今日の時点では、アマゾン「学習指導」部門での、3位ですね。ありがとうございます!


11/18/2014

12月23日(火) 『英語授業の心・技・愛』出版記念クリスマスセミナーの受付を開始しました

会場:大東文化会館
セミナー開始 13:00  終了 16:50
参加費 無料 (ただし条件があります)


お申し込みは↓

http://kokucheese.com/event/index/237389/



セミナーの参加方法について 

当日は受付脇のブースで『英語授業の心・技・愛(研究社)』を販売いたします。その場でご購入いただいた上で、セミナーには無料でご参加いただけます。(すでにご自分でご購入された『心・技・愛』をご持参・ご提示いただいても、セミナーに無料でご参加いただけます。) 

※準備の都合上、『心・技・愛』を当日購入希望されるかたは、セミナー申し込みのコメント欄に「当日購入希望」とご記入いただきますよう、よろしくお願いします。 

英語教員の方、英語教員志望の学生の方、是非ご参加ください。 

受付 12:40 – 13:00 

講座1 13:05 - 13:55 「身に付けておくべき指導技術と子どもが育つ英語授業の視点」 
講師:正頭英和(立命館中学校高等学校を経て、現在立命館小学校) 

「小学校には教育の原点がある」とよく言われています。今回の講座では、私が小学校で教えて初めて気付いた、英語教師が身に付けておくべき指導技術と、全ての子どもが伸びる英語授業のために必要な「視点」をいくつかご紹介させていただきます! 

講座2 14:05 - 14:55 「グルグルメソッドの心・技・愛」 
講師: 小林翔(都立千早高校を経て、現在都立白鴎高校) 

「グルグルメソッド」の失敗例と成功のコツにについて触れ、生徒の発音力を向上させる具体的方法(モニタリング)とその効果をご紹介します。グルグル未経験者も次の日からきっと実践したくなることでしょう! 

講座3 15:05 - 16:35「英語授業としてのクリスマスソング指導」 
講師:靜 哲人(大妻多摩高等学校などを経て、現在大東文化大学) 

歌を歌うことで英語のリズムが整う理由を理解した上で、定番のクリスマスソングをいくつか題材にして、(教材として自信を持って授業で扱えるように)歌詞の発音練習をしてから実際に歌ってみましょう。会場も大きいのできっと気持ちいいと思います! 

質疑応答 16:35 - 16:45 

閉会 16:45 - 16:50

11/16/2014

教わっていない学生を見ると

きちんと教わっていないなあ、と思われる学生がいるとと、きちんと教えてやりたくなりますね。きちんと教えない先生が多い、とは思いたくはないですが、どうなのでしょう。

11/15/2014

12月23日、クリスマスセミナーやります

12月23日(火:天皇誕生日)、『英語授業の心・技・愛』の出版を記念してセミナーを行います。

時間は午後、場所は、大東文化会館、ということだけでまだ詳細未定ですが、是非、手帳に予定として書き込んでおいてください。

詳細が固まりしだい、また告知します。

11/14/2014

ついに出ました、心・技・愛!

じゃ~ん!





インチョーは良かったです

ある場面で、英語ネイティブが日本語で、

「. . . 印象は良かったです」

と言った(少なくとも本人の意図はそう)とたん、一瞬笑いが起こった。

それは一瞬の誤解にもとづく笑いであった。

周囲は、「印象」を、「委員長」と聞き間違ったのだ。この場面でこの話者が「委員長は良かったです」というのは、上から目線のユーモラスな発言にきこえたので、周囲は笑った。実は話者自身はそんなつもりはなかった。

なぜ、印象が、委員長に聞こえたのか。

(1)強勢を、最初の「い」に置いたこと。

(2)英語ネイティブの御多分にもれず、「い」と「いー」の区別ができず、「い」が「いー」になっていたこと。

そして、なによりも、

(3)「ん」を、英語の N で言ったこと。

である。Nは舌先を歯茎につけるので、INSHO と言うと、事実上、 INCHO に近くなるのである。

干渉 は、 浣腸 に、観衆 は、 寒中 に、聞き間違えるような音になるだろう。

逆に言うと、日本語母語話者も英語では、Nでは舌を歯茎につけねばならない。つければ、

PRINCE は、 PRINTS に、 ONCE は、WANTS に、非常に近い音になる。






11/12/2014

ケムロー

芸能人の品格を「格付けする」という企画の番組内で、芸能人が米国の入国審査を無事通過できるかどうかシミュレーションする、というコーナーがあった。

なかで、入国審査官役の英語ネイティブが、

Look straight into the camera.

というのを、何度言われても、ある役者が聞き取れず、

「ケムロー? なんだそりゃ?」

と言っていた場面があった。

cameraの発音に関して示唆するものがある。

11/09/2014

野生の「コミュニケーション」

エネオス、サスティナのTVコマーシャルで、水川あさみさんとすみれさんが同じ「コミュニケーション」という単語を、水川さんはカタカナ語としての日本語で、すみれさんは 英語のcommunication で発音しているので、対比が鮮やかだ。



学生のみなさんは何がどうなって、両者の聞こえ方があれほど違うのかを分析的に聞いて分かるようになって欲しい。

水川さんの「コミュニケーション」に比べると、すみれさんの communication は、

(1)「コ」の部分の母音が曖昧である。
(2)「ミュ」でなく「ミュー」とやや長く、かつピッチが高い。
(3)「ニ」の母音の音価もやや曖昧である。
(4)「ケー」ももちろん「ケイ」で、ピッチは高い。
(5)「ション」が曖昧母音を使って、「シュン」的である。

などの特徴がある。盲点は特に(2)だと思われる。ちょこちょこ発音せず、第2アクセントのある音節は、おおらかに長めに発音するのが大切だ。

Japanese
ordinary
library
vocabulary

などの語は(多くの場合)第2アクセントがあるので、その部分は急がず、おおらかに。

11/06/2014

ノリノリ高校1年生が感じた「革命」

10月10日にお邪魔した出張授業を受けた高校1年生による感想文をいただいたので、代表的な言葉を抜粋させてもらいます。




  • 靜先生の講演を聞いて(体験して)新たな道が開けました。英語で話したり音読をするとき、どうしても日本語っぽくなってしまうのが悩みでした。単語を聞いて発音するのはできるけれど、文になるとだめになる。。。原因が「音節」にあると知った時、びっくりやら嬉しいやらで、心のなかでばんざいをしていました。
  • 今回先生の講義を受け、先生に教わってみたいと思いました。大東文化大学に進学して先生の講義を受けたいと思います。
  • 私は今回の講演で革命が起こりそうなくらいたくさんのことを学べました。 。。。英語で歌うのがとても不自然でした。 。。。 でも靜先生の授業を受けてからとても自然になりました。すでに授業を受けている時に自分の発音の仕方の変化がわかり、とてもテンションが上がっていました。
  • なんとなくでしか英語の発音を理解していませんでしたが、授業を受けた後は自分の発音に少し自信がついて、英語を話したい!という気持ちになりました。
  • 先生の特別講演が始まる前はドキドキしていましたが。でも授業が始まると「何で緊張していたんだろう!」と思うほど、授業を楽しんでいる自分がいました。
  • ◯◯先生から「怖いよ。みんなちゃんと口を開けていないと指を口の中まで入れられて開けられるからね。」と靜先生の講演を受けると聞いた瞬間からたくさん脅されてきました。毎回授業があるたびに言うため、どんなに怖い先生なのかと少しビクビクしながらお昼休みにいつもよりていねいにハミガキをしました。 (オイオイ。。。そんなことはしません
  • 最後に、みんなでいっしょに歌った時、自分が英語の歌を歌えている!と感動しました。
  • 私は靜先生の講演を聞いて、とても感動しました
  • 一つおどろきがありました。私は日本人が英語ができない傾向にある理由はカタカナのせいだと思っていました。しかし、カタカナをそのまま英語で聞こえてきた通りに書き出す方法を知り、新たな発音上達法に気づくことができました。 。。。 今日の一日で発音がかなり上達した感じがしました。



11/05/2014

ついてゆきたい、ふたり

「アスタリフト」のテレビCMで流れている、松田聖子さんと松たか子さんの、「赤いスイートピー」の一節、

I will follow you ...

ですが、どちらも(まずまず)きちんと発音してくれていて、とてもよいと思います。

 学生のみなさん、/f/ の口をよく見ましょう。 /l/ の音もよく聞きましょう。お手本になります。






やはりきちんと訓練を受けていてるプロは違うのだと思います。

11/02/2014

Burning Issues Intermediate Level 完成しました

これで、Burning Issues シリーズの3レベルが完成です。きれいな色ですね。今年はオレンジがマイブームなので嬉しい。




ユニット15には、例の穴なし穴埋め(Invisible-gap filling)も取り入れました。


    Contents
    1 Infidelity: Our cheating hearts
    Reading 1: ASK PENELOPE
    Reading 2: The Hows and Whys of Cheating

    2 Psychics: What do they know that we don't?
    Reading 1: Skeptics Defeat Psychics
    Reading 2: Your Guide to Cold Readings

    3 Internet Dating: Is this really YOUR photo?
    Reading 1: Reporter Discovers That Sex Sells
    Reading 2: Rules for Internet Dating

    4 Work: Is it interfering with your life?
    Reading 1: An Interview with a Hurricane Hunter by Joe LaTona
    Reading 2: Say Goodbye to the Monday Morning Blues

    5 Lying: What's THAT on your resume?
    Reading 1: Don't Be Fooled Again
    Reading 2: Living with Lies

    6 Advertising: We know what you want before you do!
    Reading 1: Undercover Marketing
    Reading 2: Advertising Strategies

    7 Reality TV: Would you be a survivor?
    Reading 1: A Guide to Reality TV
    Reading 2: What’s So Great about Reality TV?

    8 Violence in sports: When is a game not a game?
    Reading 1: Soccer Riot Hits Moscow
    Reading 2: Victory Celebration Turns Ugly
    Reading 3: Psychologists Study the Causes of Mob Violence

    9 Fashion: You mean you're wearing THAT?
    Reading 1: Designed to Fit In
    Reading 2: First the Hijab, Then the Turban?

    10 Graffiti: You call this art?
    Reading 1: Photograph a "Big Mistake"
    Reading 2: Saturday, September 12 11:00 A.M. Graffiti Bus Tour Seminar 1
    Reading 3: Graffiti: Art or Annoyance?

    11 Beauty: Mirror, mirror, on the wall
    Reading 1: Why Appearance Is Important

    Reading 2: Body Dissatisfaction? Maybe the Maasai Have the Answer

    12 Anger: I'm not angry!
    Reading 1: Control Your Anger Don't Let It Control You
    Reading 2: Anger around the World

    13 Child Labor: Who made your sneakers?
    Reading 1: A Child Hero
    Reading 2: An Analysis of the Problem of Child Labor Worldwide

    14 Intelligence: How important is it?
    Reading 1: The Loneliness of Being a Genius
    Reading 2: Scientist Invents Creativity Machine

    15 Vocabulary & Sentence Structure Review 


詳しくはこちら。

http://www.shohakusha.com/detail.php?id=b0000000694&field=keyword&key=2015&sort=seq

10/30/2014

Doctor X 大門未知子

ドクターX で気に入っているのは、番組冒頭のタイトルコールの

Doctor X

で、Doctor の tor の部分をそれなりにあいまい母音で発音してくれていること。あれを聞いた視聴者がシュワを真似してくれるとよいのだが。。

http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/

嬉しかったこと & 今後の課題と思ったこと

嬉しかったことは:

4年生の授業を持ってみて、その中の学生で、それまでの3年間で1年でも私の授業を受けた学生群と、そうでない学生群では、明白に、かつ格段に(significantly and with a large effect size) 音声技能が違う、と判明したこと。

今後の課題は:

それまで誰に担当されても、うちの学科のすべての4年生が、合格レベルの音声技能を備えるようなシステムを整えること。

10/26/2014

祝! 大東文化大学 全日本大学女子駅伝 2位!

準優勝おめでとう!

選手のみなさん、力走ありがとう。トップまでわずか21秒差。来年こそテッペンがとれると信じています。

10/24/2014

「心・技・愛」11月19日に発売:予約受付中!

ご予約はこちら↓

http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-41090-2.html




内容紹介
 『英語授業の大技・小技』『英語授業の心・技・体』に続く、靜流「英語授業」シリーズ第三弾。
 小学校、中学校、高校、大学の現場(英語教育)を経験している3人の著者が、目先の授業テクニックに走らずに、生徒にしっかりとした英語の力をつけさせるための基盤となる方策を具体的に提示する。
 特に本書では、教師としての心の持ちようの部分を掘り下げ、指導技術は愛情の上にしか成立しないというメッセージを強く打ち出している。
目 次
第1章 教師としての心を持つ
1 モデルとしての意識を持つ
2 入室したら一人ひとりにガンを飛ばす
3 自分のレベルまではうまくさせる
4 「方法」「価値」「体感」で人を動かす
5 「厳しさ」「楽しさ」「やさしさ」のバランスで人は伸びる
6 「授業方法」よりも影響があるのは「授業者」であると知る
7 机上の空論より、実践を重視する
8 英語教師なら内容と形式の両方を聴く
9 生徒が寝るのは教師が原因と考える
10 教師は「恥」を捨てる
11 授業は本番ではなく稽古である

第2章 授業の基本をおさえる
1 ヒドゥンカリキュラムを意識する
2 空白禁止の原則を意識する
3 授業の基本サイクルを確立する
4 「しっかり」の共通理解をしておく
5 「わかる」と「できる」には時間差がある
6 「話を聞く文化」を創る
7 教師として「しつけ」をしっかりと指導する
8 誰もが参加したくなる授業環境をデザインする
9 個別のつながりを持つ
10 授業プランはゴールから逆算して立てる
11 自己表現の前に、教科書の英語表現を身につけさせる
12 ペア(グループ)ワークの前に一斉指導をしっかりとする
13 児童も生徒も学生も教える基本は同じである

第3章 音声指導の基本をおさえる
1 スペリングばかり気にせず、音を気にする
2 いたずらにスピードを求めない
3 対極を体感させる
4 音読における適切な声量とスピードを意識させる
5 音読のバラエティにこだわらず精選する
6 音読でのアドバイスは一度にひとつずつ与える
7 音読指導では必要なステップを踏む
8 CD音源をよく聴いて音についてコメントする
9 英語は「ものまね勝負だ」と思わせる
10 リスニング指導を答え合わせで終わらせない
11 歌を使って英語音節感覚を養う

第4章 授業方法を工夫する
1 「覚えること」から意識をずらす
2 配布プリントは作り過ぎず、精選して減らす
3 一斉授業とペアワークを分け過ぎず、小刻みに混ぜる
4 文法の説明は芸の後で行う
5 読みたくなる気持ちを刺激する
6 教科書本文を使って協同学習を促す
7 意識的に4技能を盛り込む
8 ゲーム的要素を取り入れて楽しく学ぶ
9 生徒を鍛えれば鍛えるほど、授業は有利に進む
10 英語授業の座席を固定する【小・中・高編】
11 英語授業の座席を固定する【大学編】
12 和文を「和訳」してから英訳する
13 ライティングでは必ずリライトさせる
14 可能な限りグルグルを行う
15 グルグルの成功のコツは失敗から学ぶ

第5章 宿題・テストをうまく使う
1 宿題を通して自立した学習者を育てる
2 タスクの成果を評価して記録する
3 テストを好きにさせる
4 英語は実技として評価する
5 発音をセルフモニターさせる
6 メルアドゲットして学生を「支配」する
7 定期試験より毎回の授業で成績をつける

鼎談:小中高大で変わること、変わらないこと
靜流英語道場 心・技・体 十五戒
私たちの授業を受けた生徒・学生の声から
著者紹介
靜 哲人 (しずか・てつひと) 大東文化大学外国語学部教授。主な著作に『英語授業の大技・小技』『英語授業の心・技・体』(以上、研究社)など。

正頭英和 (しょうとう・ひでかず) 立命館小学校教諭。主な著作に『言語活動が充実する おもしろ授業デザイン集(低学年/中学年/高学年)』(共著、学事出版)など。

小林 翔 (こばやし・しょう) 東京都立白鴎高等学校教諭。

10/19/2014

ごめんね青春!

ごめんね青春!を、第1回、第2回と観ましたが、いやあ~いいですね。

http://www.tbs.co.jp/gomenne_tbs/

もちろんコメディでありパロディであり、誇張はされているのですが、自分が女子高の教員をしていた頃の感情や出来事がよみがえってきます。

自己推薦入試でした

今日は、自己推薦入試で面接をしました。

やる気のある、よい子たちがたくさん来ていましたねえ。

4月からが楽しみです。

10/18/2014

bad news & good news

ちょっと悲しかったこと:

学生数名が、ある日の提出物で共同してちょっとしたズル(省力)をしたことを発見してしまったこと。

とても嬉しかったこと:

cheatingをする者に授ける授業はない。もしそれがcheatingでなく、私の誤解なら納得できるように説明せよ。誤解でないならそれについてどう考えるか説明せよ。

という叱責・追求に対し、「ズルしました」と素直に認め、自分のしたことを恥じ、「先生の授業を傷つけて」しまったとわび、心を入れ換えて頑張るという決意表明がなされたこと。

きっと今まで以上に努力してくれると思う。。。

Burning Issues Pre-intermediate Level 完成しました

Burning Issues シリーズの一番やさしいレベルの本が完成しました。Advanced に比べると本文の語数が3分の1程度なので、使いやすいと思います。




詳細はこちら。

http://www.shohakusha.com/detail.php?id=b0000000693&field=keyword&key=2015&sort=seq

またまたノリノリ高校生

今日は、淑徳SC高校におじゃまして、高校1年生、2年生合計21名に対して模擬授業をさせていただきました。

SCとは、successful career の略だということなので、その successful は何音節かを尋ねると、ほとんどの人が正解したのには少し驚きました。きっときちんと音声指導がなされているのでしょう。

アナ雪をやりましたが、ほとんどの生徒さんが映画を見ていて、やりやすかったですし、普段鍛えられているらしく、発音レベルも高いものでした。

たった50分の授業でも、ひとりひとりの生徒の個性が透けて見えるのがおもしろいですね。

また校舎が新築ということで、感動するほどクリーンでスペイシャスな空間でした。

10/14/2014

行事で思うこと

は、生徒の発音より、教師の発音の問題点。

なんといっても教えるのは教師だから。

ハートというより「燃える」愛

ハートより、やっぱりこっちでしょ

なんだかこのブログの背景にも似ているような。。。


10/13/2014

スゴーイデスネ


『世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団』


テレ朝系の新番組のタイトルですが、カタカナ表記に注目。

カタカナ表記することによって、「外(国)人」的な発音だということを表しているが、注目したいのは、ゴのあとの音引き(ー)。

この音引きがあると、「ああ、ああいう外(国)人的な発音だな」と我々は感じる。

つまり、外(国)人が、「すごい」を発音すると、「すごーい」のように聞こえるということである。

い ではなく、むしろ すごーい


つまり、3音節語の「スゴイ」を英語母語話者が発音すると、2音節目に強勢を置くのだが、その強勢は、音の長さ、として感じられる、ということである。

ワターシ コノクーニガ トテーモ スキデース

英語の強勢の正体は、強さではなく、むしろ、高さであり、長さである、と音声学の本は指摘する。その長さの要素を、音引きが見事にとらえたのだ、と思われる。

表記しにくいので入っていないが、ゴー は周囲よりもピッチが高いので、

  ゴー
ス    イデスネ

とすれば、よりそれらしいだろう。

「国際語としての英語」論 には賛成です

誤解してほしくないが、

「いまや英語はネイティブだけの言語ではないのだから、国際語としてノンネイティブとして主体的に使いこなそう。多少、ネイティブバラエティと違っていても構わないので、それは自分たちのバラエティなのだ、として、気にせず使いこなそう。せっかく時間をかけて練習、習得した、現在のレベルのasset を持ち腐れにせず、どんどん使おう」

という論自体には賛成である。

とくに、英語ユーザーの側の心構えとしては、そうであるべきであるし、それでよいと考えている。

たとえば、日本の学会誌に投稿する論文の条件として、「英語は必ずネイティブチェックを受けること」などと書いてあると、ひっかかりを感ずる。これはやや時代錯誤ではないのか、と。英語圏のジャーナルにそう書いてあると、それはノンネイティブ差別ではないか、とまで感じることがある。

自分の英語はネイティブの英語ではないが、それこそ論文の趣旨は100%伝わると確信しているからであるし、自分の論文なのだから自分の英語でいいのではないか、というよりそうでなければならないのではないか。他人に直されたらそれはもう自分の英語ではないのではないか、という気持ちも多少あるからである。

(その一方で、ネイティブの英語をさらに吸収して、「自分の英語」の表現をさらに増やさねばならぬ、より的確な表現を取り入れねばならぬ、という気持ちはあり、その努力は続けている。そうすれば、それも「自分の英語」になるわけだ。)

ティーチャーの心構えは、ユーザーとは違うはずだ。ティーチャーは、自分のストゥーデントに対して、

(1)一歩でも二歩でも、今いるレベルから、ネイティブのレベルに、ネイティブのバラエティに近づく努力をさせ、

しかし

(2)今のレベルの英語をどんどん使わせ、

しかし

(3)その「今のレベル」をアップさせるために、生徒がつかった英語に対してつねにフィードバックする

存在でなければならないはずだ。


10/12/2014

「国際語としての英語」論の錯誤あるいは無責任?(加筆あり)

アメリカ語として、イギリス語としての英語ではなく、国際語としての英語を教えよう、という趣旨の講演を聞いたが、腑に落ちなかった。

「インプットはアメリカ語もしくはイギリス語でよい。しかしアウトプットは日本英語でよいのだ。ジャパニーズ・イングリッシュだ。だから寛容であって欲しい」

趣旨はわかるが、具体的にはどのように? アメリカ語でもイギリス語でも、

I like tennis.

と言うので、それをインプットとして教えると、アウトプットして、

I am like tennis.

という文が出てくるが、「国際英語」論からは、これはいいのか、わるいのか。

いくら、

I can play tennis.

というインプットをしても、必ず、一定の確率で、

I can tennis.

が出てくるが、これはいいのか、わるいのか。

教師というものは、教科書(にのっている規範)を使って教える。教科書に出てくるような英語を身につけさせたいとおもって一所懸命教える。だから、I like tennis.と教えるなら、I like tennis. というアウトプットを引き出すのが目標なのである。それを、I am like tennis.でも、「コミュニケーションに支障はない」(かどうかは、大いに疑問だが、それはさておき)から許容せよ、と言われては仕事にならないのである。

そんなものを許容するくらいなら、教師という仕事が成立しないといってもよい。誤解を避けるために言うと、この I am like tennis. の例は、講演者が行ったものではなく、講演者の言うことを聞きながら私が考えたものである。講演者はどう思うか質問しようとしたのだが時間がなかった。もし質問したら、「いや、それはダメですよ」とおそらく答えたのだろうか。しかし、ではどういう英語なら許容してどういう英語は許容しない、というラインを具体的に示せたかというと、おそらく示せなかったのではないかと思われる。

それは、会場で唯一質問する機会を得た質問者の「では『日本英語』の音声面、文法面の定義を教えてください」という質問にたいして、「日本で10数年学んだ結果の平均ですよ」を繰り返すのみで、具体的で、specific な「日本英語」像の提示はなかったからである。

「我々日本人は、臨界期を過ぎて英語を学習すれば、どこまでいっても日本英語なんですよ。私だってみなさんだって90%以上のひとは、みんな永遠に日本英語なんですよ。それをアメリカ英語が身につけられる、なんて思うのは幻であって、日本英語でいいわけですよ。だれも日本人がカナダ人に間違えられるような英語を話すことを期待していませんから。」

それはそうなのだが、やはり「日本英語」の指すものが問題である。講演者自身は非常にきれいなアメリカ英語発音でこれを言うのである。もちろん母語話者が聞けば非母語話者の英語だとわかるのかもしれないが、もちろんすべての英語音素を区別した、外国語として学習した非母語話者として到達できるおそらく最高レベルに近い英語である。そういうレベルの「日本英語」を、我々が苦労している生徒や学生のデフォルト状態の「日本英語」と同列に論じるから、不毛な議論になる。

スパイになるのではあるまいし、だれも、「工作員として潜入しても日本人とばれないほどのnative-likeな英語を話せるようになるために教える」などという極端なレベルの話はしていない。英語であるからには英語として楽に intelligible である程度の、最低限度の、最大公約数たる、English as a lingua franca をなんとか身につけよう、身につけさえよう、という話をしているのである。

最低限度のポイントをクリアしている、しかしネイティブではないとわかるであろう、立派な functional and respectable non-native Englishとしての、ジャパニーズイングリッシュ(講演者が使っていたようなレベルの英語)と、母音挿入しまくり、L/R区別なし、B/Vも一緒、Be動詞と一般動詞混同、主語がまともにない、ようなレベルの dysfunctional, low-level garbage としてのジャパニーズイングリッシュ(われわれの生徒が、まともに指導されない場合に、口からでるレベルの英語)、という」2つのレベルの「ジャパニーズイングリッシュ」をいっしょくたにして議論するのでは、素人レベルの井戸端会議ではないのか。

こういうアバウトな主張は、生徒にも現場の先生にも、service でなく、むしろ disservice となると私には思われる。


怖くないです

たまたま、昨日、今日と、たてつづけに似たようなことを言われました。

昨日(初対面の方) 「ものすごい怖い先生だと思っていましたが、厳しいというより愛を感じました」

今日(2回めに会った方) 「先生、優しくなりましたね。以前、講習を受けた時は、鬼のような顔をしていましたよ」

そういえば、

「著書から受ける印象よりずっと柔和ですね」

みたいなことも言われることが何度か。。。よっぽど著書では怖い、厳しい、高圧的、居丈高、なのでしょう。

怖くないのは、いいのか悪いのか。

印象が穏やかなのは良いことなのでしょうが、昔のような熱血ではない、と言われているようにも聞こえ、好々爺になったねえ、とも聞こえるし。

これはたぶん3つの要因があります。ひとつは、文字にしたときのニュアンスと実際のギャップ。たしかに書いたものだけ読むと、なんというエラそうなオヤジなんだという印象があるのだろうと思います。これはいまさら仕方ないですが。

もうひとつは、生徒/学生に対する態度と同業者たる英語教員に対する態度の混同。おなじグルグルをするにしても、相手が初対面なのか、いつも教えている学生なのか、高校生なのか、英語教師なのかによって、こちらの態度が変わらなければ、むしろおかしいです。

そして最後は年齢と経験を重ねたことによる、こちら側の気持ちの変化。

三十代後半から四十代は、ある意味で、他の先生方を同業者として「対等」に見ていたので、ふがいない相手を見ると怒りも強く、「英語教師なんだからしっかりしろよ!それでもプロかよ!それでも同じ教員かよ!」という感情をストレートにぶつけることが多かったように思います。

五十代半ばになると、中高でいうと60歳の定年もすぐそこという年齢層になり、セミナーでも研修会でも参加者の半分以上は歳下で、経験年数も少ない方を相手にするようになります。また「現実」がよくわかってきたので、もうある意味では「対等」に見ていないような気がします。そういう意味では失礼なのだと思いますが、同じ土俵に立っていないので、表面に出てくる部分では柔和になるのでしょうか。

(おじいちゃんが孫にやさしい、みたいなもの? ちょっと違うね。。)


10/10/2014

ノリノリ高校生

今日は、大学の出張授業で、群馬の共愛学園高等学校にお邪魔し、高校1年生に対して Taylor Swift の You belong with me を使った授業を2時間させていただきました。

ちなみに、授業のタイトルは

歌で鍛えるリズムと発音

Taylor Swift を歌おう~



37名の女子と1名(!)の男子というクラスでしたが、英語科ということで、おそらく日頃からよく鍛えられており、ここはちょっと難しいかなと思っていたような line も難なくクリアし、最後は全員でノリノリ大合唱大会となりました。

高校1年生、恐るべしですね。

いやあ~楽しかった。

10/09/2014

/ r / の発音がわかりません。

今日の非常勤先での授業のあと、ある学生がきて、次のようなやりとりがあった。ちなみに、普段、十分発音はよい学生である。

----

先生、/ r / の発音がわかりません。

  ん? ra ri ru re ro ..

ra ri ru re ro?

  そうそう。できてるよ。

口の中がどうなっているかわからないんです。

  舌がどこにもつかない。

どこにもつかないんですか!?

  そうどこにもつかない。日本語のラリルレロだと、こうやって、歯茎につくよね。

わかりました!

----

彼女を教えた中学、高校の教員はひとりも / r / の発音のしかたを、明示的に説明しなかったということか。

あり得ない、というか、十分あり得る話だが、あってはならない話だ。

10/07/2014

『英語授業の心・技・愛』 出る・出る・出る!

表紙のイメージです。愛情たっぷりで、いい感じでしょ。11月末には出ます。乞うご期待!


コミュニケーション か、 コミューニケーションか

今日、英語のネイティブが、communication を自力でカタカナにした結果、

コミューニカション

と表記したのに出会った。

カションの、カ は間違いだとして、ああやっぱりな、と感じたのは、

ミュー

の部分である。

muには、第2アクセントがあるので、

oOoOo

というイメージとなり、

クミューヌケイシュンヌ

が近い。

それを、

oooOo

コミュニケーション

というちょこちょこした発音をする学習者ばかりなので、なんとかならないかといつも思っていた。

ネイティブの感覚としても、コミュでなく、コミューなのか、と確認できた、という次第である。

同様に、

Japanese も、

ooO
ジャパニーズ

というちょこちょこ発音の退治にいつも苦労している。

10/04/2014

大東文化大学外国語学部英語学科はカリキュラムをパワーアップします


英語が好きな人、得意な人、得意でなくても心に燃える炎がある人。
ドイツ文化に興味がある人、フランスに憧れる人。
やる気のある人は、責任をもって指導します。



グローバル人材養成をめざし
英語学科カリキュラムをパワーアップ!
大東文化大学外国語学部英語学科は2015年度入学生より、次のようにカリキュラムを一新します。

【予定】

(1)全授業が半期セメスター制で留学しやすく

すべての授業が半期で完結する、セメスター制に移行します。これにより、留学した場合の単位振替が容易になるので、さまざまに用意されている大学全体の留学プログラムおよび英語学科独自の留学プログラムが今までよりさらに利用しやすくなります。短期でも長期でも「留学するのは当たり前」になるでしょう。

(2)4年間全員ゼミで、アクティブ・ラーニング

大学の魅力はなんといっても少人数でアクティブに学べる「ゼミ」!1年生から4年生まで「ゼミナール」に所属し、専任教員のもとでアットホームな雰囲気で学びながら、専門知識を深めることができます。1~2年生の場合は構成メンバーのバランスを重視した担任制、3~4年生は各自の専攻・興味の方向にあわせてゼミを選ぶようになります。

(3)これだけは知っ得、コアカリキュラム

英語っていつ始まったの? どうして文字と発音は違うの? 英語の発音のコツは?シェークスピアっていつの人? 英語ってドイツ語とフランス語と関係が深いって本当? 5文型を超えた英文法って何? などなど、英語についてのさまざまな疑問は必修のコア科目で一挙解決!また専任教員全員で知の森を案内するユニークな科目も全員で履修します。

(4)学びのタイプが7種類:専門性が明確に

いままで3種類だった英語コース内の学びのタイプが、「英語学系」「英語教育学系」「地域文化学系」「社会科学系」「観光学系」と5種類になり、英語+1言語の高い運用能力を身につけるヨーロッパ2言語コースの「英独系」「英仏系」とあわせると、7種類の「系」となります。英語学を追求したい、英語教師になりたい、文化を研究したい、社会現象一般に興味がある、ホテル業や観光業につきたい、ドイツ語も学びたい、フランス文化にも浸りたいなど、それぞれの興味に合わせて専門性を高めることができます。

(5)スキル科目パワーアップと、英語「で」学ぶコンテンツ

特に英語の発信力が今まで以上に向上するプログラムとなります。TOEIC(R)テストのスコアで英語の授業のクラス分けを行うとともに、所定のスコアを取れば単位が取得できる科目、逆に所定のスコアがないと選択できない科目なども設け、「自分でさらに勉強したくなってしまう」しかけが満載です。さらに専門科目のなかに、内容を英語「で」学ぶ科目の割合を増やし、グローバル時代に対応して自分の専門を英語で発信できる力を養成します。

(6)「多文化共生専門士」(仮)にもなれる

「多文化共生専門士」とは、さまざまな文化的背景をもつ人々がひとつの地域に暮らすことが加速度的に増えている現在、それぞれの文化を尊重しながらかつ調和をもって暮らしてゆく「多文化共生」を推進する知識を備えた専門職です。7種類の系のいずれかに属しながら、所定の科目群を修得した人に対し、この資格を独自に認定します。この資格はグローバル化の進む日本社会で今後需要が急速に高まることが予想され、就職にも有利になるでしょう。
                                                   

詳しくは11月以降に受験生サイトをチェック! 

嬉しい知らせ

教え子が教員採用試験に受かった、という知らせほど嬉しいものはありません。

充実した教員人生の門出に幸あれ。

problem 問題

problem問題とは、problemという単語において、

(1)prという子音連結になると、単独ではrが言える学習者も言えなくなる、

(2)proが言える学習者は、probremになってしまう、

(3)rもlも大丈夫な学習者も、lemの e をシュワで言えない、

という問題です。

そういう問題を解決することに徹底してこだわり、執着していきたいと思っています。

8/23/2014

わがっだ

わがっだ、って、わかったのことだと、わかった?

今日聞いた発表者は、realize を rear rise と言っていましたが、もちろん、realize とわかりました。

でもわがればいいどいぶわげてばだいんたじょで












というのは、

でもわかればいいというわけではないんだよね、だとわかった?

仮にわかってもうっとおしいでしょ?

英語教師のための「グルグル」発音トレーニング講座

標記のタイトルの教員免許更新講習を今年も行った。

改めて感じたのは、歌の力とグルグルの力である。朝には初対面であった先生方と講師である私の間、また受講者の先生同士の間に、講習が終わりに近づく4時過ぎには、かなりの親近感が存在していたと少なくとも私には感じられた。

それはおそらく歌の力であり、またグルグルの力である。両者を合わせた歌グルグルは人と人を結びつける力がとても強いのだ。



8/21/2014

L/Rは大人になればできるようになる!?

「L/Rは大人になればできるようになるから、中学生のうちは何もそんなに細かく指導しなくてもいいですよ」

と、有名予備校の有名講師が講演で言った、そうです。伝聞です。(私がこの話を聞いた方自体が、この講師の名前を言わなかったので、なんという講師か、私も知りません。)

(日本のEFLの環境で)放っておいても大人になればL/Rができるようになる、というのはどういう立場の誰がどう聞いても highly improbable, if not impossible だろうに、どうしてそういうデタラメを言うのか理解できません。

また「中学生のうちはそんなに細かく指導しなくてもいい」と言われて、「なるほど、そうなんですね」と思ってしまう中学の先生というのも私には理解できません。自分の仕事が減ると思って嬉しいのでしょうか。目の前の子どもをひとつでもふたつでもうまくしてやりたい、と思うのが教師だと思うのですが。少なくとも私は単純で、目の前にいるのが小学生でも中学生でも大学生でも大人でも、ひとつでもふたつでも、いまこの瞬間、より上手くしてやりたい、だけです。

目の前の子どもがゴミ屋敷の汚部屋に住んでいるとき、「大人になればゴミも片付けて、汚部屋も清潔部屋になるそうだから、今のゴミ屋敷も汚部屋も気にさせなくていいですよ」と言われて、ああそうなんですか、と思うのと変わりません。今、この瞬間、汚部屋を汚部屋と思わずに生活していること自体が問題なのです。

そして、もういちど確認しておくと、汚部屋をほうっておいても、オトナになると綺麗に掃除をするようになる、ことは、英語発音に関しては、ありません。

8/20/2014

とんでもチャンツ多し

後ろにリズムを刻む音がしていて、それに乗せてとりあえず英語を言っていればチャンツ、みたいなのが相変わらず多い(らしい)。

まあその文を調子よく音読できるようになる、というだけの効能はあるのだろうが、じゃあそれが普通のスピーキングに生きるのか、といえば、生きないと思われる。

通常は弱く言う音節にビートを持ってきたり、またその逆もあるから。

そんなとんでもチャンツをやっていないで、これを使ってくださいな、是非。。。


リズムで体感! 重要構文 ~ABCから仮定法まで (ジャパンライム)




ゴーモン

一旦指導主事になってしまうと、管理職試験を受けない限り、一生その職に留め置かれる。管理職にならないなら、一生そのままだぞ。出さないぞ、と。拷問ですね。


8/15/2014

iPS細胞、山中教授の英語は . . .

文科省が制作した、iPS細胞で知られる山中伸弥教授が、タレントのケインコスギさんのインタビューに答えているビデオをちょっとだけ観たのだが、その英語に非常に好感を持った。

発音面も含めて「きちんとしている」「ちゃんとしている」「まともである」などの形容をしたくなる、極めて良質の英語である。彼の風貌からイメージするとおりの、誠実な、端正な英語だ。

海外経験が非常に長いとか、ほとんど帰国子女であるとかいう背景を持った人の、いわゆる国産英語とは質の違う、バイリンガル的なうまさ、ではなく、基本的には国内で学習しながら努力した人が到達するであろう、と思われる種類の、普通の日本人が目標とするに相応しい、EFL 英語である。

ノーベル賞をとった山中教授の英語があれだけ上手い、ということを、一英語教師として大いに喜びたい。

従来、世界的に活躍している、あるいは世界的な業績を上げた、国際機関の役職者とか、ノーベル賞学者というと、英語でのインタビューを聞くとお世辞にも上手いとは言えず、それをもってして、一般人および一部の英語教員が、

「やっぱり発音なんか、どうでもいいんだ。ブロークンでいいんだ。」

というマイナスのメッセージを受け取ってしまうことが多く、私のようなものはその誤った考えを否定するにの躍起になることが多かった。

これまでそのような悪い例ばかりがあったなか、誰が考えても世界で一流の「中身」をもった山中教授が、「外見」も一流であることが、これからの英語学習者に与える良い影響を考え、英語教師である私は心のそこから喜びたい。


8/14/2014

「ゴジラ」に思う

ゴジラは、Godzilla になった。読んで字の如くだが、dz の部分は破擦音 /dz/ で発音されている。日本の「ゴジラ」により近くするのであれば、Godgilla もしくは、Gojilla とすれば 同じ破擦音でも、/d3/(ヂ) で発音されただろう。また、Gozilla とすれば、摩擦音 /z/ で発音されただろう。

試しに手元にあるTTSで、

Godziila

Gojilla

Gozilla

と入力してみると、期待通りの音が出てきた。

しかし、英語のTTSなので、摩擦音の、/3/(ジ) を発音させることは無理のようだ。

8/13/2014

Does an EFL teacher need a doctorate?

English teachers either have or do not have a doctorate.
English teachers either are or are not good at teaching.
So it is possible to visualize a contingency table like the following.


Have a doctorate
Not have a doctorate
Good at teaching


Not good at teaching



Which begs the quetion: Is a have-a-doctorate more likely to be good at teaching than a not-have-a-doctorate, other things being equal?  The answer is that this is an invalid question to ask. Why?  Because other things can never be equal.  Fact is that a good teacher, satisfied with their teaching situation, is more likely to NOT opt to venture into something that is so time consuming as a doctoral research.  My gut feeling is that those who get their doctorates and those who are good at teaching are drawn from two different populations that overlap very little.


「発音オタクの自己満講座。学習者心理を勉強したほうがいい。」(加筆あり)

今日の「発音道場」の受講者感想:

満足できた 24 名    普通  1 名    満足できなかった 1 名   未記入 1名 



<不満足>
1.Let It Goだけおもしろかった。それ以外は発音オタクの自己満講座でした。公開処刑が多く、学習者心理をもっと勉強された方が良いと思いました。“大学の先生”ってカンジでした。(えらそう)(公立中学 7年)


<不満足>の1名のコメントに対して逆コメントしておきます。

 私は「発音オタク」だとは思いますが、「自己満足」講座ではありません。
 公開処刑というのは、全員の前で個人の発音のマズイ点を具体的にピンポイントで指摘している、のを指していると思います。全員の前で指摘することは必要なことです。きょうあの場に集まっていたのは、全員英語教師であり、英語を教えるプロです。マズイ発音をしているご本人がそのマズさを指摘してもらうことは必要なことです。そのまま生徒の前で発音してはならない、と知るためです。そしてそれを周囲の教員が聞いていて、その音がマズイのだ、と分かることも必要なことです。それがそのまま生徒の指導につながるからです。
 そういう思いもあり、適宜、あなたの言う「公開処刑」を取り入れています。しかし実は「公開」でも「処刑」でもありません。公開ではないのは、あくまであの会場のなかだけでのできごとであり、しかも受講者同士ほとんど顔も名前もしらない集団という状況での話だからです。また「処刑」でないのは、単にダメ出しをして斬って終わっているのではなく、その場で出来る限り、「よし」に変わるまで治療をしているからです。よって「公開処刑」ではなく、「半公開治療」です。
 私はグルグルの中でも典型的なマズイ発音現象に出くわした場合は、相手が英語教員志望の学生であっても、マイクをつかって全員に対してそのマズイ発音を聞かせ、どこがどう、なぜマズイのかを全員に対して指導します。それは英語教員になる学生だからです。自分で無意識に正しい発音が出来るだけではダメであり、他人のダメな発音をきいてダメだと分かることが必要な職業につく人間だからです。
 いわんや、いますでに現職の教員であれば、そのトレーニングも欠かせません。そういうトレーニングをするつもりがないのなら、「発音道場」という名のセミナーに何を求めてきたのでしょう?
 通常の英語スキル授業を受けている生徒ではあるまいし、「学習者心理」を考えて欲しい、みなの前で恥ずかしい思いをさせないで欲しい(?)、などという甘えは、金銭をとって英語を教えている教員に許されるものではありません。単なる一学習者に戻ってからのみ許される甘えです。



<満足>
1.長年教員をやっていて、今回異動をした。その学校では、発音指導に力を入れていて、生徒から発音のまずさを指摘されることもあり、四苦八苦していた。そんな時ELEC研修会の案内を見て、靜先生の講義を是非受けたいと思い、今日参加させていただいた。今回の研修はそんな私にぴったりの研修だった。今回のような研修を継続的に受ける必要があると強く思った。まだまだ私には足りないところがたくさんあると実感させられる研修だった。本当に充実していて、時間があっという間に過ぎた。今日は一日有難うございました。(公立中学校 勤続18年)
2.1つ1つ丁寧にやることが大切であることを改めて実感しました。今日はありがとうございました。(公立中学 3年)
3.重箱をすみまで正しい発音が出来るようになりたいと思い参加させていただきました。自分でできているつもりの音が発見できたのが大きな収穫です。ありがとうございました。(?中学 19年)
4.今日の発音道場とても勉強になりました。実践を伴う講義をもっとやってほしいです。(公立中学 2年)
5.毎月受けたいくらいです。自分の発音を客観的に見ることができた。2学期から、責任をもって1つずつ発音に正確に取り組んで指導していきたい。来年も受けたいです。(公立中学 8年)
6.なかなか発音を注意して頂ける機会とかないので、すごくうれしかったです。ありがとうございました。(公立中学 16年)
7.今日のように、個別に発音をチェックされて、直してもらえる経験はとても貴重です。何十年もまちがった発音で生徒に触れていたかと思うと申し訳ないです。できることから、しっかり身につけたいです。まず今日は‘n’の音と、帯気音、破擦音は忘れないようにします。リズム感は大切ですね。役に立てられるように復習しようと思います。(私立高校 30年)
8.3破擦音 cards など意識せず使っていたものも多く、課題の多さに気付かされました。1つ1つ丁寧に練習していこうと思います。ありがとうございました。(私立中高一貫 7年)
9.音声については大学の時苦手で、あまり一生懸命やらなかったので、今回久しぶりに学べてよかったです。現場でやってみて初めて疑問がわくことがあります。すごく基本的なことも曖昧なままやっていました。でも歌を使い、楽しかったです。(公立高校 14年)
10.         rとlの聞き分けは、19歳までに身に付けないとできない、と聞いたことがあります。人間は、自分が発音できる音だけ耳がキャッチすると言いますが、日本人にとってのrとlだけは難しいのだとか。音に敏感な体質を、私も持っています。たまに、へんな音がつらいときも・・・。(公立中学 29年)
11.         私自身がもっと発音の練習に熱心に取り組まなければいけないと感じました。同じような講座を継続して受けたいです。(私立中高 4年)
12.         自分では言えていると思っている発音でも、全然できていないことがわかりました。知識がたくさん身に付きました。早速授業に生かしていきたいと思います。(公立中学 3年)
13.         普段の発音を見直す良いきっかけになりました。発音ひとつひとつよりもlinkingができなくて、先生に指摘してもらってよかったです。大学の時にもっと単語の発音を勉強しておけばよかったです。「~音」と書いてあってもパッと思い浮かばないことも多くあり、これを機に先生の本を買って勉強しようと思います。靜先生はいつもtimelyな歌を使っておられて、そのまま授業で私も使ってみようと思います。日本語と英語を比較したり、ターゲットとなる音をきちんと発音できるようになるコツが分かりました。(公立高校 5年)
14.         1つ1つの発音に注意しなければならない、もう一度発音の総復習をしなければならないと思った。(私立中高 24年)
15.         昨年も申込みの希望を出していたのですがチャンスがなく、今日はウェイティングの後、参加させて頂くことができました。普段の授業では指導の対象にしていなかった発音にも重要な音があることに気付くかせて頂きました。自分自身の耳のトレーニングも必要だと感じました。大変有意義な時間でした。あっという間の1日、どうもありがとうございました。今後の指導に生かしていきます。(自分の発音にもです。(大学 12年)
16.         沢山練習できてよかったです。(私立中高 9年)
17.         とても刺激になりました。2学期頑張ります。著書が帰ると良いな、と思いました。(公立高校 8年)
18.         発音はとても大切なのですが、日頃の授業では意識しているつもりがついついいい加減になっているところがたくさんあるなと改めて気づかされました。生徒はやはり発音が良い教員を好むので、今日教えていただいたことを忘れずに、自身の発音向上に励みつつ頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。(私立中高 18年)
19.         曖昧になっている知識や、できるつもりでできていないことの多さに反省しました。今日学んだものを中心に復習したいです。その上で、生徒へ授業の中でどのように使うのかの実践の講座も受けてみたいです。(公立中学 7年)
20.         自分の発音を正される機会がない中で、本講座で指摘されることが、私にとってとても大事な機会となりました。真似することから取り組んでいきます。ありがとうございました。(?中高 5年)
21.         少々難しかったですが、自分自身のレベルアップの機会になる勉強ができました。先生のご講義を参考に“発音”を評価するシステムを授業に取り入れ、“英語が話せると楽しい”という英語を学ぶための動機づけが行える様にしたいと思います。(公立高校 3年)

<普通>
1.発音指導のポイント(何をエラーとするか)が実際に体感できたことがとてもよかったです。グルグルも一度体験してみたかったので貴重な体験となりました。ありがとうございました。(私立高校 8年)



<未記入>
1.実際にやってみることが多くためになったが、実際に自分が指導するには自分が自信をもってやれるようになることが不可欠。一日の講習では難しいと思った。どうやって自分で研鑽するか。(私立高校 28年)