3時間かけて「教科書の普通の本文からリズムをいかに取り出すか」の演習をしたあとで出た質問が、
「こういうリズム音読を普通の音読に生かすにはどうしたらいいですか?」
「こういうリズム音読と普通の音読はどちらを先にやったほうがいいですか?」
(それをいままで3時間かけてやってきたんですが、まことにものを伝えるのは難しい...)
「ふつうの音読」と「リズム音読」には、本質的な差はない。手や足でリズムをとっているかいないかの違いで、リズムはそのままである。つまり
リズム音読 = 普通の音読 + 手足の動き
であり、
普通の音読 = リズム音読 - 手足の動き
であるべきなのである。
思ったことは、普通の先生の「普通の音読」は、あまり英語らしくない。英語のリズムがなく、強く、高く、長くあるべき強音節に、十分な焦点が当たっていない。だから、「リズム音読」が「普通でない音読」のように思えるらしい。
リズム音読を使って生徒に英語のリズムを教えるやり方を教師に教える前に、リズム音読を使って、英語教師に英語のリズムを教えるほうが先決のようだ。
The average Japanese EFL teacher's English does not sound very like English because it lacks the stress-timed rhythm which characterizes the languages when contrasted with a mora-timed language like Japanese. I should think about teaching THEM how to read English more like English before teaching them how to teach their STUDENTS how to read English more like English.