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8/27/2018

関大集中最終日

長かった集中講義もようやく今日で最後。リラクセーションのため、また中之島あたりをジョギング。

10メートル進むごとに写真に収めたい風景が広がり、撮りまくっちゃいました。



8/26/2018

マン


ちなみに、女性用は、WOMAN でした。

どっちも...

It's been the shittiest and the most awesome week, at the same time. I am the lucky one who has had chances to teach lots and lots of great students.


インテリ?

Intelligibility と accuracy の話をしている先生が、Interrigibility と言ったらアカン。

全国英語教育学会で歌グルグル発表しました!

熱くて暑い京都の龍谷大学で、歌だけ授業を総括的に事例報告として発表しました。



なんの陰謀か(笑)またまた朝イチのスロットなので、あまり聴衆はいないかなと思っていたところ、始まるころには満員御礼、立ち見もあり、で大変うれしかったです。朝早くから来てくださった皆様、ありがとうございました。

One thingでピョンピョン跳ねる学生や、Just the way you are で変顔する学生などの映像を紹介でき、楽しい授業だよ、というのは伝わったかと思います。


事後に、「内容がコンパクトに時間内にきっちり、かつ新しい動画もあり、素晴らしかった」「授業のうまい人はプレゼンもうまい」との過分の褒め言葉をいただくことができ、直前まで20分にきっちり収まるよう計画した甲斐があったと思いました。

その一方で、むむむ。。。と思わされたのは、数名、過去に私のセミナーや講演を聞いてくださって、また今日も来てくださった方々が、要約すると「先生の実践はすばらしいです! そして、私にはとてもできません。」という趣旨のことをおっしゃっていたことです。

もしほんとうにそうであれば、私の発表は単なる自己満足に過ぎません。自分にしかできないことを発表して悦に入っていることになってしまいます。そうではない、と信じたい。

できますよ。Yes, you can.  Yes, we can. 

すくなくとも、自分の授業を1年、2年受ける教え子には、自分の実践はきっちり伝授しなければならない、という思いを新たにしました。



8/22/2018

9回目の大阪ナウ

専任教員としては関大を去ってからずっと続けている、非常勤教員としての関大外国語教育学研究科の「外国語教授方法論(英語)」の集中講義。数えてみると今年で9回目である。

改めて歴代の受講者リストを思い返してみると、多士済々。熱い、また温かい思い出とともに脳裏に浮かんでくる面々。それぞれ元気に活躍しているはず。

今年も「熱」いな、と思いながら2日目の今朝はホテルから中の島公園までジョギング。と思っているとiPhoneに大東のゼミ生からスピーチコンテストの原稿相談が着信。うん、これはなかなかいい内容に仕上がりそうだ、と感じられて気分はますます晴れ渡る。





8/19/2018

発音とか音声学って退屈だったのだ...

発音の授業って退屈だと思っている人がいるたびに、どうしてそんなふうに思うのか不思議だったのだが、昨日聞いた発表で、なるほどたしかに退屈だと思う人がいるのだろう、と思わされてしまった。

基本的な語の発音自体がおぼつかない初学者に無理無理 IPAを覚えさせて、しかも書かせたり、文字と音の対応が一体一でない英語の特徴を針小棒大にそこだけとりあげて、これでもかこれでもかと攻め立てたり、発音しにくい語ばかりを無理やり詰め込んだ例文をでっち上げてそればかり練習させたり。

発表者ご本人も、「自分のやっていることは実生活には役立たないと学生には思われてます」と言っていたが、そういう自覚があるのならそうでないようにしたらどうか、と思う。

ミニマル・ペアの練習も、海外の発音練習本をもとにしているから、日本人には不要なものばかり取り上げ、逆に日本人には必須のものは抜け落ちているし。どうしてそういう発想になるのかわからん。

発表を聞きながら、その授業の学生のような気分になってきて、どうにも暗い気持ちになった。こりゃつまらんわ。

そもそも、大学の音声学あるいは発音の授業って、IPAはどこまで必要なんだろうか。音声学者の養成が目的でなく、発音の仕組みをある程度理解したうえで、実際のスキルを向上させるのが目的だった場合、の話であるが。地図は現地じゃない。記号は発音じゃない。

大体辞書によって採用している表記システムが違うし、IPAを採用していないものも多い。発音記号の教育は発音の教育になっていない場合も多いのではないか。

文法指導:文法用語 = 発音指導:発音記号 かも?

と言っている私の発音本(テイエス企画より発売)は、大幅に遅れたが、ようやく今、校正の段階である。発音記号は最低限に押さえ、英文字とカタカナを組み合わせて、誰でも直感的にわかる発音、を目指したものだ。今の私にできる限りのすべての内容を入れ込んだものとなっている。涼しくなったら出るかなぁ。。

8/18/2018

KATEでエクスポ2018でのグルグルワークショップを発表

淡路佳昌先生と小山の白鴎大学で発表してきました。満員御礼!


グルグル中に装着していたウェアラブルカメラ映像の分析から、グルグルで一人にかけるのは5秒、一周回に2分、というひとつの目安を導き出しました。

8/10/2018

『心・技・体』誤引用事件の論文、完成しました!

今年の1〜3月にかけてお騒がせした『心・技・体』のトンデモ引用事件を、この一週間の空き時間で、なんとか論文にまとめることができました。

『英語授業の心・技・体』のミスリーディングな要約引用に係る諸考察

大東文化大学の紀要に掲載され、かつウェブサイト上で公開されますので、乞うご期待!


結論は以下にする予定です:
増刷時には誤引用は削除される、という最低限の措置の実現は、推測するに大修館書店担当者の説得もあって、ようやく確約された。

(1)しかしそもそも増刷が実現するかどうかは不明である。これを書いている2018年8月10日現在、大修館書店に確認したところ、実現はしていないとのことである。

(2)仮に実現するにしても、それまでに市場に出廻る1000冊を超える初版『タスク・ベース』一冊一冊によって、『心・技・体』が誤解され、著書と著者の名誉が毀損され続ける、という事実には変わりない。

(3)そして仮に実現したとしても、それは新たな読者の手に渡る版に『心・技・体』に対する言及がない、というだけであって、誤引用を含む初版がこの世から消えてなくなるわけではない。


以上の3点に鑑みたとき、増刷時には誤引用が削除される、というだけの措置は、非常に不十分なものである。そして本件に係る編者・松村昌紀氏および著者・福田純也氏の対応は、少なくとも誠実なものではなく、そして推測するに、おそらく正直なものではなかった。極めて遺憾である。

ちょっと嫌な話:中学の英語の先生のL/R指導

グローバルキャンプ参加者の大学生の証言:
今回の靜先生の講義で、初めてL/Rの区別が、なんとなくわかりました。まだ気をつけないとできないけど、ああ、こういうことか、というのが初めてわかりました。

もちろん中学、高校でもLとRの音が違うというのは教わっていました。発音の方法も、Rは「舌を巻く」とか教わりましたが、その時の先生も、その話をするときだけはLとRは違うって言ってましたけど、その他のときは、LもRも絶対同じ音だったので、全然わかりませんでした。なんか説明が複雑というか、舌を突き出して丸めて。。。云々って、そんなことできないし。

でも今回初めて、Lは舌をつける、Rはつけないって、教えてもらえて、少なくとも理屈はわかった気がします。
嘆かわしい。。。 pathetic Japanese teachers of EngRish!

ちょっと嫌な話:中学で潰された、英語大好き小学生

現在大学生のグローバルキャンプ参加者の証言:

自分は小学生のときから英語が好きでした。英会話に行っていたので。英検も好きで、小学校のときに、5級、4級、3級、 準2級と、毎年受けて順調に合格していたんです。 
でも中学校に入ったら、英語が「こう!こう!」って感じで(と言いながら、両手を真っ直ぐに伸ばして、進む方向をきっちり示すしぐさをする)面白くなくなっちゃんたんですよ。文法!文法!って感じで。 
で高校入ったらさらにつまらなくなって、英語から完全にはなれちゃったんですよ。 
で、今もういちど英語をやろうと思って、きっかけとしてこのキャンプに参加したんです。

あ〜あ。。中学校でもそうじゃなくて面白く教えられる方法はあるんだけどね〜。

グローバルキャンプ埼玉4日目:アナ雪グルグルからのカラオケ大会

風邪気味のため医者に寄ってから遅めに東松山キャンパスへ。いよいよ私の最後の担当コマが間近に迫った頃には台風一過感が半端ない晴天!

当初は今日も Jobsスピーチの続きをやる予定だったが、参加者全体の精神年齢というか人生経験偏差値が、Jobsスピーチを味わうには達していない、という判断のもと、今日は急遽 Let It Goを題材にすることに変更。

この日のために昨日、Let It Goのカラオケ音声を、カラオケ映像に加工して持参。

今日の90分でこのグループとのコンタクトは最後になるので、できるだけ多くの参加者に Let It Goの主要部分は歌えるようになった感をもってもらうことを主目的として、グルグルでのチェックは、L, R, TH,プラス V だけに絞ることに決定。その旨、5人の師範代に伝える。これで仕込みは上々のはず。

指導案としては、

(1)靜の一斉歌唱指導:20分
(2)5人のゼミ生によるグルグル指導:60分
(3)達成感のためのカラオケパフォーマンス+締め:10分

ということとして、さあスタート!

(1)では、ターゲットの子音の部分をゆっくり強調して発音する練習もとりまぜて、20分目一杯のしつこい指導を繰り返す。
(2)5者5様で、奮闘している。
そして(3)では全員で合唱しつつ、マイクを2本廻して、廻ってきたら遠慮せずに歌うよう指示。


結構盛り上がりました。まずまず歌えていたように思います。

師範代の5人はそれぞれ達成感、充実感を持った模様。よしよし。

こういう場数を踏んで、来年教育実習に行った時には、必ずグルグルしろよ。





8/09/2018

教員免許更新講習「英語の歌を用いた授業: その理念と実際」やりました。

東松山のグローバルキャンプの最中ですが、今日は板橋にもどり、更新講習やりました。初めてタイトルに「歌」を入れたのですが、終わってみるとやはり今までで一番楽しかったように感じます。

歌を教材とする理念、実際の授業運営のコツ、一曲でも教師としてのレパートリーを増やすための歌唱実技トレーニング、の3つのバランスを意識しながらの6時間でした。

最も英語も歌もうまかった方が、実は英語の先生ではなく音楽の先生で英語を取り入れたいと思っている方だった、など、タイトルに「歌」を入れたことによる受講者層の変化もあったようです。

終了後に残っていた数名に、なりゆきで、講習中にちょっと話題になっていたEd Sheeran のShape of You のビデオを見ながらマイクで歌ってみせて拍手喝采をいただき、そのままみんなで記念写真を撮り、AirDropで送り合う、などの教員免許講師講習というお硬いプログラムでは私史上初めての流れも、テーマに「歌」を入れたからこそ、かもしれません。

Say "cheese"!

参加者のみなさま、お疲れ様でした。なかには英語発音的、あるいは正しい音程を保つ能力的に、率直に言ってしんどい「英語」の先生(発音のほうは絶対精進してください!)もいましたが、そういう方々への私の指導の強さ・弱さ・手加減の「いい」加減、補助の方法、等からもなにか感じていただけたのではないでしょうか。

ご自分の授業に是非、歌を取り入れてみてください。 Start small!





8/08/2018

グローバルキャンプ埼玉2日目:2段階グルグル敢行!

私の講演コマ "Clear Pronunciation for Effective Communication" の2回目。2段階グルグルを初めてやってみました。

題材は Steve Jobs氏のStanford Commencement の Story of Connecting the Dots.

事前準備として音声を1文ずつ切り分けて、スクリプトを見ながら再生できるように、パワーポイントに貼り付けたものを作っておきました。

最初の15分くらいをつかって、一斉形式で音声の確認・指導をごく軽く行いました。ターゲットを1チャンクごとに再生して、参加者ひとりひとりにとりあえずリピートしてもらい、ごくさらりとダメ出しをする、というのを行いました。

マイクをフロアに渡しておいて、マイクが回ってきたら自分の順番として音読し、それに私がフィードバックし、それを全員が聞く、というプレッシャーのかかる状況をあえて作り出しました。

ただ英語音声レベルは本当に玉石混交で、かつほぼ一期一会で、かつ「子ども」から高齢の方までいるので、本格的な指導はせず、ごく軽く、その人の様子とスキルに合わせて、「RとLの区別がだめですね〜」という一言で済ませるのから、何度か言い直させてみるまで、フレキシブルに行いました。ただし基本は軽く、お急ぎで。

で、いよいよ2段階グルグルです。これは5人の靜ゼミ生が、9名ずつのグループを担当して第1段グルグルをし、そこで合格してきた受講者を私が第2段階の「本番」グルグルをする、というものです。

教室環境としては、部屋の中央部分のみ、可動式机を6本部屋の外に運び出して空間を作りました。ゼミ生が担当する5グループはその周辺で、小さな5つの輪っかをつくり、合格した受講者が、スペースの空いた中央部分に立っている私のところに来て、私のグルグルチェックを受ける、という形にしました。

対象が44名で5グループなので、物理的にどこかで「渋滞」がおこらないかが懸念されたために、次のようなルールにしました。

(1)第1段階ゼミ生グルグルで3回続けて合格しなかった場合は、あきらめて次の文に進む。この場合は、その人は第2段階の靜本番グルグルには来ない。

(2)第1段階ゼミ生グルグルで合格したら、靜のところに来てチェックを受けるが、靜の判定を受けられるのはその文については1発勝負。つまり、マルであってもバツであっても、おわったらすぐまた自分のグループに戻って、次の文に移る。

こうすることで、私の周りに人が渋滞してしまうことを防いだのです。

という段取りをつけて開始しました。もちろんその仕込として、5人のゼミ生はかなり鍛えて、まずまず師範代としての役割を任せられるようにしておいたことは言うまでもありません。アドバイスとしては、一人にかける時間は2〜3秒にせよ。文の途中で駄目な点があったら最後まで聞かずそこで切ってダメ出しせよ。

さあいよいよ始まりました。最初はなにをどうすればいいのか戸惑っていた参加者に、形式は read and look upなので発音するときには原稿から目を離すこと、などから説明し、5人の師範代、それぞれ奮闘を始めたのを、部屋の中央で私が眺めています。

と、そうこうしているうちに、ひとり、またひとり、と私のところに第2段階チェックを受けるために参加者がおずおずと近寄ってきます。私からしてみると、自分の周囲、5方向から誰かが来るので、そちらを向いて発音を聞いて判定する、という形になるわけです。

一つのグループはこんな感じ

やはり私のチェックは1発勝負としておいたのは正解で、そのために渋滞は一切起こりませんでした。もちろん時間が多少でもあればなるべく秒数をかけて、コーチすることもありましたが、周辺の視界に次の挑戦者が来ていることが見えている場合には、コーチは一切せず、「Lになってない!」とだけ言ってその人の相手は終わりにし、くるりと方向転換して次の挑戦者のほうに向く、という形にしました。

私のところでマルがでると、やった!とガッツポーズをする中学生や、「やる気でました!」と喜んでくださるご年配者もいて、老若男女とわず、いつものグルグルの雰囲気が出ていました。参加者はグルグル初体験でしたが、グルグルはやっぱりグルグルワールドを作り出してくれるのです。

あっというまに60分間ほどが過ぎ、終了まで4分で私が「終了〜!」と声をかけ、最後は、スクリーンに無音声でながれるリアルタイムのジョブズの映像プラス大きな字幕をみながら、全員で音読。つまり音声のないシャドウイングですので、ジョブズとまったく同じスピードで読むことが求められます。けっこう参加者の声は大きく、まずまず読めているという印象でした。

終わったときには思わず拍手が。長机を室内に戻すのを手伝って欲しいと告げると、「え、もう終わり?めっちゃ早かった。」という声が高校生から出ていたのが印象的でした。おそらくちょっとつらかった昨日の講義(ペアワークは取り入れましたが、基本は座学の一斉講義でしたからね)との対比もあって、90分が早く感じたのでしょう。

以上、初めての試みの2段階グルグルは、大成功の部類と言っていいでしょう。ボランティで参加してくれた師範代の5人、おつかれさま!

夕食後のセルフスタディで参加者の高校生3人組と話す機会がありましたが、「学校にはネイティブの先生がいるが、何をいってもExcellent!という感じで何も直してくれないので上達がない。でもきょうははっきりダメ出しをしてもらえて上達が実感できた。」とのこと。そうでしょうとも。やっぱりグルグルの哲学は初対面でも伝わるのです。

師範代5人と開始前の記念撮影。
よくできました👊


8/06/2018

グローバルキャンプ埼玉初日

13歳から推定還暦オーバーまで、という幅(50年間!)広〜い年齢層からなる44名のグループに、90分間英語で講義/授業をする機会を持ちました。

中学生の中にはすでに英検1級を持っている猛者もおり、いずれも「日常会話はできる」並々ならぬ熱意をもって集まってくれた方々です。

ただ英語レベルというよりも、知識・人生経験・興味関心レベルもここまで diverseだと、なかなかターゲットの絞り方がむつかしい、ということを身をもって感じながらの、かなりチャレンジングな、教師力を鍛えられる90分間でありました。

大学レベルの講義という謳い文句なのでそれに沿ってやってみましたが、目の前で明らかにrelateできていない幼い顔の瞳から光が消えてゆきついには意識を失ってしまう、といった状態もちらほらと見受けられ、通常の自分の授業ではありえないことで、つらいものでした。

しかしそのいっぽうでは、ウンウンとばかりに頷きながら聞いてくれ、おわったとたんに、I was deeply impressed! と言いに来てくださった参加者もいます。

いやあ、どこにターゲットを絞るかが難しかった!

「埼玉で留学」というプログラム全体の趣旨に合わせて、完全に英語で通してみたのが、何人かの参加者には無理があったのだと思います。

このキャンプは初体験で、このグループとも初顔合わせだったので、すこし力みましたが、だいたい雰囲気はわかったので、明日からはもう少し adaptiveにできるかと思います。