Total Pageviews

7/31/2019

8/10 シンポジウムに登壇します

詳細は↓
http://kate-j.sakura.ne.jp/conference/conference.pdf

■ テ ー マ:「英語教育における学習評価のあり方を考える:真に学習者が伸びる評価を目指して」

私の言うことは以下です:

その場で評価して本人に伝えることこそ先ず必要ではないですか?
―「グルグル」メソッドの本質 ―

靜 哲人 (大東文化大学)

キーワード:指導と評価の一体化、グルグル、即時評価

「評価」を広辞苑で引くと「①品物の価格を定めること。また評定した価格。②善悪・美醜・優劣などの価値を判じ定めること。特に高く価値を定めること。」とあります。evaluateをLDOCEで引くと to judge how good, useful, or successful something isとあります。

これを英語教育そしてその日々の営みであるところの英語の授業に落とし込むならば、英語を生徒が聞いた時のプロセスおよびプロダクト、読んだ時のプロセスおよびプロダクト、話した時のプロダクト、書いた時のプロダクトについて、その質が非常に良いのか、かなり良いのか、まあまあなのか、いまひとつダメなのか、全然ダメなのかを、その場で判断することこそが評価の基本である、となるでしょう。そしてせっかくしたその判断はその場ですぐに当の生徒に伝えなくてはなりません。なぜならそれをしなければ時々刻々の評価は教師自身もすぐに忘れてしまい、生徒もその位置から向上するための手がかりがまったく得られないことになるからです。

たとえば生徒にコーラスであるいは個人で音読させた時、その音声の質がどの程度いいのか悪いのかについての教師としての「評価」を最低限でも瞬間的に伝達しなければならないはずです。その分節要素の発音に対して、あるいは文ストレスに対して、イントネーションに対して、声のトーンに対して、教師がどの程度ハッピーなのか、アンハッピーなのかを、たとえば表情によって、ジェスチャーによって、ある時は言葉によってまずは伝えなければならないはずです。生徒の一斉音読を聞いた瞬間に大げさに顔を歪めてみせる、「おいおい、勘弁してよ」という表情を見せる、質の悪い「音」がどの方向から飛んできているのかを見極める(=犯人探し)ために、それとおぼしき方向を睨んでみせる、そしてアドバイスの結果改善したならば「そうそう!そういうこと!」と嬉しそうにしてみせ、その良い方向を reinforce してやる、そういうことこそが評価の第一歩であり、指導者としての最重要任務であるはずです。

コーラスリーディングでは何もアドバイスせず、質の低い英語を「四方読み」でやみくもに繰り返させ、個人読みをさせてどんなに下手くそでもスルーし、授業の最後のロールプレイの発表がどんなにボソボソだろうが、どんなに母音挿入満載だろうが "Good job!" と拍手しかせず、最後の「振り返り」では「積極的にできた」などの非本質的なことしか記入させない . . . そういう授業を繰り返していて、生徒の英語がうまくなりますか? 心の中では誰でもわかっているはずです。外国語として教室でだけ英語を学習している日本の環境で、下手くそな英語を何度も「やりとり」しているうちに、魔法のようにいつのまにか自然にうまくなってゆくことはありません。可愛いい自分の生徒の英語を上達させてあげたい、と思いませんか?指導者として「指導」をしようではありませんか。指導すると生徒を英語嫌いにするのが怖いから、自分の前は目をつぶって下手くそなまま通過させますか? どこがどのように下手くそなのかも多くの生徒は気づかないまま卒業しますよ。それが the right thing to do ですか?

A teacher's gotta do what a teacher's gotta do. 日々の授業の中で本質的な意味で生徒を時々刻々「評価」しなければ、指導していることにはならず、結果的に、生徒の英語が上達することはない、と私は考えています。そういう教室での即時的な評価をシステマティックに行う、というのがグルグルメソッド(靜, 2009)の本質です。本発表では、評価の意味を原点から考え直した上で、グルグルメソッドを効果的に取り入れるためのヒントをお伝えしたいと思います。

引用文献

靜哲人. (2009).『英語授業の心・技・体』東京: 研究社.





-->

8/6 LET大会の事前ワークショップを行います。

詳細は↓
http://www.j-let.org/fleatvii/workshops/

1-(B) 発音指導の心・技・体〜国際英語時代だから発音なんてどうでもいいでしょ?〜
靜哲人
いいえ。全然どうでもよくありません。(1)なぜ、どうでもよくないのかについて共通理解が得られるよう、「心」を論じます。(2)そしてどうやったらその「心」が40人の生徒に効果的に伝わるのかについて具体的な「技」を説明し、指導風景のビデオ録画をお見せします。(3)でも汚部屋の住人、他人の汚部屋の汚れがわからず、と言います。そもそも教師自身の発音がいまいちであれば生徒の発音が気にならないでしょう。お部屋の清掃のお手伝いをし、生徒の部屋の汚れがわかるようになるための「体」を鍛えます。

7/25/2019

おめでとうございます!


7/24/2019

ボーダーラインの人への課題

こんにちは。

あなたは、発音技能の点で、CとDのボーダーライン上におり、評価が定まっておりません。

ついては、以下の文を音読し、そのクオリティによって、「自分はL、R、THや気をつけるべき母音をきちんと意識しておりかつ正しく発音できるのだ」ということをアピールし、私を納得させてください。

音声ファイル名:◯◯音読_自分の氏名.m4a ←拡張子は例

メール件名:◯◯音読

締め切り: ✕✕✕✕

提出されたファイルに対してもうフィードバックはしません。そのまま最終的な評価の材料にします。

0669 Do you think it is important to know your roots?

0671 After the great leader’s death, his body was buried in his hometown.

0677 This island is far from civilization, and the people keep their old way of living.

0683 When you encounter a problem in life, step back and relax.

0684 Relaxation will help make your thinking more flexible.

0699 I am writing a column on different cultures around the world for the newspaper.

0700 Leadership attributes change from culture to culture.

7/23/2019

コーラスリーディングでは周りと声を合わせるな?!

ほぼ初めて、今年度 non-English-majorのクラスを教えている。4月から4ヶ月奮闘したが、いまだに悩みのタネは、教師の後について読ませるコーラスリーディングでも、どうモデルを強勢拍リズムで提示しても、どうなだめてもすかしても、コーラスがどうしても音節拍リズムに近く、かつややデレ〜と聞こえるようなリズムで準ボー読みになるのを脱出させきれないことだ。


で、最近トライしているのがこれ。「周りに合わせなくていいよ。周りの声は放っておいていいから、自分のベストの読み方で!」という声かけだ。

これは実証しなくてはならないが、コーラスで読む時は、ある生徒の口から出る英語は、耳から同時に聞こえてくるクラスメートの英語に合わせようという作用が瞬間的に働いているのではないだろうか。その結果、集団のなかでもっとも「遅い」あるいは「一本調子の」読み方に全員がアラインしてしまう、そういう現象が起こるのではないだろうか。

ということなので、バズのときだけではなく、スタンダードな Repeat after me.のときにも、上の声掛けが有効なのではないか、と思いついた。まだ検証中だが、なにかこの方向に真実が隠れているような気がする。


7/19/2019

前期ゼミ、終了です!

本務校でのゼミも無事終了しました。こちらは最後は秒数制限つきのグルグルをやりました。課題文は次のTED からとって改変したものです。



グルグル課題文 [制限秒数あり]

1.      The absence of some metaphorical fishbowl is a recipe for disaster.  [5+1 seconds]
2.      What I'm telling you is that these expensive, complicated choices actually make us worse off. [7+1 seconds ]
3.      If you shatter this fishbowl so that everything is possible, you increase paralysis, and you decrease satisfaction. [8+1 seconds]
4.      There's no question that some choice is better than none. But it doesn't follow from that that more choice is better than some choice. [9+1 seconds]

5.      One consequence of buying a bad-fitting pair of jeans when there is only one kind to buy is that when you are dissatisfied and you ask why, who's responsible, the answer is clear: the world is responsible. [13 seconds]

diversityを地で行くグループでしたが、「たのきびしい」を目標にやってきて、目標達成なった、と思います。この夏休みに人生の勝負をかける教職組や、後期からしばらくいなくなる留学組もいて、頑張った自分とこれからも頑張る自分たちに、烏龍茶とメープルケーキで乾杯!


大縄跳び、やりました!

大縄跳び、やりました。しかも非常勤先の最終授業で。

さすがの私も非常勤先で大縄びとびをさせるという発想はもともとなかったのですが、発端は2週間前。いつも元気とのりのいい男子二人が、「先生がYouTubeで大縄跳びをしてる動画を見ました。やりましょう!」と言ってきたのです。

その動画というのはこれです。2:46あたりから大縄跳びが始まります。


私:いや、ここではできないでしょ。
男子:できますよ。このスペースそのためにあるんじゃないですか!?

たまたまいつも使っている教室がロの字型で真ん中のスペースがおあつらえ向きに空いているのでした。

まあ言い出しっぺの男子二人はやるだろうけど、ほかは全部女子だしなあ、とも思いましたが、そこまで言うのなら、と、7月17日の最終日、一応大縄跳びを持参して、趣旨を説明。
  1. 突然ですが、きょうはグルグルに換えて、この縄跳びをグルグルにします。
  2. 英語のストレス拍リズムとは等間隔に強勢がくるもので、縄跳びだと強制的にほぼ等間隔に跳躍することになり、かつポーンと地面を蹴って空中に浮いている感覚が、強い音節の長さが長く、かつピッチが高いのにぴったりなので云々。。。。

とりあえず男子二人で始めたところ、あに図らんや、残りの女子も抵抗なく参加。就職の決まった4年生も含めて大騒ぎして、aspirationの説明文やら、Steve Jobsのスピーチの一節やらに合わせて楽しそうにピョンピョン。。。
  • 課題1 a noticeable burst of air on the release of the initial consonant
  • 課題2 the vocal cords not starting to vibrate after the release of the stops
  • 課題3 it was impossible to connect the dots looking forward when I was in college,
  • 課題4 but it was very, very clear looking backwards 10 years later.
  • 課題5 believing that the dots will connect down the road will give you the confidence to follow your heart,

蒸し暑い日だったこともあり、すぐに汗が吹き出し大変なことに。

ひとりずつ、全課題文をクリアしたところで、次は3人ずつ同時に入って課題5をクリアする、という大縄ならでは課題を設定。

まず女子グループが全員クリア。つぎは男子グループだ、ということになりましたが、男子が二人しかいない。じゃあ先生も男子に入ると3人でちょうどいいです、という成り行きに。

ゼミ合宿で学生とバレーボールをしてアキレス腱を切ったうちの学科の某先生のことがちらと頭をよぎりましたが、まあ日頃多少は走ってるし、さっきひそかにアキレス腱も伸ばしたし、ということで、意を決して参加。私を含めて3人の男子チーム、2度めのトライで見事クリアしました!

興奮冷めやらぬ感じで記念写真をパチリ。

シュールリアリスティックな1時間でした。こういうことができる雰囲気になれたのが嬉かったです。