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5/30/2018

関東学生アメフト連盟の会見に快哉を叫ぶ

最初から最後まで見事な会見だった。あれだけ明快に根拠を示しながら、歯に衣着せぬ表現で、バランスがとれた妥当な見解が表明されたのは素晴らしい。大人の悪を悪と断じる一方で、学生にたいする教育的配慮もいきとどいている。学生今回の一連の出来事の中でも多くの人の溜飲を下げる結果になったと思う。最後に連盟としての責任を問われたときの反応も「かくありたい」と思わせるに十分な真摯なものであったと考える。

If only ああいう懲悪が国政の場でも機能すれば . . .

5/23/2018

日大アメフト部 悪質反則プレー指示の件:万死に値する

この問題を知って以来、ずっと嫌〜な気持ちが続いていたが、昨日の日大選手の会見を見て、大変残念な愕然とする内容が明らかになったと同時に、勇気をもって真実のすべてを語った彼を見て、清々しい気持ちにもなった。

しかし自分の大学の20歳になったばかりの学生をあのように追い込み、あのような会見をせざるを得ない状況にもっていった関係者に関しては、おなじ大学人(の大人)として絶対に許せないという気持ちである。万死に値する。

(1)本人の立場にたてば大変に難しいことではあるが、誰に指示されようが、やってはならないことはやってはならない。

(2)権力のある上の者は、下の者に対して、やってはならないことを指示してはならない。

(3)今回の問題が、大学スポーツの一つの試合の問題であることを超えて暗い気持ちになるのは、日大の広報課職員の人が個人の意に反する、integrity にもとる声明・コメントをさせられているように明らかに思われ、それが一連の官僚の(個人の意にはおそらく反するのだろう)明々白々な虚偽答弁と通じるものがあり、それが現代の日本社会の縮図のようにも思われるからである。

5/18/2018

6月10日(大宮)、6月24日(名古屋)、セミナーを行います。

スピーキング活動のThe First Step! 英語の「音」の教え方

今後は大学入試で4技能が問われるようになってゆくと大きなうねりのなかで、いままで必ずしも十分なケアができていなかったスピーキングの指導に関心がたまりつつあると思います。言うまでもなくスピーキングとは音声を媒介としたコミュニケーションであり、その音声の質がコミュニケーションの質に直結します。個々の音においてもプロソディにおいても英語は日本語とかなり異なるため、日本語の音素を日本語のリズムに載せた「英語」には大きな限界があります。本セミナーでは『音トレーニングドリル』に使用法をご紹介しながら、スピーキング活動で必ず押さえておきたい英語の「音」の教え方を考えます。

<埼玉>http://ndsnet.com/alc-event/20180610/


<名古屋>http://ndsnet.com/alc-event/20180624/

5/16/2018

7月7日 成蹊大学で講演いたします。

どうぞお運びください。私の講演は 16:00からです。

英語の歌で発音が良くなるって本当ですか? 
--グルグル・メソッドで歌わせる授業の理念と実践

講師:靜 哲人(大東文化大学 外国語学部英語学科教授・教職課程センター所長)

内容:

特に英語の専門家でないのに発音のいい人に「どうしてそんなに発音がいいのですか?」と尋ねると、洋楽のアーティストの名前を挙げて「○○が好きでよく真似してました」のような答が返ってくる場合が結構あります。この現象には音符と「音節」の関係がかかわっていると私は睨んでいます。「音節」とは何なのか、その関係とは何なのかを解説したうえで、年間で英語の歌だけを題材(年間16曲程度:ディズニーからエド・シーランまで)にして、授業中はもっぱら歌う練習をし、それを「グルグル・メソッド」でコーチする、受講者100名程度の私の授業の様子を映像も交えてご紹介します。一部、実際に参加者のみなさんに歌ってもらうことも考えています。どんな歌を?どうやって歌わせる?など、英語の歌を自分の授業に取り入れる方法についてヒントの欲しい英語の先生、歌は使わないにせよ退屈になりがちな座学だけの授業から抜け出したい大学の語学の先生、学生が英語詩を朗読する音声の質を向上させたいと思っている英文学の先生、英語の発音に興味がありカラオケで洋楽をうまく歌えるようになりたい一般の方、英語教員志望の学生、など、どうぞいらしてください。


5/15/2018

ネットに顔を出すのを拒む大学人ってどうなの?

大学の教員紹介のページには、なるべく閲覧者フレンドリーな状態で情報があったほうがよいと思う。どういうことを専門にしている先生で、どういうことを普段考えている人で、どんな感じの人なのか。

そして、その情報には文字だけではなくて、とうぜん、顔写真もあったほうがよい。ああこんな先生なんだ、とわかるし、親しみを感じるはず。閲覧者に親しみをもってもらうことは大変に重要なことである。

しかし中には、顔写真をHPに載せるのを頑なに拒む人がいる。私には理解できない。個人の好みで載せる云々というよりも、載せるのが業務の一部なのではないのか。

情報公開は組織としての義務だと思うのだが、そういう人は自分の「顔情報」を公開するとなにか不利益があるとでも思っているのだろうか。もしそうなら自意識過剰なのではないだろうか。

5/11/2018

光り輝くメガネとヒゲ

ゼミの4年生たちから、誕生日プレゼントをもらいました。外観はプロポーズの婚約指輪か?!と思いきや、あけてびっくり、メガネとヒゲのタイピン!シルバーに光るおしゃれなアイテムだ。どうもありがとう!


5/06/2018

教え子の結婚式にて知った The Most Romantic Tale

今日は「教え子」の結婚披露宴に、新郎の恩師という立場でお招きいただき、僭越ながら乾杯の音頭をとらせていただきました。

キャラクターたちにも囲まれた楽しい、そして心温まる Disney Fairytale Wedding でした。

とくに、彼女が中学生の時に彼が担当教師として教え、それがきっかけになって彼女が英語に興味をもち、その興味を発展させる形で自らも英語教師になり、若手英語教師として、恩師であり地域の英語教育をリードする先輩教師である彼に折りに触れアドバイスを求めたりしているなかで、お互いを生涯のパートナーと決めた. . . というまるで Fairytale そのままのロマンチックなストーリーに心を打たれました。

彼は、これからの日本の英語教育をリードしてゆく存在です。今回、同じ方向を向いて歩いてゆく同業のパートナーを得たことで、ますます彼の、そしてお二人の、英語教育キャリアが充実してゆくことを確信しています。

最後のビデオで流れた、「二人になって変わったこと」のセクションの一つ、

「なんでもないことが楽しくなりました」

ということばが、本当に良かったです。

それではみなさま、ご唱和ください。「お二人の輝かしい未来に、乾杯!」



5/05/2018

TOKYO RAINBOW PRIDE に行って感じたこといくつか。

性的マイノリティの権利を拡大するための(だと私は理解している)イベントであるTokyo Rainbow Pride 2018 に行ってきました。



さまざまなブースを覗きながら、LGBTのうちのT (transgender) のなかの FtM (Female to Male)つまり、「女性として生を受けた後に男性となった人たち」のブースで、どうみても「男組」のようにしか見えない男前の方の男前さ(「本当にFtMですか?男にしか見えませんね」」と言うと満面の笑みをもって「あざ〜す!最高の褒め言葉です!」とおっしゃってましたが)にうなったり、まったく知らなかった彼らの生々しい悩みとその解決策(男性器がないので、パンツになったときに男ならあるはずの膨らみがないのが恥ずかしく、それをカバーするためだけにパンツのなかに入れる模造男性器を開発し、その模造男性器がパンツの中でずれないように特別なデザインのパンツを開発した!素材を工夫したので、他人にふざけて触られたときにも気づかれなかった!)を知って驚いたり、


シンポジウムで、ゲイとしてカミングアウトして教育活動を続けている現職の小学校の先生はじめ、LGBTの人たちの話にじっくりと耳を傾けたり、


大東教職課程センター同僚の渡辺雅之さんなどがやっている TOKYO NO HATE (注:これは、決して、最初の私のように「トーキョー・ノ・ハテ」と読んではいけない(笑い)... でもなんで、No Hate Tokyo という順番にしなかったかなぁ)のブースに顔を出して、

TOKYO
AGAINST
RACISM

というTシャツを買ったり、



コロナビールを片手に語り合ったりしました。


LGBTの権利推進というと、個人的には比較的わかりやすく、反対する大義名分はなかなか見つからないと思うのですが、同じ少数派、被抑圧者という意味では共通点のある(どころかもっとひどい権利侵害をうけたままになっていると言えるであろう)朝鮮人学校の生徒たちや、在日韓国・朝鮮人の人たちや、旧日本軍の性奴隷だった方々の権利の推進・回復になると、ここまで大勢が一致団結できにくい、という状況があると感じられ、複雑な気持ちになりました。

LGBTの人たちにも理不尽な反中・嫌韓の人たちがいるように思うのですが、それってどうなの?

少し前のある日の新聞の同じ面に、JKビジネスだったかAV強制出演問題だったかに対して取締りを強める動きがある云々という記事と、韓国の慰安婦像に抗議して云々という記事が、たまたま隣り合っていたのを見て、自分たちの国の女子の人権は問題にするけど、他の民族の女子の人権には知らん顔かい、それでいいのか「日本人」。。。と思わずつっこみたくなったのを思い出しました。

5/04/2018

Writing Facilitator 16年ぶりに大改訂いたします!

靜哲人 (2003). Writing Facilitator: Introduction to Paragraph Writing (構造から学べるパラグラフ・ライティング入門)松柏社


は、発売から15年の時がたったにもかからわず、いまだに大学英語教科書のライティング部門では売り上げが大変よい、と伺いました。毎年毎年数多くの新刊が発売されてはすぐに使われなくなってゆくという「使い捨てカルチャー」の我が国の大学英語教科書マーケットの中で、これは大変に稀有な存在でしょう。当時、目の前の大学生を念頭に、一から苦労してかき上げた甲斐があります。

しかし執筆から15年の時を経て、題材内容的にさすがにアップデートが必要になりました。題材としている世の中の現象自体がかなり変わった、ということです。たとえば意見表明のパラグラフのテーマに「電車の中で携帯電話で通話するのは迷惑だからやめてくれ」というのがあるのですが、スマホ全盛の今からは今昔の感がありますね。

そこで、多くのユーザーに慣れ親しんでいただいたフォーマットやtaskの形式はそのままに、題材だけを2018年の今にも合うようにアップデートするという企画を松柏社様からいただいていたのですが、ようやく本日、原稿が完成しました。2019年度の新刊として手にとっていただけることになりそうです。

題材のアップデート作業を行いながら、この15〜16年間で世の中におこった変化の大きさに、改めて驚かされました。新版は、初版にもまして、使いやすいものになっていると確信しておりますので、どうぞ引き続きのご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます!