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7/28/2014

同僚の発音を注意すべきか(加筆しました)

Q: 私は臨時採用教員です。同僚の発音がひどいので、たまりかねて、注意しました。すると1回めはありがとうございます、と聞いていましたが、2回めからはあからさまに嫌な顔をします。どうしたものでしょうか。

A: とりあえずやめたほうがいいと思います。結果としてその人の発音が改善するということがなく、単に恨みを買って終わる可能性が大です。

私が英語教師に発音を注意するのは、自分とその人の関係性においてそのアドバイスが受け入れられると考えられる場合、あるいはその場にいる他の人たちに、その人の発音がまずいということをパブリックに指摘することが必要だと考える場合、のどちらかです。

1対1で、人間関係がない場合、そんなことはしません。意味がないので。

あなたにとって、その人に教わっている生徒を横で見ているのは、犯罪を見て見ぬふりをしている気分で、大変義憤にかられるとは思いますが、まあ仕方ありません。日本中の生徒を自分で教えてあげるわけにはいかないので。

しかしあなたに教わった生徒が増えてくれば、そこから間接的に、そういう教員も変わらざるをえなくなるはずです。

いまはとりあえず我慢し、自分の生徒だけに集中しましょう。あなたの教わった生徒の発音が良くなってくれば、同僚にもきっと変化が現れます。

また、自分がもっと「えらく」なるまで待ちましょう。今のように1年目のペーペーでは、いくら発音だけうまくても、説得力がないのです。生意気で嫌な小娘だ、ということで終わってしまいます。

思ったことは何でも言えばいいってもんではないのです(自戒を込めて (^^;))