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7/02/2015

こだわっていること: 高い声を出せ

たまたま立ち読みしたビジネスハウツー本の一節に、「ドレミファソラシド」の「ファ」のピッチでしゃべれ、というのがあった。営業用には高過ぎるくらいのピッチでしゃべれ、という意味である。

我が意を得たり。

飲食店従業員の「いらっしゃいませ~」「ありがとうございました~」のトーンが低ければ、偉そうで感じが悪い(と普通の日本人は感じる)。

教員も当然接客業である。よって営業用のトーンで(英語を)しゃべる職業的な義務があるのである。もちろん終始ピッチを高くという意味ではなく、最低ピッチと最高ピッチの差を大きくせよ、という意味である。それが日本語英語から脱却する道でもある。

最近、教員養成授業でこだわっていることの1つに、学生が低い声でぼそぼそ音読するのを絶対に許さない、というのがある。

暗いボソボソ学生には、「いらっしゃいませ~」を言わせたり、お笑い芸人がステージに出てくる時の最初の一声「は~い、ど~も~!」をやらせてみたり、ということをしている。

自分の本来の話し方にかかわらず、低いトーンでぼそぼそ暗くしゃべって生徒を暗くする権利は教師にはないのだから。

4月に「は~い、ど~も~!」トレーニングをやらせた彼は、教育実習では「思い切ってはじけたパフォーマンスをした」とのことで、指導の先生からも生徒からも好評を得て、笑顔で帰って来た。