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8/03/2016

アクティブ・ラーニングやってみたところ、教師には不評。アクティブ・ラーニングは教える側の怠慢か?!

先日のエレックの英語教員対象の講習会で、一部、「アクティブ・ラーニング」もどきを取り入れてみたのですが、結果的には課題が残る結果となりました。

誤解無いように書きますと、「「アクティブ・ラーニング」手法で英語を教える方法」を講習したといういみではなく、その講習会のコンテンツの一部であった音声学的基礎知識を「アクティブ・ラーニング」で学習してもらってみた、という意味です。

基本的には読めばわかるように書いた(つもりであった)調音音声学の基礎知識のプリント5ページほどを渡し、4人グループになってもらい、ひとり進行役を決めてグループ内で確認しつつ読み進めてもらい、不明なところをグループ毎にチェックしてもらい、その状況を巡視しながら、適宜、私が質問を受けたり、全体に私が補足解説する、という形式を、6時間の講習のなかの2時間くらい実施してみたのです。

講習後のアンケートの文面には、このフェイズに関しては、

「間延びしていた」

「自分たちは先生の話を聞くために来ているのです」

「知識の不確かな者同士で話し合いをするのは時間のムダでした」

的な内容の否定的なコメントがちらほら。

確かに、私自身、かなり前、講習会を聞く側に回っていた時に、講師がかなりの時間をつかって受講生同士の話し合いをさせた時がありました。

あの時、「講師の話を聞くためにお金を払ってきている受講生に、受講生同士で討論をさせるのは詐欺じゃないか。受講生同士のディスカッションなんか、講師がいなくてもできるよ」と感じたことを思い出しました。

もちろん今回はそうならないように、講師である私がその場で supervise していなければできない介入やコメントを適切タイミングと適切な頻度で、私はやっていたつもりではあったのですが、そうは思わなかった受講生もいたようです。

「アクティブ・ラーニングは、受ける側にとっていは教える側の怠慢だと感じられることがある。」

「ゼロ✕ゼロ=ゼロであって、基礎知識のない者同士が話し合っても、文殊の知恵は出てこない」

という真実を、今騒がれている「アクティブ・ラーニング」も一方的な講義も嫌いな私が、教員対象の講習会で、アクティブ・ラーニングもどきを試してみて、改めて気付かされるという、皮肉な形になりました。