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4/07/2017

英語テストづくりの指南書、決定版出ました!

関西大学大学院で教えた高弟、龍虎のひとりの小林翔君の著書を紹介してからそれほど時間が経っていませんが、今度はもうひとりの正頭英和君が新刊を出しました。

6つのアイデア✕8の原則で
英語力がぐーんと伸びる!
生徒をテスト好きにする
英語テストづくり&指導
アイデアBOOK

正頭英和著





うん、これは素晴らしい本ですね。

私が『英語授業の大技・小技』(研究社)でも提唱した

授業は即ちテスト、テストは即ち授業」(『大技・小技』のはしがきより)

というイズムをしっかりと受け継ぎながら、正頭君が現場にでてから編み出した数々の技、こどもたちとの格闘の中から独自に到達した境地をふんだんに加えて、原則1ユニットが見開き2ページの読みやすい本に仕上げたものです。

現場で英語を教える先生にとっては、必要かつ十二分な情報がギュッと詰まった一冊に仕上がっていて、現場の先生であれば英語テストに関しては、これ以外にはいらないのでは?と言いたくなるほどの本です。

英語テストに関しては、と書きましたが、この本は英語テストの本であると同時に、本質的には英語授業に関する本でもあります。p.4 には次のような記述があります。

そもそも生徒がテストばかり気にしているのは、「テストの持つ力」に、私たちの「授業の力」が負けてしまっているからです。生徒が嫌々ながらもテストのために努力するのは、それなりの見返りがあることを知っているからです。一方、私たちの授業はどうでしょうか。「一生懸命に受ければ見返りがある」と思われている授業でしょうか。この考えを常にもって、私たちは自分たちの授業をブラッシュアップしていかなければなりません。テストのもつ力に、私たちの授業の力が勝った時、生徒は「テストのためにがんばる!」と言わなくなるのではないでしょうか。

一生懸命ついてくる生徒には力がつくような授業をする義務を我々は負っています。英語教員志望の学生たち、若い英語教師には必ず読ませたい本です。

やるじゃん、ヒデ。