学生から来た招待状には、
「..... 皆様のお陰で、私達も無事卒業でき....」
とあり、謝恩会では、卒業生がひとりひとり挨拶するなかで、
「.... 本日は、教授の方々にお集まりいただき.....」
を何人もが連発していました。
私が気になったのは、
「皆様」
と
「教授の方々」
という表現です。
(この件は、当の学生たちには、会の席上で話しました。)
学生が我々に対して(面とむかって)
「皆様」「教授の方々」
と言うのは、不遜であり、失礼だと感じます。
「教授」という職名を口にすること自体、アウトだと思います。(
絶対に、直接呼ぶ場合には、「先生」「先生方」
でなければならない、と感じます。
謝恩会の席でそのように言うと、学生たちは、
「すみませんでした。今後、そういう機会があれば気をつけます」
と言っていましたが、そうではなく、
(学生が「教授の方々」というのは、中高であれば、生徒が「
昨今、「教える」ではなく「支援する」という表現をしたり、「
私はどちらの表現も大嫌いです。嫌いですし、
要するに、「教える立場」「教えてもらう立場」
教師としての自信のなさ、また責任逃れ、
だと思っています。
自分は教師であり、相手は生徒であるのであって、決して同じ方向を向いていて単に立っている位置が多少前か後ろか
上下の関係、長幼の序、縦の関係、不平等な関係である
と思いますし、
卒業して何年たっても、何十年経っても、教室で教えを受けた、
と思います。
ですから、教師である、あるいは将来教師になる「方々」には、