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4/14/2018

学生向け<メールの作法講座> ver. 2

メールはLINEではありませんので、ごくごく親しい間柄以外は、次のことが(大人の)マナーです。

【マナーその1:本文中に必ず自分の名前を書く!】

これがないのが最大のミスです。メールはLINEと違って、たとえ登録していても、発信者のあなたの名前が受け取った相手の画面に表示されるとは限りません。画面に表示されるのが意味不明なメールアドレスだったり単なる学籍番号であることも多いのです。

そうすると受け取ったこちらは、「これ誰だっけ?」といちいち過去のメールを検索したりアドレス帳を確認したりして初めて「ああ、この学生だったか」とわかる、ということになります。

メールの本文中に必ず自分の名前を書く癖をつけましょう。書き方は大きくわけて2通りあります。

方法1:本文のかなり最初のほう(↓相手の名前、の直後)に、「◯◯太郎です。」と書く。

方法2:本文の一番最後に、「◯◯太郎」と書く。

どちらでもよいですが、メールが長い場合には、併用するのがベストです。

※学生から教員にあてる場合、その先生と関わっている授業名などを書くのが望ましいです。ゼミなどごく少人数でふだんからよく知っている場合は別として、教員の立場からすると何十人もの学生を、複数のクラスにわたって受け持っています。単に名前を書いてもすぐにはわからないことがあります。よって、

「(授業名)を履修している◯◯太郎です 」
「 (授業名)でお世話になっている◯◯太郎です」
「〜曜日〜時間目の、◯◯太郎です」

などと、わかりやすく書きましょう。

なお、自分の名前は

大東太郎

のようにフルネームで書くのがよいです。これを

大東

と姓だけ書くのは略式で、偉そうです。とくに先輩や先生など、目上の人にそれをしてはいけません。

相手が同輩、後輩、目下の場合には許容されますが、偉そうなので、避けるに越したことはないです。

g-mail などには署名機能があるので、フルネームが自動的に追加されるようにしておくのも良でしょう。

【マナーその2:本文の最初に相手の名前を書く】

次に多いマナー違反は、いきなり本文に入ってしまうことです。手紙と同じように、かならず最初に、

〜さん
〜様
〜先生

などと書きましょう。いきなり本文は、かなり自分勝手で子供っぽい印象を与えます。メール本文に相手の名前を書かないのは、実生活に例えるならば、ノックもせずにいきなりドアを開けて自分の要件を喋りだす幼稚園児のようなイメージです。

特に自分からメールを出すときの、一番最初のメールではこれが大切です。Aさんがメールを出してBさんが返信し、それにAさんが返信し。。。 のように、

A1 → B1 → A2 → B2 → 。。。。

と続く場合、A1のメールで相手の名前を書かないのは200% ありえません。そして、B1でも A2でも、相手が先生や先輩の場合は、面倒がらずに頑張って書きましょう。「大人同士の」仕事のメールの場合には、相手の名前を省略するのは、ほぼないです。

いつもやり取りをしていて、超親しい場合以外は、かならず相手の名前を書き、自分の名前を書くのが、「大人」の当たり前。私の場合も、本文だけでやり取りをしているのは、ひとりかふたりだけです。あとのすべての人には、B1やA2やB2でも、まず相手の名前を書いて呼びかけ、最後に 靜哲人 と、差出人の名前を書きます。大人なので。

【マナーその3:件名は、必ず適切につける】

件名とは、本文が何についてのものかをあらわすトピックです。あとから何百通のメールのなかから特定のメールを検索するのに使ったりする、とても大切な「見出し」です。

LINEのくせで、件名を空欄にしてだすのは下の下です。大人同士のメールでは絶対ありません。あとから一覧したときに探しにくいでしょう?

次にダメダメなのは、

「大東太郎です」

といった、自分の名前を件名にすることです。

件名とは、メールを開く前に何のことかを素早く知らせるためのものです。トピックの欄に自分の名前を書いてどうするつもりなのでしょう?

そして、やりとりを繰り返すうちに話題が変わったら、件名を新しくする、なども大切です

もはや本文内容とは関係ない昔の件名をそのまま用いたメールが来て、とまどうことがよくあります。

件名はあくまで、そのメールのテーマを表さねば意味がないのです。


【マナーその4: Ccを適切に使う】

Aさんにメールを出す時、そういうメールをAさんに出している、ということをBさんにも知らせておいたほうがよい、ときがあります。

その時に使うのがCcです。

To: のあとにAさんのアドレス

Cc: のあとにBさんのアドレス

を書いて出すと、同じメールがAさんとBさんに同時に配信されますが、宛先や本文をみると、直接の宛先はAさんだとわかり、Bさんとしては、黙って読んで一応承知しておけばよい、とわかるのです。

そういうときにも、本文の最初に、

A様

と書くのが絶対必要だ、ということはわかりますね?それがないと、Aさん宛の文面か、Bさんあてか、あるいは両名あてか、わからないので反応にとても困ります。

アドレスをそうするのに加えて、本文にも、

A様
Cc: B様

と書くのが、もっとも親切で望ましいことです。

【マナーその5:Cc つきのメールには、原則してCcも含めて全員に返信する】

To: A様
Cc: B様

というメールを出す人は、メールの内容をBさんにも承知しておいて欲しいからCc:にBさんを入れているわけです。

そのメールに返信するさいは、原則として、Cc:B様 を残して全員に返信し、Bさんにもその返信が見えるようにすべきです。Bさんにも間接的に関係することがらだからです。

これを、送り主だけに返信すると、返信をBさんからあえて隠している、という印象をあたえます。

Cc:B様

なのだから、自分と相手のやりとりを、すべてBさんに公開した状態で続けるべきです。

逆に、直接の相手だけに返せばいいのに、全員に返信して失敗することもあるので、場合場合で、よく考えることが大切です。

いずれにしても、意味なく、Cc で来たのに個人だけに返信したり、個人だけに返信すればよい内容を全員に返信して迷惑をかけないことが大切です。

大人のメール作法を身に着けて、大人の階段をひとつ登りましょう!

以上