この映画は大阪朝鮮高級学校(オオサカ・チョーコー)のラグビー部の数年間を、韓国人監督が追ったドキュメンタリーです。
上映会は教室を会場として行われました。懐かしい硬い学校椅子に座って、オオサカチョーコーの個性豊かな若者たちに感情移入しながらの、あっという間の2時間でした。
左が週の目標、右が月の目標、だとのことでした。
上映後は大東の教職課程センターの同僚である渡辺雅之氏を司会として、この映画を撮った監督お二人とのトークショーが繰り広げられました。残念ながらその日体調を崩していた私は途中で失礼してきましたが、とても興味深いインサイドストーリ−が語られていました。
渡辺さんと監督のお二人
当然焼肉交流会にも出席できずでしたが、また別の機会があればぜひ、と考えています。
焼肉交流会の準備中の校庭
北朝鮮の拉致問題は重大な人権侵害ですが、それより前に朝鮮民族全体に対してその何倍もの人権侵害を行った我が国がそれに対してきちんと謝罪・清算をしてきていないことを考え合わせると、前者の解決ばかりを言い立てるのはバランスを欠いています。
ましてや、我々の蛮行の遺産としてやむなく我が国に暮らすに至っている朝鮮人(←民族名である)の方々が、自らの民族の文化を守り伝えてゆく営みとしての、朝鮮学校の教育を、我々は支援するのが当然で、妨害するようなことは許されません。
北朝鮮との政治問題を理由に、この国で生まれ、この国で暮らす、すなわち日本の住民たる在日本朝鮮人の子どもたちを差別することは、不当なレイシズムです。
埼玉朝鮮初中級学校の体育館は、一見して、日本の公立中学校・小学校に比べて格段に貧弱で老朽化していることが見て取れ、財政的な窮状が察せられました。
日本で暮らす子どもの権利を守るという観点から、一日も早く、朝鮮学校に対する補助金支給が再開されことを、私は納税者として強く希望します。
下↓の有志の会の声明を私は全面的に支持します。
誰もが共に生きる埼玉県を目指し、埼玉朝鮮学校への補助金支給を求める有志の会 声明