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7/14/2012

AKB と 少女時代の 差

今、テレビの歌番組で、AKB48の、ヘビーローテーション という歌と、少女時代の paparazzi という曲を、初めて聞いた。(ヘビーローテーションは聞きかじったことはあったが、フルで聞いたのは初めてだった。)

AKBが日本人のグループで、少女時代が韓国人のグループであるという違いはあるが、どちらも日本語の中に英語を交えた歌を歌った点は同じである。

で、決定的に違うのは、AKBの歌詞の中で出てくる「英語」は、英語表記されていても、すべて日本語の発音もしくは日本語の音節リズム(例えば、ミュージックは、かろうじて ミューズィックと発音しているが、ミュ・ウ・ズィ・イ・ク と、5つの音符を配している)で歌っている。

曲名の、ヘビーローテーション も、バリバリ、そのままヘビーローテーションである。決して heavy rotation ではない。

のに対して、少女時代のpaparazziのなかで英語表記されている歌詞は、すべて英語としてまともな発音で、それに合わせるメロディの音符も英語の単語の音節数に合うように作られている。 ring の発音を聞いて下さい。また、around の発音も。


AKBを聞いているような人は、そんなことはどうでもいいのは当然推測できる。

でも、韓国で少女時代 (Girls Generation というそうな)を聞く人には、どうでもよくないから、彼女らはまともな英語を話しているのだろう。

日韓のトップスター(?かどうか知らないが)が、普通に歌っている状態が明らかに違うのは、そのまま日韓の英語、英語教育をとりまく状況をそのまま忠実に反映しているような気がして、苦しくなった。

学校の勉強なんか二の次であるような、普通の子どもたち、生徒たちが、当たり前に英語は英語ととして話すのが「カッコつけ」ではなく、ごく当たり前であるようなな日がきて、はじめて日本の英語教育がまともになるのだろう。

そういう意味で、きちんとした英語を歌詞の中で昔から発音してくれる、桑田佳祐さんと、吉田美和さんは、日本人としては本当に貴重だ。