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10/25/2017

シュワの習得のための、母音字省略の試み

最近は指導の力点のひとつを、シュワの習得にしている。

以前は、ターゲット文のすべてのシュワの母音字をハイライトして表示し、注意喚起したこともあったのだが、自分で見ても学生から見ても、「あいまいに弱く言う」べきところが、真っ黄色にハイライトしてある、というのがどうも counter-intuitive で、発音しにくかった。

では、というので、今度はシュワの母音字のフォントの色を薄いグレーなどにしてみた。これはそれなりに良いのだが、そうするのが結構面倒くさい。コスパが悪い。

で今はいくつかの海外発音指導書からヒントを得て、その母音字を削除してアポストロフィを入れる、というのを始めた。

これは結構いけるような気がする。

memory を mem'ry

pronuciation を pr'nunciation

などとするのである。(tionもシュワだが、ロングエスにあたる部分の文字列がどうもぴたりと同定できないのでこのまま。)

学生に出した音読課題文も今回は、シュワの目安として、次のような表記にした。さて、効果はあるかな。

Drawing a map’f the world is a task th't requires a good mem'ry.
One comm'n error is the tend'ncy to make the home contin'nt too large.
F'r example, a Br'zilian tends to enlarge the contin'nt of South America.