さすがの私も非常勤先で大縄びとびをさせるという発想はもともとなかったのですが、発端は2週間前。いつも元気とのりのいい男子二人が、「先生がYouTubeで大縄跳びをしてる動画を見ました。やりましょう!」と言ってきたのです。
その動画というのはこれです。2:46あたりから大縄跳びが始まります。
私:いや、ここではできないでしょ。
男子:できますよ。このスペースそのためにあるんじゃないですか!?
たまたまいつも使っている教室がロの字型で真ん中のスペースがおあつらえ向きに空いているのでした。
まあ言い出しっぺの男子二人はやるだろうけど、ほかは全部女子だしなあ、とも思いましたが、そこまで言うのなら、と、7月17日の最終日、一応大縄跳びを持参して、趣旨を説明。
- 突然ですが、きょうはグルグルに換えて、この縄跳びをグルグルにします。
- 英語のストレス拍リズムとは等間隔に強勢がくるもので、縄跳びだと強制的にほぼ等間隔に跳躍することになり、かつポーンと地面を蹴って空中に浮いている感覚が、強い音節の長さが長く、かつピッチが高いのにぴったりなので云々。。。。
とりあえず男子二人で始めたところ、あに図らんや、残りの女子も抵抗なく参加。就職の決まった4年生も含めて大騒ぎして、aspirationの説明文やら、Steve Jobsのスピーチの一節やらに合わせて楽しそうにピョンピョン。。。
- 課題1 a noticeable burst of air on the release of the initial consonant
- 課題2 the vocal cords not starting to vibrate after the release of the stops
- 課題3 it was impossible to connect the dots looking forward when I was in college,
- 課題4 but it was very, very clear looking backwards 10 years later.
- 課題5 believing that the dots will connect down the road will give you the confidence to follow your heart,
蒸し暑い日だったこともあり、すぐに汗が吹き出し大変なことに。
ひとりずつ、全課題文をクリアしたところで、次は3人ずつ同時に入って課題5をクリアする、という大縄ならでは課題を設定。
まず女子グループが全員クリア。つぎは男子グループだ、ということになりましたが、男子が二人しかいない。じゃあ先生も男子に入ると3人でちょうどいいです、という成り行きに。
ゼミ合宿で学生とバレーボールをしてアキレス腱を切ったうちの学科の某先生のことがちらと頭をよぎりましたが、まあ日頃多少は走ってるし、さっきひそかにアキレス腱も伸ばしたし、ということで、意を決して参加。私を含めて3人の男子チーム、2度めのトライで見事クリアしました!
興奮冷めやらぬ感じで記念写真をパチリ。
シュールリアリスティックな1時間でした。こういうことができる雰囲気になれたのが嬉かったです。