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4/24/2011

different さえまともに発音できない

日本語と比べた時の英語の音声的特徴の一つは、よく知られているように母音字の音価が環境によって大きく変化することである。

日本語の「あ」「い」「う」「え」「お」は強く発音しようが弱く発音しようが「あ」「い」「う」「え」「お」だが、英語の a, i, u, e, o は強勢を受ける場合のみはっきりとした音価をもち、強勢がないときはあいまいな音価しかもたない。

その根本的な特徴を多くの英語教師が把握していないし、その結果生徒にも伝わっていないということを感じるひとつの単語が

different

である。

dif-fer-ent

母音字につられて日本語式に、

ディファレンt

と発音する者が如何に多いことか。

発音記号を確かめるまでもなく、第2音節、第3音節には強勢がないのだから、

「ファ」「レンt」

とはっきりした音価をもつはずがないのである。

ディフルンt

というイメージが正しい。

そして、これは different だけのミミッチイ話ではなく、すべての単語に通ずる話であって、一事が万事である。

こういう点がまともかどうか、がその人の英語が英語らしく聞こえるか英語らしく聞こえないか、を決める大きなファクターになっているのである。そしておそらくリスニングにも影響しているのだと考えられる。

たかが different されど different。

In English, a vowel letter is pronounced with full vowel quality only when the syllable containing it receives stress.   Most Japanese learnes of English inadvertenly use the Japanse system of pronouncing all the vowel letters with full vowels, resulting in speech sounds that do not sound very much like English.  The case in point is how they prounce "different."  Do in Rome as the Romans do.  Speak in English as English speakers do.