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10/04/2011

中学生40人にグルグルするには、分割して統治せよ

きょう、中学3年生の授業の初日でした。4クラス連続。

前にも書いたように、

https://sites.google.com/site/zukesdownloads/downloads/slides

にある入試の長文を加工してワークシートをつくりました。

クラスはすべて40人。

やり方の説明と、長文全体の音声をTTSで流しながら最小限の説明を日本語で加え、

ターゲットになっている12のセンテンスの一斉音読練習+Read and look up

ここまでで約15分。

で、ここからクラスを男子と女子(ほぼ同数)に分け、女子はグルグル、男子はフリップ。

女子は全員立って教室のまわりぐるりに立ち、男子は自分の机でフリップライティング。

今回のグルグルの新機軸は、初めて1文全部いっきにグルグルではなく、

「息継ぎグルグル」

を始めたこと。つまり、

That's why the men still wear kilts / at old-style dances and on
national holidays.

をいっきに言わせるのは無理でないにしても、ものすごく時間がかかりすぎるので、スラッシュで0.5秒だけチラ見してよい、ことにしたことです。

16分たったところで男女交代。次の16分は男子がグルグル、女子がフリップ。

やはり、最初にフリップをしてあとにグルグルをやったほうが、グルグルが有利のようであったので、毎週、男女の順番は変えようと思います。

で、終了! と宣言して、全員席にもどり、点数を集計し、フリップグルグルシートのほうだけを回収。

ほぼ計画通り、うまく行きました。

やっぱりフリップとかグルグルのように、「ひとりひとりが何か具体的な作業、タスクをせざるを得ない状況」というのは、いわば、

chemistry-proof

つまり、クラスやグループの雰囲気がたとえどうであってもそれに影響されない(されにくい)

ということが改めてよく分かりました。クラス全体はガヤガヤうるさく練習をし、グルグル初体験にも拘らず、

やった~!

よっしゃ~!

という例のガッツポーズが沢山でていたし、終わった後には

めっちゃ疲れる!

という声もでたし、

先生、来週の分はあらかじめもらえないんですか? もらえれば準備してきます!

というので、

じゃあ、あとで来週分を配るよ、というと、

やった~!  親切~!  めっちゃやるきになった!

などという発言もあり、思惑通り、

大変で、忙しいけど、やる気になる授業

だという第一印象は与えることができたようです。

やってみての課題は、16分で、20人だと、おおよそ7~8周回くらいしかできないので、たとえ全部合格したとしても、グルグルは満点にならず、また、下の方にある文はグルグルの練習する時間がないことでした。(ただし、フリップのほうは、16分で12センテンスはほぼ適性な数、だと判明)

そこで、来週からはフリップは12センテンス全部やらせるが、グルグルのほうはあらかじめ最もやらせたい6センテンスを指定しておき、まずはその6センテンスををやらせよう、と思います。