先日のセミナーで、
I'm beautiful ...
の出だしの
I'm
という英語が言えない英語教師が複数いて、ショックを受けた。
「言えない」とはどういうことかというと、
I'mu
I'moo
のように、mのあとに母音が入ってしまうのである。
その結果、beau
にいっているべきタイミングが、
moo
に取られてしまい、
I'm beau...(2音節)
というべきタイミングで、
I'moo (2音節)
と言っているので、しょっぱなから遅れ、歌えなくなってしまうのだ。
My name is ...
という自己紹介を、
My namoo isoo
という生徒は以前から気になっていたが、name を1音節で言えない生徒を生み出す、生徒がnamoo と言っていてもそれが不適正だと気づかないのは、教師自身が I'm を一音節で言えないからだったのだ。
I am は2音節。
I'm は1音節。
It is は2音節。
It's は1音節。
waitは1音節でwaited は2音節 だが weigh と weighed は両方とも1音節。
こんな初歩的な、当たり前な、そして英語音声にとって根源的に大切なことが抜けている教師が結構いる、ことにショックを受けた。
音節の数は、日本語と同様、英語にとっても根源的に重要なのである。
そして、英語の歌をきちんと歌おうとすると、そういうこともきちんとせざるを得なくなるので、英語の歌の練習は、英語のリズムの練習になるのである。