教育実習生の授業を観た。
発音はかなりひどかった。
のだが、全体には観ていて楽しい気持ちになる授業だった。
というのは、学生がその場を、教えることを、子どもたちとのインタラクションを心から楽しんでいることが伝わってくる授業だったからだ。
当然、子どもたちも彼女とのやりとりを楽しんでいる。
教師の表情、ちょっとした目付き、仕草、間のとり方、そのすべてが魅力的で、子どもをよく掌握し、コントロールしていた。
個々の指導も行き届いていた。
発音はこれから鍛えれば直ると思う。
しかし、教えられるスキルと教えられないスキルがある。
彼女は、教えられないスキル、というか資質の部分ですばらしいものを持っている。
現場に出るまでにはすばらしい教師になると思う。