先生。
先生は私のあこがれでした。
流暢な英語を駆使して最先端の仕事をこなされる姿にはおそらく私と同世代の若者は誰もが憧憬の念を抱き、自分も英語を勉強したい! という情熱をかきたてられていたと思います。
その先生がどうして今は、自らの過去の姿を否定されるような発言、若者がきちんとした英語を身につけようとするのを discourage するような発言ばかりを繰り返されるのか、理解しがたいことです。
実務家として出発しながら、その後、英語教育という世界での立ち位置を探し求められた結果、こういうポジションに落ち着かざるを得なかったのでしょうか。
言っても詮ないことではありますが、できることならば、先生には超一流の実務家の道をまっとうしていただきたかった。その背中によって私たち後進を刺激しつづけていただきたかった。
残念ですが、今の先生の言動が我が国の英語教育界に対してプラスになっている、とは私にはどうしても思えません。
<本作品はフィクションであり、実在の人物、組織とは一切の関係がありません>